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「なんか萎える」「どうしても嫌」“公開前なのに”寄せられた苦言…だけど「ほんと観てよかった」評価を覆した“至高の名作”

  • 2025.6.21

時を戻せるなら、あなたはいつに戻りたいですか?誰と会いたいですか?過去に後悔が残る人達が喫茶店を訪れ、自分の望んだ時に戻る。その時何を想い、何を得るのか…。

今回は、“涙が止まらない邦画”5選をセレクトしました。本記事では第3弾として映画『コーヒーが冷めないうちに』をご紹介します!温かみを感じ、明日を生きる糧になる、そんな映画になっています。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

現実は変わらなくても「過去に戻りたい」

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(C)SANKEI

作品名:映画『コーヒーが冷めないうちに』
公開日:2018年9月21日

あらすじ

喫茶店“フニクリフニクラ”。時田数(有村架純)が叔父(深水元基)と共に営んでいる喫茶店で、この店のある席に座ると、タイムスリップして自分の望んだ時に戻ることができるとか。

噂が街に響き渡り、多くの人が時を戻したいと訪れるようになりました。

「ここに来れば過去に戻れるってほんとうですかーー?」

  • 独身キャリアウーマン清川二美(波瑠)が、喧嘩別れした賀田多五郎(林遣都)と別れる前に戻りたい
  • 若年性アルツハイマーを患った妻・高竹佳代(薬師丸ひろ子)と、夫の房木康徳(松重豊)は、忘れる前の時に...
  • 喫茶店の常連客でスナックのママ平井八絵子(吉田羊)は、裏切ったふるさとの妹(松本若菜)の想いを知る
  • 主人公・数の亡き母(石田ゆり子)への想い…

それぞれがそれぞれの想いを抱えて、喫茶店に訪れます。

しかし、過去に戻ったからといって現実を変えることはできないというルールがあります。それでも過去に戻りたい人たちは、何を望み、何を得てくるのでしょうか。

「私だったらあの頃に戻りたい」自分に照らし合わせて観る人も…あなたはいつに戻りたい?

映画『コーヒーが冷めないうちに』は、タイムスリップするファンタジー作品。自分が望んだ過去に戻ることができます。現実にはできないことだけど「過去に戻りたい」という気持ちには、多くの共感が集まっています。それだけに、映画を観ながら「自分だったらあの頃に戻りたいかな」と想像を巡らした人も多いようです。

「私だったら、自然消滅した元カレに会って、別れの理由を聞きたい」「亡くなったおばあちゃんと過ごした日に戻りたい」「結婚式の日に戻りたい」など、自分に照らし合わせて映画を観ることができるのは、楽しいですよね。

この作品を観た視聴者は「後悔しないよう生きたいと思わせてくれる映画」「当たり前のようにある環境がどれだけ幸せか感じた」「戻りたい過去はないと言えるほどの生き方をしていきたい」など感じたようで、観終わった後に前を向いている印象が強いコメントが集まっていました。

ちなみに主演の有村さんはタイムスリップについて次のように語っていました。

過去に戻れるなら、無我夢中で頑張っていたデビュー当時に戻りたい
出典:『コーヒーが冷めないうちに』有村架純 単独インタビュー(シネマトゥデイ) 2018年9月20日配信

映画のキャッチコピー“4回泣けます”…本当に4回泣けるのか?

映画『コーヒーが冷めないうちに』はキャッチコピーで“4回泣けます”と言われている映画です。なぜ4回なのかというと、4話の短編集になっているからで、それぞれの物語に感動があるから。原作小説の帯にもキャッチフレーズとして掲載されています。この“4回泣ける”というワードに対して、視聴者からは賛否両論が出ているようです。

一部の視聴者からは、「“4回泣けます”とか先に言われちゃうとなんか萎える」「4回泣けるというキャッチコピーがどうしても嫌」「悲しいことに1回も泣けませんでした…」などの意見も。

しかし、「いやいや、そんなあからさまに泣かせにきてもって思いながら観て、ちゃんと泣いた」「ほんと観てよかった」「キャッチコピーが嫌で、絶対に観ないと思ってたのに、本当に4回泣いた」などのコメントも多く見受けられ、キャッチコピーへの評価とは裏腹に作品自体の評価は非常に高かったようです。

特に、若年性アルツハイマーを患った妻が自分のことを忘れる前に戻りたい夫の物語には多くの声が集まっていました。「松重さんの出ている話で、おそらく4話分をまとめて泣いた」「松重豊と薬師丸ひろ子のシーンで5回は泣ける」など絶賛の声が続出していました。

撮影での裏話!実はあのシーンはアドリブだらけだった?

映画『コーヒーが冷めないうちに』は、多くの魅力ある俳優陣が揃っていました。キャスティングも映画の良し悪しの大きなポイントとなりますよね。そして感動の物語の裏には、思わず笑ってしまうようなエピソードもあったようです。完成度の高い物語ですが、実はアドリブがたくさんあったとか!

出演者の有村架純さんは、初日舞台挨拶でこう語っています。

公園でのアドリブが多かったんですが、その空間だけ日本で一番平和なんじゃないかなって思うくらい平和でした(笑)
出典:映画『コーヒーが冷めないうちに』初日舞台挨拶 2018年9月21日開催

塚原監督は、現場の空気感や俳優同士で生まれるアドリブはどんどん受け入れるようで、なんと石田ゆり子さんの最後のセリフは「ゆりこさんに考えてほしい」と最初から伝えていたとか。素敵な信頼関係から生まれた映画なのですね!

“4回泣ける”映画、ぜひご覧になって何回泣けるか、確かめてみてください。


※記事は執筆時点の情報です