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大人が意外と解けない数学「□に入る数字は?」→秒で解ける?

  • 2025.6.22
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答えを導き出すには、どんな情報が必要なのか。

それを順序立てて考えることで、“論理的な思考=ロジカルシンキング”が身につきます。

今回は、ロジカル思考を鍛える「面積パズルに挑戦」初級編です。

問題

次の□に当てはまる数を求めなさい
※四角形の角はすべて直角です。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていません。
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「今ある情報から、何が求められるか」を順を追って考えていけば、答えにたどり着けます。

ポイントは、「面積=縦×横」の公式をうまく活用することです。

解説

今回の問題の答えは「32cm2」です(※当メディアでは平方cmを、cm2と表記します)。

「面積=縦×横」という公式は、式を変形すると「縦=積÷横」あるいは「横=面積÷縦」として使うこともできます。

この公式を使って、それぞれの長方形の辺の長さを順に求めていきましょう。

(説明のため、各長方形をA・B・C・Dと表記します)

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まず、A=8cmは長方形の向かい合う辺からすぐにわかります。

次に、右上の長方形に注目しましょう。面積は48cm2、縦の長さ(A)は8cmです。

このとき、C=48÷8=6cmとなります。

Cの長さがわかれば、次は右下の長方形の縦(B)を求めることができます。

B=30÷6=5cm

続いて、左下の長方形を見てみましょう。

D=20÷5=4cm

これで、求めるべき長方形の縦と横が出そろいました。

縦8cm×横4cm(D)=面積32cm2

このように、順を追ってどの長方形に注目すればよいかを考えることで、それぞれの長さを求めることができました。

まとめ

今回の問題は、小学生の算数で解ける内容です。

複雑な計算は必要ありませんが、「何を求めるべきか」を意識した論理的思考力が試されます。

ほかの記事でも、同じような面積パズルを紹介しているので、ぜひそちらにもチャレンジしてみてくださいね!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法が存在する場合があります。ここでの解説はあくまで一例であることをご了承ください。



文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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