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“多幸感”、ポジティブパワーMAXのOCTPATHに聞く、あの夏の青春

  • 2025.6.12

昨年12月に横浜BUNTAIでグループ初のアリーナライブを開催したOCTPATH。今年3月には1st写真集『Home』を発売し、5月には3曲の新曲が収録された7thsingle『また夏に帰ろう』をリリース。6月〜7月にかけては、神奈川・大阪・東京でZeppツアーを行うなど、エネルギッシュに活動中! 「経験を積むごとに、8人の団結力は高まっていくのを実感している」という彼らに、新曲にかける想いなどをインタビュー。メンバー間の仲のいいやり取りにも注目です!

新曲『また夏に帰ろう』を聴いて、それぞれが思い出す夏とは?

四谷真佑(以下、四谷) 新しいシングルの表題曲『また夏に帰ろう』は、ケツメイシのRYOJIさんから楽曲提供していただきました。アーティストの方に曲を書いてもらうのは初めてだったので、僕らみんなすごくワクワクしたよね。

海帆 最初にデモが上がってきた時、RYOJIさん自らが歌ってて、すご! って。

高橋わたる(以下、高橋) ケツメイシさんの曲だ! って(笑)。もうすでに完成されていたから。

古瀬直輝(以下、古瀬) そんな貴重な音源を聴けたのも、僕らだけの特権です。

四谷 ものすごく新鮮で、緊張感を持ちながらレコーディングや制作に取り組めたと思う。

海帆 この曲はノスタルジックな曲調で、僕らはそれぞれの個性を生かしながらOCTPATHの色に染めていくことができたんじゃない? 聴く人によって、それぞれに思い出があるどの夏にも帰れると思うから、たくさんの人に聴いてほしいな。

太田駿静(以下、太田) 聴いていて気持ちのいい曲だし、エモーショナルな気分の時にしっとりと聴いてほしいとも思う。ちなみに僕がこの曲を聴いて思い出すのは夕日。通学路が海の側だったんだけど、中学の時とか部活終わりに、夕日を横目に自転車を漕いでる感じを思い出すんだよね。『ドラゴンボール』のエンディングみたいに(笑)。

栗田航兵(以下、栗田) 僕も学校から自転車で帰る道を思い出す。田舎で高い建物がなくて、時間帯的にも、地平線に夕日が沈んでいくところがちょうど見られるの。居残りしちゃうと間に合わないんだけど…(笑)。でも本当にキレイな夕日で、眩しい! って言いながら通り過ぎるのがまた心地よくて。

僕は小中高と続けたサッカーのこと。練習したり笑い合ったりしながらも、いずれ引退しなければいけないんだろうな…って切なくなったりして、いろんな想いが蘇ってくるんだよね。みんなでバカしたこととか、ふざけ合ったり、楽し合ったり。

四谷 …たのしあったり?

全員 あははは(笑)。

西島 僕は実体験ではないんだけど、夏に海で花火をしていたり、空を見上げているような映像がMVになっているのを想像したかな。実際のMVには花火をするシーンはないんだけど。

四谷 僕は、高3かな…? Nintendo Switchを探しに行った旅。発売直後は品薄だったから、なかなか手に入らなくて。ゲーム友達と毎朝始発電車で、いろんな土地のお店を回ってた。結局1週間ぐらいで、横須賀あたりの小さい電気屋さんで見つけたんだけど。

栗田 それ1台しかなかったらどうすんの?

四谷 たまたま2台あったからよかったけど。夏の思い出といえばそれで、この曲を聴くと思い出します。

小堀柊(以下、小堀) 僕もわたさん(高橋)と似てて、夏休みの部活のこと。それと夏休みの校舎とか教室って誰もいないから、教室に入ってお菓子食べたりしたこととかも。

高橋 めっっっちゃわかる!

小堀 普段できないから。

高橋 そうそう。わかるわー!

