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力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説

  • 2026.3.9

「当たり前のように獲れていたパーがいつのまにか獲れなくなっていた」という工藤遥加に、真のフェードを教えて復活させたという植村啓太。スコアメイクしやすく、パーが簡単に獲れる“プロフェード”を工藤をモデルに伝授する!

スイング軌道はフォローで作ることが大事

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
Before→After

高いポテンシャルをもちながら不調に陥っていた工藤遥加を指導し、QTランク24位にまで復活させた植村啓太。その指導内容は工藤に「真のフェード」を身につけさせることだった。 「もともとヒッカケを嫌がってフェードの習得を目指した工藤ですが、僕が指導する前はダウンスイングでアウトサイド・インの軌道を作ろうとして体が止まり、ぶっつけスライスを打っていました。

そこでダウンスイングではなく、フォローで軌道を作るように指導。球筋をコントロールし、安定してパーを獲るにはこれが一番大切なんです」(植村)

「フェードを目指すなかで、自分で気づかないうちにアドレスもスイングも歪んでいました。“カット軌道で鋭角に打つ”感覚ではいいフェードは打てない。パーを獲りたいなら意識改革が必要ですよ」(工藤)

植村の分析!「チーピンを嫌がってぶっつけスライスになっていたんです」

「チーピンを嫌がり、カット振りで鋭角に打ち込んでフェードを打とうとしていましたが、そのせいでスイングが乱れていました」

Before:「ダウンスイングをカットに下ろす」感覚は✕

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
こんなダウンになっていました!

クラブを鋭角に外から入れようとした結果、ダウンスイングで体の回転が止まり、力のないスライスになっていた

これがBad!:体が止まって左が詰まる

体の回転が不足し、左サイドが詰まって手でカット軌道を作っていたので球がつかまらなかった

これがBad!:体を揺さぶるようにスイング

右への体重移動が大きく、バックスイングで体を揺さぶるようにスエーしていた。回転不足は、再現性が落ちる原因にもなってしまう

プロフェード、植村からの注意点!「ダウンスイングの軌道で球筋を作ろうとしてはダメ!」

軌道をダウンスイングで作ろうとすると体の動きが損なわれやすく、クラブだけが過剰に動いてしまう

After:「フォローを左に振り抜く」感覚が〇

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
これがプロフェードのフォローです!

腕と体を同調させて左に振り抜くフォローを意識することで、軌道もバランスもよくなり球筋も安定する!

これがGood:体が止まらず振り抜ける

腕と体が同調するので回転が止まらない。フェースを返さずにクラブを左に振り抜けるようになった

これがGood:軸をブラさずにスムーズに回転

右への体重移動を抑え、左軸のイメージでバックスイングすることでスエーが直り、体の回転が安定した

プロフェード、植村からの注意点!「腕と体の動きを必ず一体化させる!」

フォローでも腕やクラブで軌道を作るのではなく、腕と体を一体にして動かすことがプロフェードを身につける鍵

気づかないうちに歪みやすいのが構えとグリップ

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
グリップはニュートラルな「ややフック」フェードにはフックグリップが合いやすい。手のひらの向きを変えずに振ることが大事

フェードの打ち方を指導する前に、植村は工藤のグリップとアドレスの修正をしたという。「ダウンスイングで体が右に倒れるクセを嫌がって、アドレスで右肩が出ていたし、グリップも完全にウイークになっていました。まずはニュートラルなアドレスを作らなければいいスイングはできません。プロでも無意識に歪むんですから、アマチュアこそアドレスとグリップは必ず見直してください」(植村)

「無自覚でしたが、コーチに指摘されて歪みに気づきました。スタンスはオープン、腰はクローズ、右肩が出て上体は左向き……。これではナイスショットできるはずなんてありませんよね」(工藤)

左肩をダランと下げた位置で握る

アドレスと同じ前傾をとり、左腕を肩から自然に下げたときの左手の向きで握る

プロフェード、工藤からの注意点!「手を返したくなくてもウィークではいけません!」

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
Before→After

手が返るのを嫌がって無意識にウイークになっていた。フェードを打つにはフックグリップが適している

スイングのPoint!フックに握って手を返さずに振り抜く

フェードのイメージは、フックグリップの手の向きを変えずに体の回転で左に振っていく

ウイークに握って手を返してしまうと、引っかけが出やすいので注意

両ヒジをスクエアにする

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
フェード打ちでもスクエアが基本です!

後方から見て、左右のヒジの高さを揃え、両ヒジと上体の向きをスクエアにする

両ヒジの面を揃えて真っすぐに構える

両ヒジの面が歪むと上体の向きがズレやすい。工藤の場合は右ヒジが前に出て上体が左向きになっていた(×)

プロフェード、工藤からの注意点!「クラブが寝るのが嫌でも右サイドを前に出さない!」

右サイドが前に出ると上体が左を向いてしまうので×

ダウンでクラブが寝るのを嫌がり(左)、右肩が前に出ていた(右)

体の回転は左右ではなく上下への入れ替え!

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
「歌舞伎の「いよ~ っ」の感じです!」「実際には右足は上げませんけどね!」“歌舞伎”のような動きをイメージしよう!左軸で右サイドを引き上げるバックスイングの動作は、歌舞伎で“見得を切る”動作のようなイメージだ

スエーして回転不足だった工藤に回転の意識を指導したという植村だが、この「回転」という感覚を誤解しているアマチュアが多いそうだ。

「回転しろというと腰が引けるように右、突き出すように左へ向けてしまいまいがちですが、プロフェードを打つにはそれではダメ。バックスイングで右半身を引き、ダウンスイング以降では反対に左サイドを引くような“上下の入れ替え”が本当の回転運動なんです」(植村)

「私はスエーを防ぐために左股関節に乗って左体重で構えています。そこから左軸で右サイドを引き上げる。コーチいわく、歌舞伎のイメージだそうです」(工藤)

アドレスを見直し、フォローを意識して回転。これで力強いフェードを身につければ、安定してパーを獲り続けるゴルフが手に入る!

意識改革でパワーフェードに変身!

フェードはスライスではない!カット軌道のダウンスイングで力ないスライスを打つのではなく、アドレスとフォローを意識して、つかまったフェードでパーを量産しよう!

「押して引く」動作で回転しよう!

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
[ 下半身 ]

体の右サイドを引き上げると同時に左サイドを押し下げるようにバックスイング。その反対の動作でダウンスイングすることでスムーズな軸回転を行う

力強い「真のフェード」の打ち方とは?植村啓太がわかりやすく解説
[ 上半身 ]

腰ではなく(×)、肩甲骨を動かしながら、バックスイングでは右肩と右ヒジを引いたら左腕を突き出すイメージ。ダウンはその反対

プロフェード、植村からの注意点!「ダウンスイング以降は左腰を引き上げる」

上下への入れ替えは前傾姿勢をキープ。とくにダウンで崩れやすいので、鼻とボールとの距離を保って左腰を引き上げよう

プロフェード、工藤からの注意点!「左軸のまま右を引き上げる感じです」

スエーを防ぐために左足体重で構え、左軸のまま右サイドを引き上げるようにバックスイング

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=植村啓太&工藤遥加
●うえむら・けいた/1977年生まれ。Ksʼ Island Golf Academyを主宰するプロコーチ。
●くどう・はるか/ 1992年生まれ。近年不調に悩んでいたが植村の指導で、今季のレギュラーの出場権を獲得するまで復活した。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=静ヒルズカントリークラブ

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