1. トップ
  2. これどうやって計算するか覚えてる?「15kmを時速50kmで進むと何分かかる?」→正しく計算できる?

これどうやって計算するか覚えてる?「15kmを時速50kmで進むと何分かかる?」→正しく計算できる?

  • 2025.9.17
undefined

皆さんは速さに関する計算方法を覚えていますか?

速さ・距離・時間の三種類があったことは覚えていても、それぞれの関係性についてはあやふやという方が多いかもしれません。

今回はそんな速さに関する問題を忘れないようにポイントを押さえながら解いていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
15kmを時速50kmで進むと何分かかる?

時速50kmは車ほどの速さですね。単位を間違えずに計算できるでしょうか。

解説

この問題の答えは「18分」です。

どの単位を計算しているのか確認しながら解いていくことが重要です。

今回の問題は時間を「分」で求められているのに対して、与えられた情報は「時速」になっています。そこで、時間を求めてから分に直す作業を忘れないようにしましょう。

<速さ・時間・距離>
・速さ=距離÷時間
・時間=距離÷速さ
・距離=速さ×時間

単位も合わせて覚えておくと忘れにくくなります。

速さはkm/h、時間はh、距離はkmです。速さの単位に注目すると、「1時間あたり」に進む「距離(km)」を表しています。つまり、速さは「km÷h」、「距離÷時間」で求められることがわかります。

このように、一つの公式さえ正しく覚えておけば、あとは式変形で残りの公式を求めることができます。

さて、問題を解いていきましょう。

15÷50
=3/10

これは時間なので、「3/10時間」を表しています。これを分に直すために60を掛けます。

<時間について>
・時間×60=分
・分×60=秒
3/10×60
=3×6
=18

最終的に18分と求めることができました。

まとめ

今回のように単位の記号に注目すると割り算が隠れているので、公式を忘れることはないかもしれません。

最後に時間を分に直す作業が忘れがちなので、注意しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


類似の問題に挑戦!

大人が意外と間違える「144kmの道のりを秒速20mで走ると…」→何時間かかる?
大人が意外と間違える「144kmの道のりを秒速20mで走ると…」→何時間かかる?