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工夫して5秒で計算してみて!「82−13−27」→5秒でチャレンジ

  • 2025.7.10
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今回の問題をよく見てみると、繰り下がりがあるのですぐには解けなさそうな上に計算ミスも起こるかもしれません。

そこで、カッコを使った式変形をマスターして煩雑な計算をする回数を減らしていきましょう。

この方法で解けるようになったらかなり計算力が高まりますよ。

問題

次の計算をしなさい。
82−13−27

筆算、電卓が必須で5秒以内で解くのはかなり難しそうですね。

解説

この問題の答えは「42」です。

計算順序のまま、左から計算していくと繰り下がりの計算が出てくるので時間を使ってしまい、間違えてしまう可能性が高くなってしまいます。

そこで、引き算を一つにまとめて計算を簡単にしていきましょう。まとめるためにはカッコを使っていきましょう。

カッコを使って、後半二つの数をまとめるのですが二通りの式が考えられますね。

・82−(13−27)
・82−(13+27)

どちらが正しいでしょうか。実際にカッコを外してみて確かめてみましょう。

・82−(13−27)
=82−13+27

・82−(13+27)
=82−13−27

もとの式に戻るのは二番目の方なので、「マイナスがカッコの前にあれば、カッコの中の符号を逆転させること」が正しいカッコの付け方でした。一番目の方は間違ったカッコの付け方になります。

では、式を計算していきます。

82−(13+27)
=82−40
=42

引き算を一つにまとめることでスマートに計算することができました。

まとめ

項をまとめる際にカッコを使うことは基本の考えですが、カッコの前がマイナスの場合はカッコの中の符号を逆にすることを忘れがちなので気をつけましょう。

計算の見通しを立てることで式をスッキリさせることができるので、まずは式全体をよく観察することが大事です。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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