1. トップ
  2. レシピ
  3. 【中央区大手門】80年受け継がれたぬか床の奇跡!「HAKKO食堂」

【中央区大手門】80年受け継がれたぬか床の奇跡!「HAKKO食堂」

  • 2025.8.9

皆さまこんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のMIZUHOです。

先日、福岡市中央区・大手門エリア、緑あふれる大濠公園近くの昭和通り沿いに佇む、「HAKKO食堂(ハッコウショクドウ)」に行きました。

今回は、こちらのお店で体験した感動と美味しさに満ちたひとときをご紹介します!

出典:リビングふくおか・北九州Web

80年生き続ける味がここに

HAKKO食堂のぬか床は、店主のお母さんが祖母から受け継いだ一樽のぬか床からスタート。以来、80年以上にわたって毎日手を入れ、代を越えて娘たちへと引き継がれてきたものだそう。

現在ではなんと200kgまで増え、20個のたるに分けて管理されているとのこと。毎日2回かき混ぜ、湿度と温度を保ち、風味を一定に整えているというのですから驚きです。そのぬか床から生まれるぬか漬けは、山椒と唐辛子がぴりっと効いた、しっかりした味わい。乳酸菌が生きたまま腸に届くので、ただ美味しいだけでなく健康にも美容にも◎。

愛情と手間がたっぷり詰まったそのぬか床から生まれる料理たちに、じんわりと心まで癒されるそんな時間を過ごせるのがHAKKO食堂なのです。

いただいたおしゃれなショップカードには、ぬか床の写真が載っていました!

出典:リビングふくおか・北九州Web

私の“記憶”を呼び覚ます、ぬか漬けの味に大感激

実は私、幼少期ちょっと変わった子どもでした。おやつにチョコやスナックではなく、祖母が漬けた胡瓜のぬか漬けをぽりぽり食べていました。あの香り、歯ごたえ、そしてしょっぱすぎないやさしい味わい…今でも忘れられません。

ですが、そんなぬか床を守っていくのはとても難しいもの。母が祖母から受け継いだぬか床はすぐにだめになってしまった記憶があります。毎日手入れが必要で、気温や湿度を見ながら育てていくとても根気のいるぬか床。HAKKO食堂のぬか床が「80年」も続いていると知って、私はただただ驚きと尊敬の気持ちを抱かずにいられませんでした。

今回私がセレクトした定食は、ぬか炊き二種盛り定食。手羽先とサバ、どちらもしっとりやわらかく、箸がすっと入るほどの煮込み加減。ぬかの深みがじわ~っと染みていて、口に運ぶたび、自然と笑みがこぼれます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

小鉢にはぬか漬けの野菜炒め、胡瓜とにんじんとこんにゃくと卵のぬか漬け、そしてお味噌汁。ぬか漬けでこんにゃくと卵は珍しいですよね。

胡瓜のぬか漬けをひと口食べた瞬間、幼少期の記憶がよみがえりました。もう二度と出会えないと思っていた味がここにあったんです。しょっぱくなく、でもしっかり香り高く、ぬかの奥深さがやさしく広がっていく…!懐かしさに胸が熱くなりました。

店主のご家族が、80年にわたり大切に育ててきたぬか床。その味わいがこの一切れに詰まっていると思うと、感動が止まりませんでした。

すべてが丁寧に作られていて、五感が満たされる食体験。胃も心もすっかり癒されました。

定食をいただけるのはランチタイム限定です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

メインのぬか炊きは、さば、手羽先、豚の三種類から選んで組み合わせが出来ます。

今回私はさばと手羽先の二種盛りにしましたが、次は迷わず「三種盛り」をオーダーしたいと思います!

出典:リビングふくおか・北九州Web

鮮やかなぬか漬けの“カラーパレット”

嬉しいのは、この美味しいぬか漬けやぬか炊きがテイクアウトできること!レジ横には色とりどりのぬか漬けがずらり。自然の色が織りなすカラフルな世界に、目も心も癒されます。体が自然と喜ぶようなラインナップ。変わり種もあり、どれも美味しそうで迷ってしまいますよ!

ひとつひとつ手作業で仕込まれたぬか漬けは、お土産やちょっとした贈り物にもぴったりです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

テイクアウトで感動をもう一度。そして、意外なマリアージュ!

私はお土産に胡瓜のぬか漬けを購入。パッケージをふと見ると、白ワイングラスのイラストが描かれていました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

これは真似して試してみるしかない!

その日の夜、早速ぬか漬けを切ってお皿に並べ、彩りに赤いトマトを添えて、冷やした白ワインと一緒にいただいてみましたところ・・・なんということでしょう!

出典:リビングふくおか・北九州Web

ぬか漬けの酸味と塩味、白ワインの爽やかな果実味がお互いの旨さを引き出す完璧なマリアージュ!ぬか漬けのおかげで家でもこんなに美味しく楽しめるなんて嬉しくてたまりません!

体が喜び、ととのう癒しのひとときが待っています

店内は落ち着きがあり、ひとりでもふらりと立ち寄りやすい雰囲気で心地よい空間。自分を労わりたいときにぴったりの場所です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

体が“ととのう”心の奥までじんわりとしみわたるような美味しいごはんに出会える場所、「HAKKO食堂」。

一度足を運べば、きっとあなたも忘れられない味とぬくもりに包まれるはずです。

HAKKO食堂(ハッコウショクドウ)
住所:福岡県福岡市中央区大手門3-2-26
アクセス:福岡市地下鉄空港線「大濠公園駅」4番出口より徒歩2分
営業時間:火曜~土曜 11:30~14:00 / 17:00~22:00
定休日:日曜・月曜
カード:不可(PayPayなど電子マネー対応)
URL:https://www.hakkoshokudo.com/sp/

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています

元記事で読む
の記事をもっとみる