四谷 わたる(橋)は共感できるからか、めちゃくちゃ大きく相槌する(笑)。

あの誰もいない感じがね。夏休みの体育館とかね、うんうん。

四谷 わたるの話になってる(笑)。

古瀬 あははは(笑)。僕は高3の夏です。大学に行く人、就職する人、って感じで進路が別れる時期でもあるけど、僕の学校は上京しちゃう子もいたのね。だからみんな、この夏が最後だってわかってて。このまま大人になっても変わらずに、またみんなで会えたらなっていう切ない気持ちがにじみます。

海帆 僕には幼馴染がいまして。お父さんの会社の同僚の…まあいとこですかね。

高橋 結局だれ? 幼馴染?(笑)

海帆 そう(笑)。毎年夏に、その幼馴染たちと恒例行事で海に行ってたんだけど、砂浜でバーベキューをしたり、初めてハンモックに乗ったりしたことを思い出すかな。歌詞にはが結構具体的な心情が綴られていたりするので、割と鮮明に当時の記憶が蘇ってくるんだよね。

太田 でも僕ら、実はまだRYOJIさんとお会いできていないんだよね。

海帆 いつかRYOJIさんと一緒にステージでこの曲を歌いたいし、ケツメイシさんともコラボしたい!

ライブでこれからやってみたい担当は?

古瀬 ライブの演出なんかは、いつもゼロイチはみんなで考えて、その先はそれぞれ担当を決めてやってるけど、他に何かやってみたいことはある?

四谷 (手を挙げて)はい! 僕は衣装をやってみたい。今は(西島と小堀の)2人が担当してて、いいんですよ、すごくいいんです。でも、僕ならもっと枠を飛び出せるなって。みんなの世界観を広げてあげる。

古瀬 全員へそ出るんちゃう?(笑)。

四谷 毎回、立候補してるんだけどね…。僕が衣装を担当したら、まずメンカラをワンポイントではなくメインに考えて、あとはお楽しみ。いつかやりたいんだけど。

栗田 いつかね(笑)。

小堀 僕はグッズの企画や制作をやったことないからやってみたいな。ペンライトの付属品とかアクセサリーみたいなものを作ってみたい。

太田 一応、栗田が生涯グッズ担当なんだけどね。

古瀬 でも、僕らはいつも結果しか知らないんだよね。制作段階で、栗ちゃんがどれだけ打ち合わせをしたり、交渉してくれているのかまでは想像がつかない。

小堀 そこは感謝してる! 本格的なMA-1とかスカジャンなんかのアパレルをグッズにするアーティスト見ると、すご! って思うから、いつかやれたらいいな。蓮汰は?

西島 僕は今の衣装担当で結構満足してるから、もういいかな(笑)。

全員 あははは(笑)。

西島 衣装をもっと極めていきたいとは思いつつ、メンバーにはもっといろんな経験もしてほしいという気持ちもあるんだけど…。

古瀬 特に誰?

西島 駿静くんとか(笑)。

太田 ありがとうございますっ!

小堀 何の担当にもなったことないからね。

太田 一応、全部のことに口出しはしてるけど…。

栗田 フリーランスだから(笑)。

全員 あははは(笑)。

団結力が高まる8人。“心のWi-Fi”で繋がってる...?

古瀬 この前のイベントでは、僕らのことを知らないお客さんが大勢いたけど、そういう時ほど燃えて団結力が高まる気がするんだよね。パフォーマンス時の足音は、普段の倍に聞こえた。

髙橋 円陣組む時は毎回、鳥肌立つもん。でも「団結しよう」ではなく、勝手に繋がってる感じ。心のWi-Fiが。

西島 Wi-Fi…(笑)!

小堀 でも、わざわざ確認しなくても意思統一ができるようになって、それって成長なのかなとは思うよ。

太田 そして、個々のキャラクターは3年目にしてより色濃くなってきたよね。魅力がわかりやすくなった。

四谷 教えて。

太田 ごめん、四谷だけまだ魅力が出てないわ(笑)。

四谷 ん?

