「えっ何やってんの」亡くなった妻と会う時間を“自らの手”で破壊…主人公にあつまる不穏な声【火ドラ・イレブン】

カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜よる11時に、放送中の連続ドラマ火ドラ・イレブン『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』第11話が、6月10日（火）に放送された。本作は、事故で命を落とした夫婦が「1日3分間、部屋の中でだけ再会できる」という不思議な現象の中で、互いの気持ちと過去に向き合いながら絆を取り戻していく、切なくも温かいラブ＆ミステリードラマ。主人公の並川幹太を伊野尾慧、妻・なつめを伊原六花が演じている。

希望の兆しと、迫る現実

幹太（伊野尾慧）の世界で、田村（松倉海斗）や莉子（齊藤なぎさ）と再び出会ったなつめ（伊原六花）は、懐かしい仲間たちの優しさに触れながら、幹太とともに子育てをする未来を心に描き始める。そんななか田村は、「なつめをこの世界に引き寄せられるかもしれない」とある仮説を立てる。

トースターを中心に、限られた範囲で“ミックス”と呼ばれる現象が起きていると考え、もしトースターを外へ持ち出せば、なつめも部屋の外に出られるのではないかというのだ。「もしかしたら3人で一緒に生きられるかもしれない」幹太の胸にも、かすかな希望が差し込む。

その夜、なつめが姿を現すと、幹太はトースターを手に取り、彼女の手を引いて部屋の外へ。2人は手をつないで歩きながら、事故以来失っていた穏やかな笑顔を取り戻していく。しかし、限られた時間が過ぎると、なつめは静かに消えてしまった。数日後、幹太はある決意を胸に、なつめの母・楓（南野陽子）を訪ねる。

鍵となるトースターを自ら壊した理由

職場の仲間たちとあらゆる手を尽くしてミックスから逃れようと実験を試みるがうまくいかない。相変わらず、少しずつミックスの時間が短くなっていき幹太は不安を募らせる。

なつめの母・楓の元を訪れた幹太は「もし会えるとしたら、なつめに会いたいですか？」と聞く。しかし楓は「心の中のなつめと一緒に前を向いて生きていくと決めたの」と微笑むのだった。その姿を見て、幹太はなつめと会えなくても心を強くして生きていこうと決心したのか、ミックスが終わってすぐにトースターを投げて壊してしまう。

この行動にSNSでは「えっ何やってんの、かんたーー！！」「なんでトースター壊したん…」など驚きの声や「数分とはいえ会える…が永遠に数分なら俺もトースター壊すな。虚しいもん」と共感する声も上がっている。

また、このトースターについて、なつめが公園で昼食中に話しかけてきた高齢の女性が「あのおばさまの登場めっちゃ不自然だったもんあれだけでは終わらないよね…」と考察する視聴者もいる。ミックスを引き起こしているトースターが、最終回でミックスを解消する手立てとなるのだろうか？

有名映画のオマージュ？

最終回を目前に、Xでトレンド入りをし「パラレルロスが怖い」「涙が止まんなかった」など視聴者からの反響が止まない本ドラマ。公式Xでは撮影オフショットやメイキングが続々と投稿され、話題となっている。

まずは、幹太が写真館の前で自分たちの家族写真を想像したシーンのメイキングについて。伊野尾も伊原も赤ん坊を抱きながら、笑顔で話しかける姿が映されている。微笑ましい映像に「もう夫婦で泣ける」「お手手握ってて可愛い」「このコンビ最高！」など、コメントが多く集まっている。

また、トースターを自転車で運んで、なつめと幹太から引き離すことでミックスを止めようとしたシーンの田村の服装に注目したい。公式Xで「撮影オフショット」として、田村演じる松倉海斗が、上下デニムに赤いダウンベストを身につけた姿が公開されている。この服装は、タイムスリップ映画として有名な『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公マーティ・マクフライ（マイケル・J・フォックス）の服装に、とても似ている。ドラマの制作側の意図は明かされていないが、もしかするとオマージュとして遊び心ある演出をしたのかもしれない。

次回はついに最終回。出産が一週間後に迫り、トースターを壊してしまった幹太へ怒りをぶつけて「早くいけ！」と怒鳴る田村の姿が…。2人は同じ世界に戻ることができるのだろうか？

次回は、6月17日（火）よる11時から！

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カンテレ制作・フジテレビ系列『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』 毎週火曜よる11時