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お見合い制度復活はアリ?ナシ?《0日婚》に対する若者の意見は? アプリ婚との違いについても

  • 2025.5.24

「0日婚」に対する若者の意見は…?

「0日婚」に対する若者の意見は…?(写真はイメージ)
「0日婚」に対する若者の意見は…?(写真はイメージ)

出会って即日結婚を決める「0日婚」。昨今、20代のZ世代の間で注目を集めていることをご存知ですか?出会いの場としてマッチングアプリが主流化する中、従来の出会いとして知られるお見合いに対する見直しも行われています。

本記事では、Z世代が「0日婚」に前向きな理由をお見合いとマッチングアプリを比較して紹介します。安心・効率を兼ね備えた“新しいお見合い”の実態を知り、ご自身の結婚スタイルを考えるヒントを得ましょう!

近年「出会って即成婚」、いわゆる“0日婚”に前向きな若者が増えています。婚活総合サービスを手がける「サンマリエ」は、「交際0日婚に関するZ世代の意識調査」を行いました。調査は2024年7月24日〜26日、都内在住の20〜26歳・男女102人を対象にしたものです。調査によると、出会ってすぐに結婚を決意することに前向きである20代が全体の53%に達しています。肯定的な理由については「恋愛は面倒だから」「経済的な理由から」「時間を無駄にしたくない」といった回答が上位を占めていました。

婚活パーティーなどで出会いから交際期間を経ず、いきなり結婚に踏み切るスタイルは、一昔前の“お見合い”を彷彿とさせる一方で、現代のライフスタイルや価値観にマッチしているのが理由でしょう。

またマッチングから成婚までを一気に進めることで、結婚後の生活設計を先取りできる点や交際期間で悩むことなく、将来を共にするパートナー探しに集中できる点も0日婚が注目される理由のひとつです。このように0日婚は、タイパやコスパといった面からも20代の賛同を得ているのです。

「0日婚」と「アプリ」の違い

従来のお見合いと現代的なアプリでの出会いでは、異なる点がいくつかあります。お見合いが復活傾向にある理由にもなる、それぞれの特徴と違いをみていきましょう。

1:仲介者の有無 お見合いは、結婚相談所や仲人が間に入って紹介から対面のセッティングまでを取り仕切ります。会員同士が直接やり取りするのではなく、専門スタッフがプロフィールのマッチング精度を高めつつ、両家の希望や条件調整を行うことで、紹介から初顔合わせまでのプロセスをスムーズに行うことが可能です。

一方、マッチングアプリでは利用者自身で「いいね」や「メッセージ」を送り合い、互いに都合を合わせながら初デートを設定するのが一般的です。そのため、真剣度の見極めや当日の調整などはすべて利用者の自己責任となります。仲介者の有無は、安心感や失敗リスクの軽減に大きく影響するといえるでしょう。

2:安全性や信頼性 お見合いでは、独身証明書や年収証明書などの公的書類提出が必須で、プロフィール情報の正確性が保証されます。加えて、家族背景や健康状態などを含む、詳細データをもとに相手を紹介するため、予期せぬトラブルやすれ違いが起こりにくいのが特徴です。

一方、マッチングアプリは本人確認こそあるものの、写真の修正やプロフィール詐称、個人情報の取り扱いに不安を覚えるユーザーも少なくありません。とくに出会ってから会話や顔合わせの段階まで進む過程で、相手の実像とプロフィールのギャップに悩むケースもあり得ます。

3:交際の進め方 お見合いでは、初対面から正式に「お見合い」として顔合わせを行い、その後の交際についても結婚相談所のスタッフが進行サポートを実施します。具体的には、初回後のフィードバックや次回アポイントの調整、交際中の相談窓口などを通じて、心理的な不安を軽減しつつ成婚に至るまでフォロー体制が整っています。

これに対し、マッチングアプリではメッセージ交換から複数回のデートを経て自然に交際へ移行しやすいのが特徴です。しかし途中でフェードアウトや音信不通になりやすく、自力でのモチベーション維持やスケジュール管理が求められます。

4:コストと期間 お見合いには入会金や月会費、お見合い料など一定の費用がかかるのが基本です。しかし「成婚至上主義」を掲げる相談所では、短期間での交際から成婚までを目指す仕組みが整っています。その結果、入会から結婚までの期間が平均5~7カ月程度と比較的短期間で結果を得やすいのがメリットです。

一方、マッチングアプリは月額数千円程度で気軽に始められる反面、利用者の行動量次第で出会いの質やスピードにばらつきがあり、成婚までに一年以上かかるケースも珍しくありません。コスト負担を安全投資と捉えられるかどうかが、選択のポイントとなります。

お見合い=古いは間違い!?

「お見合い」という言葉を聞くと、「堅苦しい」「古臭い」というイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、現代の結婚相談所では従来の形式を大幅にアップデートし、むしろタイパやコスパを求める世代にとって魅力的な出会いの場を提供しています。

まず、AIマッチング技術の導入により、学歴や年収、趣味嗜好だけでなく価値観の相性まで高精度で分析できるようになりました。これによって、従来の“条件合わせ”だけでは気づきにくかった細かな相性が「見える化」され、紹介の精度が飛躍的に向上しています。

また、オンライン面談や動画プロフィールの活用によって、遠方に住む会員同士でも気軽にコミュニケーションが取れるようになったのもポイントです。これまでは物理的な距離や日程調整が障壁となりがちだったお見合いですが、ウェブ上での顔合わせや質疑応答が可能になったため、時間や場所に縛られずスマートに出会いを進めることができます。

これらの進化により、お見合いはもはや「古い婚活方法」ではなく、最新のテクノロジーと専門家の手厚いフォローを組み合わせた、効率的かつ安心度の高い出会いの仕組みとして再評価されているのです。

【まとめ】「0日婚」に前向きな20代が過半数を超えた背景には、時間効率と安心感を両立できるお見合いの進化があります。マッチングアプリと比較しても、安全性・信頼性・サポート体制の面で優位性が高く、AIやオンライン技術の導入で利便性もぐっと向上しています。

お見合い制度はもはや“昔の仕組み”ではなく、「短期間で確実に・安心して」結婚相手を見つけたい人にとって最良の選択肢になりつつあることがわかりますね。効率よく婚活をしたい方は、お見合いも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

(北崎早希)

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