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「お金は?」「どうやって家を出るの?」着地点が見えない母からの質問攻めに<母の認知症介護日記>

  • 2025.6.19

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
ワフウフさん姉妹は、母・あーちゃんをランチや美容院へ連れて行ったあとに、実際にお世話になる施設を見せようと計画し、さっそく、施設まで連れて行ったのですが、いつもの駅からではなく美容院から向かったからなのか、あーちゃんがイマイチ位置関係をつかめず、姉・なーにゃんの家の近くに引っ越すという印象を持ってもらえず……。しかも、翌日には引っ越しの話自体を忘れてしまったようで、一生懸命作戦を練ったワフウフさん姉妹はガッカリ……。それから数日後、知り合いの弁護士さんが時間を作ってくれたので、ワフウフさん姉妹は改めてあーちゃんのことを相談しました。すると、後見人の申し立て(=成年後見制度の申立て。認知症などで判断能力が不十分になった人の財産管理や身上保護のため、家庭裁判所に後見人を選任してもらう手続き)をしたほうがいいと言われてしまい、姉妹で困惑してしまいます……。父と離れても、本当に後見人は必要なのか……? 考えることはまだ山積みです。

相変わらず、あーちゃんはお財布やお金をなくしてばかりいて、ワフウフさん姉妹はお金の動きが追えずにいました。父がまだあーちゃんのお金を取っているのかどうかも、謎のままです。そんな状況でも、週に一度は父に誘われるがまま、お出かけに行ってしまうあーちゃん。父がお金を支払ってくれないことに腹を立てて「もう一緒に買い物に行かない!」と口では言うものの、きっと誘われたら次も行くのだろうと、ワフウフさん姉妹はあきれています。

YESが聞きたいだけなのに…

施設の面談と契約が3日後に迫っているなか、どうしてもあーちゃん本人からハッキリとしたYESの返事を聞きたいと思い、ランチに誘いました。姉妹で言葉を尽くして説得したのですが……。

まず、あーちゃんの口から出たのはお金の話。自分がお金を持っていることを忘れているので、費用面が心配なのは当然です。

お金は大丈夫だと伝えると……。

今度は、姉の夫への迷惑を気にし始めました。

※しんちゃん:姉・なーにゃんの夫

こちらも、問題ないと伝えます。

しかし、今度は家を出るときの心配が始まって……。

そこも大丈夫だと伝えますが……。

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。

今度は、父の話へ……。

もちろん、それについても大丈夫だと伝えます。

すると、通院のときの心配へと話が飛躍していき……。

それもクリアできていると伝えました。

あまりにも質問攻めのため、引っ越し自体は嫌ではないかと聞きました。

その結果、話は振り出しに戻ってしまったのでした……。

あーちゃんの意思表示を証拠として残すため、会話は録音中。しかし、意味のない会話を30分ほど録音しただけで終わってしまいました……。

施設の面談と契約を3日後に控え、私たちはなんとかあーちゃんからハッキリとYESの返事を聞きたいと思い、ランチに連れ出しました。「姉の家の近くに引っ越そう」「父はしつこくあーちゃんの預金を狙っている」など、言葉を尽くして引っ越しを説得しました。もちろん、あーちゃんの意思を証拠として残すため、バッチリ録音しています。

しかし、あーちゃんは「お金がかかるでしょ?」「どうやって家を出るの?」「きっと父は怒り狂って探すわよね」など、質問の繰り返し……。ていねいに質問に答えていっても、キリがありません。

あまりに質問を繰り返すので、引っ越し自体は嫌ではないのかとハッキリ聞いてみると「そうねぇ……」と言ってから「お金がかかるでしょ?」と、最初の質問に戻ってしまい、なかなか明確な答えを引き出せませんでした。結局、ただ意味のない繰り返しの会話を30分近く録音しただけでした……。

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施設の面談と契約が間近に迫ってきました。入所はあーちゃんのために姉妹で考えた結果とはいえ、やはり本人に納得してもらってから面談と契約の日を迎えたいですよね。父と揉めたときのためにも、あーちゃん本人がしっかり意思表示をしている証拠を入手できるといいのですが……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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