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工夫して5秒で計算してみて!「9,860円の9割引きはいくら?」→暗算できる?

  • 2025.6.10
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スーパーやショッピングセンターでよく見かける割引きセール。

割引シールはうれしいけれど、割引後いくらになっているのか、書かれていない場合も多いですよね。

しかし、9割引きの値段を求めるのは実はとても簡単なのです。

問題

9,860円の9割引きはいくら?

※制限時間は5です。

解答

正解は、「986円」です。

「制限時間5秒は短すぎる!」と思った人は、ぜひ次の「ポイント」を確認してください。

すぐに答えが出せる9割引きの計算方法をご紹介します。

ポイント

この問題のポイントは、「引かれる金額を計算しないこと」です。

「●割引き」と聞くと、ついつい「まずは●割の金額を出して、元の値段から引かないと」と思ってしまうかもしれません。

しかし、「割引分の金額を計算する→元の値段から引き算する」というのは二度手間です。

特に値引きされる金額が大きい場合、計算式もややこしくなりがちです。今回でいえば、値引き金額として「9860×0.9」を計算しなければなりませんから、とても5秒以内に暗算できそうもありませんよね。

そこで、おすすめなのは、割引後の値段を一発で計算することです。

元の値段を10割とすると、9割引き後の値段は元の値段の1割(10−9)ですよね。

つまり、9,860円の1割を求めれば、それが値引き後の価格ということになります。1割は0.1のことですから、式は次のようになります。

9860×0.1

ここで思い出してほしいのが、「×0.1」は掛けられる数の位を一つ下げる計算(÷10と同じ)だということです。9,860円の位を一つ下げる場合は、一の位の0を消すだけでよいのです。

  9860×0.1
=986

こう考えれば、ほとんど計算らしい計算をせずに答えが出せましたね。

まとめ

割引きの問題では、最初から割引き「」の価格を計算するのがおすすめです。

特に、9割引きの問題であれば、割引き後の値段は元の値段に0.1を掛けるだけで求められます。0.1は掛けられる数の答えの位を一つ下げるだけなので、とても楽に計算ができますよ。

割引きシールだけを見ていると、とてもお得に感じてしまいますが、会計をすると「案外高かったな」と後悔してしまうことがしばしばあります。ざっくりでもよいので、割引き後の値段を暗算できれば、セールに惑わされず賢い買い物ができるようになるかもしれませんよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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