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“柔軟剤の香りが強い”も該当…【香害】って?普段から「香水つけている?」と言われる人は特に注意

  • 2025.5.22

「香害」を経験した割合は?

「香害」を経験した割合は?
「香害」を経験した割合は?

「香害(こうがい)」という言葉を聞いたことがありますか? 香害とは、柔軟剤や化粧品などの匂いによって頭痛や吐き気などの健康被害が生じることをいいます。

電車や職場の人、通りすがりの人の香水がきつくて、「ウッ…」となった経験がある人もいるのではないでしょうか。人は、他人の臭いには敏感になりますが、自分の匂いにはうといものです。もしかするとあなたも、知らぬ間に香害を引き起こしているかもしれません。本記事では、自分では気づきにくい香害について解説していきます!

「シャボン玉石けん」が、「香害・化学物質過敏症に関するアンケート調査」を実施しました。この調査は2024年5月11日~20日、全国20~60代の男女636人を対象に行われたものです。調査によると、柔軟剤や洗濯洗剤・化粧品などの人工的な香料によって不快になった経験がある人が、72%いるという結果でした。そのうち、香害によって体調不良にまでなった人は43%もいました。この結果から、自分の匂いで悪気なく周囲の人に不快な思いをさせてしまうケースは多いと考えることができます。ではなぜ、このような香害が起きてしまうのでしょうか。

「香害」はなぜ起こる?周りに不快な思いをさせてしまう理由

香害が起こる理由は、人が自分の匂いに気づきにくいことが挙げられます。特に、衣類についている洗濯洗剤や柔軟剤などは毎日嗅ぐ匂いなので、「自分は無臭」と思っている人がほとんどです。しかし、思い出してみてください。洗濯洗剤や柔軟剤を変えると、違和感を覚えたり匂いがきついと感じたりした経験がある人も、いるのではないでしょうか? このようなシーンを思い出すと、人が自分以外の匂いに敏感になる理由をイメージしやすいでしょう。

また、自分の好きな香りであれば、多少匂いが強くても本人は気になりません。いい香りをまといたくて柔軟剤の量を増やしたり、体臭を気にして香水を多めにつけたりすることも、香害の原因になることがあります。

「香りがきついかも…」と言われた人がこれから注意すべきこと!

人の匂いを指摘することは勇気がいるため、「正直臭い…」と思っていても言えない人がほとんどです。しかし、遠回しに匂いがきついと言われている可能性もあります。もしあなたが誰かと話している間に顔をしかめられたり、「香水つけているのかと思った」などと言われたりしたことがあるなら、それはあなたの匂いがきついサインかもしれません。※中には、「本当にいい匂い!」と思って聞いてくるパターンもありますが、そこは見分けていきましょう。

誰かに匂いを指摘されたときは、まずは周囲の人に不快な思いをさせていたことを反省し、匂いがする製品を見直すべき。柔軟剤だけでなく、ヘアケア商品やハンドクリームなども香害になる恐れがあります。無香料のものを使ったり、いつもより使う量を少し減らしたりするだけでも、周囲に与える影響は少なくなるでしょう。

大事なのは、「自分にとって心地の良い匂い=ほかの人も好きとは限らない」と理解すること。また、香りが苦手な人もいるという前提で、使うアイテムを選ぶことも大切です。

【まとめ】自分では気づきにくい香りのトラブル「香害」は、悪気がなくても周囲に不快感や体調不良を引き起こすことがあります。だからこそ、誰かに匂いを指摘されたときは落ち込むのではなく、「気づかせてもらえてよかった」と前向きに受け止めましょう。

香りの感じ方は人によって違うからこそ、自分の好みだけで選ばず、周囲の反応にも耳を傾けることが大切です。小さな気遣いが、職場や日常の人間関係をより良くする第一歩になりますよ。

(杉山ゆい)

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