フレンチレストランが手がける行列モーニングは14時まで！北浜の「パンカラト ブーランジェリーカフェ」

モダン建築なビルが数多く立ち並ぶ北浜にある「パンカラト ブーランジェリーカフェ」。12年連続でミシュランの星を獲得したフレンチレストラン「リュミエール」のオーナーシェフ唐渡泰氏とパンの世界大会で優勝した「ブーランジェリーパリゴ」のオーナーシェフ安倍竜三氏がタッグを組んで生まれた、パンが主役のカフェです。彩りが美しい野菜たっぷりのモーニングは朝8時から14時までオーダーできるので早起きが苦手な人も安心です。

フレンチレストランが手がけるパンカフェ

フレンチレストラン「リュミエール」が手がける「パンカラト ブーランジェリーカフェ」。

大阪メトロ堺筋線北浜駅3号出口に直結しているホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス大阪北浜」1階にあります。

母体となる「リュミエール」は、クラシックなフランス料理に欠かせないバターや生クリーム、小麦粉は一切使わない調理法を大切にしているレストラン。「ご馳走と健康」の両立を目指しているとあって、こちらのショーケースに並んでいるパンは、一般的なパンと比べると塩分量は約半分。使用する塩もミネラルたっぷりの海水100％で、身体に優しいパンを届けてくれています。

イートインも可能で、カウンター席とテーブル席あわせて13席。木材やタイルなどの自然素材を活かした空間は、上品で洗練されていて、ホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気です。

早起きしなくていい大人気モーニング

オープン前から並んでいる人のお目当ては「野菜たっぷりモーニング」。パン、野菜プレート、野菜スープ、ミニドリンクのセットで、スタッフお任せカットパン2種盛りなら1320円。自分でパンを選ぶならパン1種1650円、パン2種1870円、サンドイッチ1種1980円と、パンの選び方価格が変化します。

野菜プレートは生野菜のサラダ、ほうれん草とベーコンのサラダのほか、オーブンで2時間かけて低温調理した野菜にソーセージ、温泉玉子、自家製の玉子フィリングと盛りだくさん。調理法を工夫して食材の持ち味を引き出す唐渡シェフらしく、低温調理した野菜の味付けは塩だけ。イカ墨のソース、ビーツのソースと絡めながらいただきましょう。

モーニングというメニュー名ですが14時まで提供。ブランチやランチとしても利用できるので、朝活はしたいけど早起きが苦手という人はうれしいですね。

身体に優しい焼きたてパン

店内で焼き上げるパンは1日で30～40種。焼きたてが順次ショーケースに並びます。唐渡シェフの著書「野菜の美食」に由来した「野菜の美食パン」は「プレーン」と小松菜ピューレを混ぜ込んだ「小松菜マーブル」の2種。乳製品は一切不使用、北海道産の小麦粉と大豆バターを使用しています。

もっちりした食感になるよう湯種製法で作られているので、保湿性が保たれ翌日でも焼きたてとほぼ変わらないおいしさ。砂糖の量を減らす代わりにヤーコンシロップを使用し、優しい甘みに仕上げています。

ミニサイズの1本売りなので、分厚めにカットしてトーストするのがおすすめです。

クロワッサンもイチオシ。フランス・ノルマンディ産の発酵バターを使用し、50回以上試作を重ねたというだけあって、パリバリっとした歯ざわりが気持ちよく、バターが贅沢に香ります。

日常に小さな贅沢をもたらしてくれる、フレンチなモーニングとパン。レトロ建築巡りができる北浜さんぽの起点にしてみては。