西島 でも、僕が加入した当時から、元気はつらつでフレッシュなグループ。みんなが明るくて、見ているほうも元気になれるようなところが一番の魅力かな。

古瀬 (まだあまり喋ってない)栗ちゃんは?

栗田 心ではいっぱい喋ってるんだけど。

高橋 Wi-Fi繋がってない?

全員 あははは(笑)!

栗田 仲良しの秘訣を言うなら、干渉し合わない、深掘らないことじゃない? 僕の場合は誰がどこで何をしてようと、いま僕が楽しければそれでいいというか。

四谷 …なんかいやだ(笑)。

古瀬 僕が楽しければいい…。

小堀 それでいいの?(笑)

栗田 あっ…(笑)。言い方が違った? えーと、ありのままでいることかな。

古瀬 気を使わない仲間だってことが言いたいのかな?

栗田 いや、気を使うことは大事な気がする。

古瀬 違った…。

四谷 仲悪いやーん(笑)。でも、こうやって8人8通りいるんで、自分以外の7通りの新しい世界に連れて行ってもらってる感じでいつも新鮮。

小堀 僕、もし学生の頃に会ってたら、嫌いな人がいっぱいいるの。よつ(四谷)なんて学生時代だったら踏み込めないもん。でもいまはメンバーだから仲良くなれる。

四谷 鎖国していた僕の心をみんなが開いて、貿易はしてもらえるようになりました。

栗田 僕ら、ペリー。

海帆 (まとめようとして)でも、ほんまにあれよ…。

高橋 ねえな、この入り。

古瀬 ない時やな、これ。

全員 あははは(笑)。

高橋 まあ、適度にふざけ合えるところも秘訣だよね。

西島 それを見て僕は笑ってたい(笑)。

栗田 あ、わかった! 理由がないことが仲のいい秘訣なんじゃない? 仲良くなろうなんて意識せず、自然と仲良くなっていたというか。

太田 そうだね。(顎をもしゃもしゃしながら)あとは、相手の“嫌い”を理解することは大事だと思う。この人これされたら嫌だろうなってところを理解していれば、それをしないようにするから。

小堀 ちなみにさぁ、さっきから顎のそれ、ひげがある人の仕草なの。

太田 この辺触っとかないと、考えがまとまらないの(笑)。

小堀 あははは(笑)。でも地雷を踏まないように気をつけて歩く、みたいなのは大事だよね。

古瀬 海帆はそれ一切しないよ?

海帆 まあね、苦手。

四谷 でもそれが海帆のいいところではあるのかな。

小堀 肯定していくことは大事だし、ふざける人もいれば、地雷踏まないようにしている人もいて、バランスはいいよね。新曲もそうだけど、いろんな楽曲があってそれぞれ個性があって。このグループにはいくつもフックがあるはず。きっとanan読者のみなさんにも、いろんな角度から刺さるはず。

海帆 歌もダンスも、ジャンルを超えて毎回新ことにチャレンジしているのがOCTPATH。止まらずに、変化を受け入れながら進み続ける一体感みたいなところが魅力だと思う。

栗田 ちなみにライブでつい目がいっちゃうのは、思いっきり楽しんでる人。熱量でそこだけ光って見えるんだよね。そして僕、結構覚えてるの。だから特典会とかで、あの時あそこにいてめっちゃ楽しんでたよね、って言ったりもして。

小堀 確かに覚えてるな。列車作ってくれた男の人たちが忘れられない。

栗田 僕も! いろんなアーティストが出るイベントに、デビューしたての僕らが出た時ね。僕らのファンではない人たちが、列を作って踊ってくれて。すごい可愛かった。

古瀬 僕も覚えてる。すごい嬉しかったよね。僕は、顔の下半分が口になるぐらい、大きい口で歌ってる子に目がいくかな。めっちゃ好きやん♡ って。

四谷 うれしんすけ!

全員 あははは(笑)。

海帆 anan読者のみなさん、とにかくまずは1回ライブを見に来てみてください。僕らは必ずみなさんを幸せにします♡

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