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意外と解けない大人が多い?!「1500円の4割引き」→正しく計算できる?

  • 2025.6.14
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買い物をする際、商品が割引されているとうれしいですよね。

では、その割引後の金額を正しく計算できるでしょうか。レジに持っていけば計算してもらえますが、自分自身でも計算できると、レジに行く前にどれくらい安くなるのか把握することができます。

小学校でも学習する「割引」に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

定価が1500円の商品を4割引きで買いました。いくら支払えば良いでしょうか。

日常生活でもよくあるシチュエーションです。

自分自身で計算をすることができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「900円」です。

どのように求めるのか、順に解説をしていきます。

まず「4割引き」というのは次のように考えます。

4割引きとは、元の価格の40%(4割)を差し引いた価格のこと

元の価格を「1」としたとき、「0.4」を引いた割合ということになります。

つまり、「1−0.4=0.6」なので、
「1500円の4割引き」は「1500円の6割」と等しいということです。

したがって、「1500円の6割」は
1500×0.6
と計算できます。

このまま筆算の計算をして答えを出してもいいですが、ここではさらに計算の工夫をしてみましょう。

  1500×0.6
=(1000+500)×0.6
=1000×0.6+500×0.6
=600+300
=900

「1500」を「1000+500」として、分配法則を利用して計算しています。

このような工夫をすることで、「1500×0.6」を計算するよりも、計算しやすくなります。

難しい式変形に感じるかもしれませんが、慣れると暗算でも計算が可能になりますよ。

まとめ

割引きに関する計算は日常生活のさまざまな場面で利用するはずです。自分自身で正しく答えを求められる方が便利ですね。

忘れていた方は復習をしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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