小学生でも分かる問題にチャレンジ！「990÷5÷3」→5秒でチャレンジ

今回の問題は桁数が多い数の割り算です。この割り算をできるだけ簡単にスピーディーに解いていくための工夫を考えてみましょう。

計算方法を試行錯誤することで計算力がぐんぐん上がりますよ。

問題

次の計算をしなさい。
990÷5÷3

割り算の書き換えをしていきましょう。

この問題の答えは「66」です。

「990÷5」よりも「990÷3」の方が計算しやすいので、もしも計算順序を入れ替えることができればスムーズに計算が進むかもしれません。

そこで、交換法則を利用していきます。

＜交換法則＞
・計算順序を入れ替えることができる。
・a+b=b+a
・a×b=b×a
ただし、引き算を割り算には適用できないので注意する。

この交換法則を適用できるように割り算を変形していきます。そのためには割り算と掛け算の関係を利用します。

＜割り算と掛け算の関係＞
・a÷b=a×1/b

割り算は、割る数を逆数にすることで掛け算に変形させることができます。こうすると、交換法則を使えるので計算が少し楽になるかもしれません。

990÷5÷3
=990×1/5×1/3
=990×1/3×1/5
=330×1/5
=66

この計算方法であれば、「990÷5」を時間を掛けて計算するよりもかなり時短できそうですね。

大きな数字の割り算を計算しやすいように交換法則を利用して計算順序を入れ替えていきました。

交換法則は割り算には適用できないため、掛け算に直すというワンステップが必要であることに注意しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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