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『グラスハート』で“世界を席巻した”若手女優「すごいスピードで飛躍してる」「エグい」日曜劇場“初出演”とは思えぬ存在感

  • 2026.5.27

多くの人々を熱狂させる大ヒット作で、観る者を圧倒するほどの強烈な存在感を放つ名優たち。独自の空気感や息をのむような演技、一瞬で物語に深みを与える表現力によって、作品の魅力を何倍にも引き上げる役者たちが、数多くの観客の心を奪ってきました。今回は、そんな“大ヒット作で異彩を放つ名優”をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第2弾として、宮﨑優さんをご紹介します。超大型の配信ドラマでヒロインに大抜擢され、世界中で大きな社会現象を巻き起こした宮﨑さん。並々ならぬ覚悟でつかみ取ったシンデレラストーリー、そして観る人を圧倒する演技の魅力に迫ります―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

悩み抜いた下積みから確かな実力派へ

2000年11月20日、三重県で生まれた宮﨑優さん。2019年に放送されたドラマ『高嶺と花』で俳優デビューを飾ります。その後、一歩一歩着実に経験を積み重ねていった宮﨑さんは、ドラマ『女子グルメバーガー部』や『往生際の意味を知れ!』、さらに『ライオンの隠れ家』といった話題のテレビドラマに次々と出演。

映画界でも、巨匠・白石和彌監督が手がけた重厚なサスペンス映画『死刑にいたる病』や、「第48回日本アカデミー賞」優秀作品賞を受賞した映画『正体』などに出演し、一癖も二癖もある重要な役柄を任されるようになります。どんなに複雑で難しいキャラクターであっても、体当たりで生々しく演じ切るその確かな実力は、世間で一目置かれる存在となりつつありました。

俳優生命を懸けた覚悟の演奏…Netflixシリーズ『グラスハート』で世界を震撼させた圧巻の演技

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Netflixシリーズ「グラスハート」の世界最速試写会イベント 宮﨑優  (C)SANKEI

宮﨑さんが、文字通り世界中にその名を轟かせ、若き天才としての評価を決定づけたのが、Netflixシリーズ『グラスハート』です。本作は、若木未生さんによる大人気同名書籍を原作とした音楽青春ドラマ。ある日突然、所属していたバンドから解雇されてしまったドラマーのヒロイン・西条朱音が、孤高の天才音楽家と出会い、新しい仲間とともに不条理な運命を乗り越えて音楽の頂点を目指す物語です。制作が発表された当初、SNS上では「実写化まじ?」「悲鳴が出た…」「お茶吹いた」といった声が入り乱れるほど、多くの原作ファンに衝撃を与えました。

しかし、蓋を開けてみれば、その完成度は圧倒的なものでした。劇中には佐藤健さん、宮﨑優さん、町田啓太さん、志尊淳さん、菅田将暉さんといった、現在の日本映画界を代表する超豪華な俳優陣が勢ぞろい。彼らが1年以上の歳月をかけて本気で楽器演奏や歌唱に挑み、実際に劇中バンド「TENBLANK」としてバンドデビューを果たすという、異例のプロジェクトが敢行されたのです。

そして、2025年7月31日に配信がスタートすると、わずか2週間で日本のNetflix週間シリーズTOP10で1位を獲得。さらに、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)でも8位にランクインする快挙を達成しました。音楽面での反響もすさまじく、「TENBLANK」によるアルバム『Glass Heart』は、日本のApple Musicアルバムランキングで1位を獲得。さらには、香港、台湾、タイのロックアルバムランキングでも首位を独占するなど、アジア全域を巻き込む社会現象となりました。SNS上は「名作すぎた」「誰にでもオススメできる傑作」「実写化の中でも類を見ない大成功」という大絶賛の言葉で埋め尽くされました。

この世界的な大ヒット作において、超豪華キャストたちに引けを取らない圧倒的な存在感でヒロイン・西条朱音役を演じきったのが、オーディションでその座を勝ち取った宮﨑さんです。当時の並々ならぬ心境について、宮﨑さんは「モデルプレス」のインタビューでこのように明かしています。

