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工夫して5秒で計算してみて!「50−21−19」→5秒でチャレンジ

  • 2025.6.8
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繰り下がりのある連続した引き算に挑戦します。繰り下がりがあるだけで間違いやすくなり、正答率が下がりやすくなります。

今回はそんな問題を工夫して簡単に解いていきましょう。どんな工夫をすると良さそうか考えてみてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
50−21−19

引き算の回数はできるだけ少ない方が計算しやすいですね。

解説

この問題の答えは「10」です。

そのまま計算しても答えを出すことはできますが、少し工夫して引き算を一つにまとめてあげましょう。

今回は21を引いてさらに19を引くので合わせて40を引いていることになります。つまり、

  50−21−19
=50−40
=10

となります。

さて、この式変形では省略されているところが多くあるので、厳密な式変形もできるようにしておきましょう。ポイントは引き算を足し算にし、結合法則を使うことです。

<結合法則>
計算順序を変えても結果が同じになるという法則。

a+b+c=(a+b)+c=a+(b+c)

※引き算と割り算には適用できません
  50−21−19
=50+(−21)+(−19)
=50+{(−21)+(−19)}
=50+(−40)
=50−40
=10

結合法則を使うことで、引き算となっていた部分だけをまとめて先に計算することができました。普通に計算するよりもキリの良い数になり、計算ミスが減りそうですね。

まとめ

引き算よりも足し算の方が簡単に計算できるという人は、多いかもしれません。

引き算は繰り下がりの際に計算ミスをしてしまう可能性が大きくなるので、できるだけ引き算を計算する回数を減らしていけるように、結合法則などを使いこなしていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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