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きれいな川ほど要注意?すでに死亡事故も…水遊びの事故を防ぐ基本を専門家が解説

  • 2025.5.25

5月、休日に起きた水の事故で、幼い子どもが命を落としました。

水難事故にどう注意すればいいのか、取材しました。

連載「じぶんごとニュース」

北海道上川地方の上富良野町を流れるベベルイ川で、父親と兄の3人で釣りに来ていた4歳の男の子が溺れたと警察に通報がありました。

釣りをしていたという親子。川を見ると、とても深いように感じます。

男の子はその後、近くにある深さ3メートルほどの貯水池で発見されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

ライフジャケットは着用していたということです。

男の子が転落したとみられる上富良野町のベベルイ川は、大雪山系からの雪解け水が流れ込む一級河川です。

Sitakke

親子が釣りをしていた現場のすぐそばには、川から水を引き込む取水口があり、男の子は250メートルほど離れた貯水池で見つかりました。

水に落ちた後、貯水池まで流されたとみられています。

釣り人の間で、さまざまな魚が釣れる名所として知られているという、ベベルイ川。

男の子の父親は警察の聞き取りに対し、「釣りざおを振っていた間に、子どもの姿が見えなくなった」と話しているということです。

北海道内では毎年、川や海での事故が後を絶ちません。

痛ましい事故は過去にも…取水口の危険性も

Sitakke

4年前には、札幌市南区のさっぽろ湖で水遊びをしていた当時小学2年生の男の子が溺れて死亡しました。

7年前には、札幌市の豊平川で男子高校生が川に流されて、命を落としています。

2020年以降に水難事故に遭った高校生以下の子どもの人数は2023年、16人にのぼっています。

水難学会の斎藤秀俊理事は、親子が今回、取水口の近くで釣りをしていたことについて、その危険性をこう指摘しています。

「取水口から吸い込まれるとき、かなり水の速さが速くなったり、地下水路を通るということが起こりうる。背浮きでなんとか息継ぎしていたのに、そこで窒息してしまうこともありえる」

「釣りをするときには取水口の上流では絶対にやらない」

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北海道もアウトドアで過ごしやすい季節になりましたが、そんな中の痛ましい事故。

子どもの水難事故と、注意点について改めて詳しくお伝えします。

専門家解説・子どもの水難事故を防ぐための注意点

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・川や海で遊ぶ大前提として「ライフジャケットの着用」が最も大事

・川の場合、岸から一歩足を踏み入れて大丈夫でも、もう一歩足を踏み入れれば急に深くなることがある

・透明度の高いきれいな水質の川だと目の錯覚で「浅い」と勘違いしやすいので注意が必要

・海の場合は、砂浜にいてもいきなり大波が来て流されることがある。今は大丈夫でも1時間後にどんな波が来るか分からない

気温と水の関係について

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・北海道は5月、6月はまだまだ水温が低い。気温が上がると、水も冷たくないと思いがちだが、実は水温は低くて、あっという間に命を落とすこともありうることを、頭に入れ行動してほしい。

子どもとレジャーで川や海に行く機会が増えるこれからの事故…どんな準備が必要か、どんな心構えで遊べばいいのか、対策が必要です。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月13日)の情報に基づきます。

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