この作品のオーディションがあると聞いて、『これがダメだったらもう女優を辞めよう』と思いました出典:モデルプレス『「グラスハート」ヒロイン宮﨑優、覚悟のオーディションで掴んだシンデレラストーリー「これがダメだったらもう女優を辞めよう」【インタビュー前編】』(2025年8月31日配信)

まさに、自らの役者人生のすべてを懸けて挑んだオーディション。その強い執念と覚悟が、奇跡のシンデレラストーリーを手繰り寄せました。宮﨑さんは楽器未経験という状態から、なんと撮影期間も含めて約2年にも及ぶ猛練習を重ね、劇中では吹き替えを一切使わないパワフルで臨場感あふれるドラム演奏を披露。その瑞々しく感情豊かな演技や演奏に対し、ネット上では「劇中の演奏すごい!」「演奏シーンの表情が素晴らしい」「最初から最後まで目が離せなかった」といった驚きと称賛の声が相次ぎました。超豪華な共演者たちと堂々と渡り合い、作品の核として異彩を放った宮﨑さんの実力は、世界が認めるものとなったのです。

瑞々しい女子高生から狂気を秘めた難役まで…成長が止まらない進化の軌跡

どんな作品でも強烈な印象を残し、役柄ごとに全く異なる表情を見せる宮﨑さん。彼女のこれまでの歩みを彩る代表作を、年代順にご紹介します。

ドラマ『女子グルメバーガー部』(2020年)

テレビ東京系のグルメコメディドラマ。宮﨑さんは、女子高生・美藤だりあ役を好演しました。ボリューム満点のグルメバーガーを美味しそうに頬張る瑞々しい姿が非常に印象的で、宮﨑さんのフレッシュな魅力を広くお茶の間に届けたキャリア初期の重要作です。

映画『死刑にいたる病』(2022年)

白石和彌監督がメガホンをとった重厚なサスペンス映画。主人公の同級生で幼なじみ・加納灯里役として、清純なたたずまいを見せながらも、物語の終盤に強烈なインパクトを残す極めて重要な役柄を好演。その大胆な芝居が多くの映画ファンの間で高く評価され、若手実力派として頭角を現す大きな転機となりました。

ドラマ『往生際の意味を知れ!』(2023年)

米代恭さんの同名人気漫画を実写化した連続ドラマ。謎めいたヒロインの妹であり、どこか影のある三女・日下部千世子役を演じました。これまでにないダークな演技を披露し、女優としての新境地を開拓しました。

ドラマ『ライオンの隠れ家』(2024年)

柳楽優弥さん主演のヒューマンサスペンスドラマ。宮﨑さんは幼少期の主人公たちに、大きな影響を及ぼすキーパーソン役を熱演。役柄の重要性だけでなく、しっかりと存在感を残す圧巻の演技を披露し、話題となりました。

WEBドラマ初主演&地上波ゴールデン帯での躍進…無限の可能性を秘めた現在地

Netflixシリーズ『グラスハート』での劇的な大ヒットを経て、今や日本のエンターテインメント界の未来を担う存在となった宮﨑さん。2026年に入ってからも、彼女の快進撃は止まることなく、さらなる高みへと突き進んでいます。

2026年2月から先行配信がスタートし、3月からはABEMAでも配信が開始された縦横連動ハイブリッドドラマ『バッドチョイス・グッドラブ』で、主人公の鴨居ひより役を演じ、WEBドラマでの初主演を達成。等身大の演技を披露し、多くの視聴者を魅了しました。

さらに現在は、TBS日曜劇場枠のドラマ『GIFT』にポストドクター・宗像桜役として出演中。堤真一さん、山田裕貴さん、有村架純さんといったベテラン俳優たちが集まる大舞台でも、物語の重要な役割を担うキャラクターを堂々と務め、お茶の間に確かな存在感を印象づけています。日曜劇場初出演ながら圧倒的な存在感を放ち、SNSでも「エグい」「すごいスピードで飛躍してる」など称賛の声がみられます。

「これでダメなら辞める」という強い覚悟から始まった宮﨑優さんの快進撃は、今や誰もが認める本物の実力へと進化を遂げました。無限の可能性を秘めた宮﨑さんが、次はどんなキャラクターに憑依して驚かせてくれるのか、その活躍に目が離せません。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です

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