1. トップ
  2. レシピ
  3. 小瓶に季節を漬ける楽しみ。感覚で作る「ちいさな果実酒」のすすめ。

小瓶に季節を漬ける楽しみ。感覚で作る「ちいさな果実酒」のすすめ。

  • 2025.6.18

みなさまこんにちは。はる子です。 ぐずついた日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。 私は家にこもって楽しみを量産しております。ちいさな小瓶で「果実酒」を。 今回はピクルスやオリーブなどの空き瓶で作る「果実酒作り」をご紹介します。

出典:リビングえひめWeb

これだけおさえて注意点。あとは簡単3つのポイント。

!気をつけること!

⚪︎アルコール度数20度以上のお酒を使う
⚪︎ぶどう(やまぶどうを含む)や米や麦などの穀物の使用は×
⚪︎手続きなしで自家製果実酒の販売や提供、譲渡は×
(※酒税法によって定められていますので、気になる方はしっかり確認を!)

果実酒作りのポイント

◎瓶はしっかり消毒

◎お酒は果実と砂糖が浸かるまで注ぐ

◎一期一会を楽しむ

これだけです。 漬けるものによって、早めにいただいた方がいいものもあるので気がついた時に確認しておくと安心。

出典:リビングえひめWeb

瓶は煮沸消毒後、アルコール消毒して使用しています

作ってみよう。ちいさな果実酒。

基本の材料はほぼ共通です。
・よく洗った果実
・アルコール度数20度以上のお酒
・砂糖(氷砂糖を使用していますが、お好みのもので◎)

消毒した瓶に果実と砂糖を交互に入れて、お酒を注ぐだけ。
面倒だったら交互に入れなくても大丈夫です。
基本的には果実と砂糖1:1くらいの感覚です。
果物自体にたっぷり甘さがある場合
・砂糖控えめ・代わりにアルコール度数が強いお酒(40度以上くらい)で作ると香りが引き立ちおいしい。

⭐︎ポイント⭐︎
お酒は果実と砂糖が浸るまでとぷとぷ注ぎます。

仕込んだ後は冷暗所で保存。


まずは定番・梅酒から。
⚪︎梅×黒糖焼酎
出典:リビングえひめWeb

今回は冷凍した梅を使用。よく洗い、ヘタをとって冷凍しておけばいつでも使えます。

出典:リビングえひめWeb

梅と氷砂糖を交互に。全てが漬かるまでお酒を注ぐとカビやトラブルを防げる気がする


南国の香りを漬ける。
⚪︎マンゴー×コーンウイスキー
出典:リビングえひめWeb

たまたま手に入ったマンゴーはコーンウイスキーと。種も一緒に漬けてみました。

出典:リビングえひめWeb

甘くなりすぎないよう控え目な砂糖で。エスニック料理に合わせたい


爽やかな風味を楽しむ。
⚪︎ブルーベリー×ジン
出典:リビングえひめWeb

見た目にも涼やか。ジンでキリッと。

出典:リビングえひめWeb

氷砂糖が溶けていく様子が癒されるので使っていますが、お好みで黒糖やきび砂糖などでも

変わり種もすこしだけ。

⚪︎山椒×蕎麦焼酎(砂糖なし)
出典:リビングえひめWeb

山椒はジンとの相性も◎。 お料理に使ってもよさそうだけれど、ざるそばと合わせたい。

出典:リビングえひめWeb

漬け込んだあとの山椒は佃煮にしようかと考え中

漬けた果実の使い方。

漬けていた果実はこんな風に使っています。

!アルコール分が気になる方!

果実をやさしく水洗い(崩れないように)した後、お鍋に。

たっぷりの水を入れしばらく火にかけ、アルコールを飛ばしてからどうぞ。


○まずは王道「梅」

梅ペースト
1,手袋をして梅酒の梅を取り出しワシワシ潰す
2,潰しながら種を取り除く
3,酸に強い鍋に入れ温める
4,お好みでお酢・塩を加えて調味
5,味見しながらお好みのぽったり度になるまで練る
※ここにお醤油やお味噌、鰹節などを加えて練っていくと「梅醤」のように。
※残った種をお酢に漬けおくと梅風味のお酢に。

出典:リビングえひめWeb

その他簡単なのは醤油漬け。一緒に実山椒を入れると風味アップ。食べる時にはわさびや青紫蘇と。甘じょっぱくてお酒のアテに◎。


⚪︎使い道が多い「柑橘系」

大人のマーマレード

果肉と漬けたお酒を鍋に→砂糖とお好みのスパイス(ペッパーやカルダモンなど)を加え煮込む。

パンはもちろんチーズや鶏肉、豚肉、レバーペーストに合わせても◎

出典:リビングえひめWeb

その他塩麹漬けやフードプロセッサーなどで刻んで冷凍ペーストにしておいても便利。


⚪︎その他お酒に漬けた後は…

⚪︎その他お酒に漬けた後は…
「桃」「すもも」「ブルーベリー(ベリー系)」など
・さっぱりジャムやお肉の下味に(豚肉のステーキに相性◎)
・ヨーグルトやアイスの上にのっけて
・パンやスコーンの生地に混ぜ込んでも

「山椒」「生姜」などのスパイス系
そのまま使用/オイル漬け/飲み物の香りづけに

「紫蘇」「ミント」などのハーブ系
漬け込み系お料理に/刻んでドレッシングに

明日が楽しみになる「ちいさな果実酒」

出典:リビングえひめWeb

今年はこんな感じでゆるく楽しんでいます。
漬け込み用のお酒や砂糖を常備しておくと果物がすこしだけ余った時にとても便利。

砂糖やベースのお酒はお好みで◎。
もし甘さが足らなかったらはちみつや砂糖を足して、再度熟成させても寛容に受け止めてくれます。

仕込み終わったら…
毎日、ちょっとだけのぞいてみてあげてください。
ゆっくり果実のエキスがしみでてくるのを眺めていると、なんだか愛着が湧いてきます。
ただ、カビやにごりがでているなど異変があったら無理せず処分を。
また季節が巡れば、作れますからね。

出典:リビングえひめWeb

歴代果実酒たち。柑橘類・マクワウリ・ビワ・生姜・すもも・梅など

愛媛は柑橘はもちろんたくさんの果実と出会える素敵なところ。
これからのシーズンは河内晩柑にビワにスイカやメロン、マクワウリなど。
旬になればキウイフルーツで仕込む楽しみもあります(実は愛媛県、国産キウイフルーツ生産量、全国でもトップクラスなんです)。

意外と感覚で作れてしまうので、長雨が続くこんな時にはぜひ「ちいさな果実酒」でささやかな楽しみを。

読んでいただきありがとうございました。
湿気が気になるこの頃です。
どうかみなさまご自愛くださいませ。

元記事で読む
の記事をもっとみる