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大人が意外と知らない算数「10a(アール)の畑は何m^2?」→正しく答えられる?

  • 2025.6.7
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面積を表す単位は「平方メートル(m^2)」や「平方キロメートル(km^2)」を使うことが多くあります。

しかし、これ以外にも面積表す単位があることを覚えていますか。

今回は、小学校で学習した面積の単位について考えてみましょう。

問題

10a(アール)の畑は何m^2?

「a(アール)」という面積の単位を覚えていますか。

畑の面積を表すときに使うことが多いですが、どれくらいの広さでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「1,000m^2」です。

「a(アール)」と「平方メートル(m^2)」の関係は以下のとおりです。

1a = 100m^2

10aは、1aの10倍なので「10a=1,000m^2」となります。

また、同じように面積を表す単位として「ha(ヘクタール)」というものもあります。

1ha=10,000m^2

このような面積の単位は、普段あまり使わないので覚えていない方も少なくないはずです。

しかし「a」や「ha」という単位が、なぜ決められているのかを考えると、その単位換算も忘れないようになります。

何のために「a」や「ha」があるのか?

日常でよく使う面積の単位は「m^2」と「km^2」です。

これらは長さの単位「m」「km」と結びついているためイメージしやすいですね。

「1m^2」は「1辺が1mの正方形」の面積ということになります。

同様に、「1km^2」は「1辺が1kmの正方形」の面積です。

では、「1m^2」と「1km^2」では、どれくらいの大きさの違いがあるでしょうか。

1km=1,000mなので
1km^2
=1辺が1kmの正方形
=1辺が1,000mの正方形
=1,000m × 1,000m
=1,000,000 m^2

つまり、「1km^2」は「1m^2」の100万倍の広さということになります。

二つの単位の間には100万倍の違いがあるため、その間の広さを表すには不都合が生じることがあります。

そこで、その間を埋めるために「a」や「ha」という単位を利用します。

1a
=1辺が10mの正方形
=10m×10m
=100m^2
1ha
=1辺が100mの正方形
=100m×100m
=10,000m^2
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このように、なぜ「a」や「ha」という単位があるのかを知っていれば、数字を丸暗記している必要はありませんね。

まとめ

「a」や「ha」は、日常では利用することが少ないかもしれませんが、きちんと意味のある単位です。

「なぜ」ということを考えると、算数・数学は楽しくなりますね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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