1. トップ
  2. 工夫して5秒で計算してみて!「15×0.24」→5秒でチャレンジ

工夫して5秒で計算してみて!「15×0.24」→5秒でチャレンジ

  • 2025.9.8
undefined

小数の掛け算は、小数点の位置に注意しなければいけないので難しい印象ですよね。さらに桁数が増えれば増えるほどややこしくなっていきます。

今回の問題は小数点以下の桁数が二桁の小数なので計算が面倒に見えますが、ある工夫を行うことで比較的簡単に解くことができます。工夫の仕方に注目してみてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
15×0.24

筆算でも間違えてしまいそうですね。

解説

この問題の答えは「3.6」です。

小数の掛け算は正攻法で解くよりも、あることを試してみることをオススメします。

<小数の掛け算>
小数を掛ける数が「10×〜」の形になれば、小数点の移動が楽になる。

意図的に小数でない方の数を「10×〜」の形にします。小数に10を掛けるということは小数点を一つ右へ移動させることなので、その部分は計算が楽になります。

さて、今回は15を「10×〜」にしたいのですが、そのままでは無理ですね。

そこで、15を2倍して「30=10×3」とします。
しかし、勝手に2倍した分、0.24を2で割って0.12とします。

つまり、

15×0.24
=30×0.12

として小数点の移動を楽に計算していきます。

では、最後まで計算していきましょう。

15×0.24
=30×0.12
=10×3×0.12
=10×0.36
=3.6

「3×0.12」を先に計算するために、結合法則が利用されています。

<結合法則>
・a×b×c=(a×b)×c=a×(b×c)

掛け算であれば、結合法則によって計算順序を変えることができます。

まとめ

小数の掛け算は小数点の移動をどれくらいスッキリさせるかが重要です。

そこで10を意識的に見つけたり作ったりして計算することで、楽に解いていくことができますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

どうやって計算するか覚えてる?「240÷0.6」→正しく計算できる?
どうやって計算するか覚えてる?「240÷0.6」→正しく計算できる?

【体験談募集】母が作ったラーメンに謎の黒い点々が…まさかの正体に「今でも理解できない」【2分で完了/匿名OK】