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私たちの家計にも影響大!「2025年問題」とは?

  • 2025.5.15

世の中で話題になっているマネーや経済にまつわるトピックをファイナンシャルプランナーの高山一恵先生にレクチャーしてもらいました。経済の知識が身につくチャンスです!この記事では、2025年問題について解説します。


「2025年問題」 が徐々に「見える化」してくる

——今年は、「2025年問題」も話題ですよね。 

高山 そうですね。高齢化と人口減少が進んでいくことで社会構造の変化やそれに伴う、雇用や医療といった日本経済や社会の幅広い領域に深刻な影響が出るといわれています。 

——2025年は、団塊の世代が75歳以上になる年ですよね? 

高山 はい。団塊の世代が80代に突入していくことで亡くなる人も増えると思うので、不動産市場にも影響が出てきます。高齢者が亡くなることでエリアによっては、空き家がかなり増えるでしょう。また、相続案件も増える可能性大。都心部ならいいですが、地方出身の方が親が亡くなって相続すると、なかなか売れない。そうすると自分がずっと固定資産税を払わないといけなくなります。でも、物件購入を考えている人は場所を選ばないなら、家を安く買える可能性はありますね。

用語をCHECK!

空き家問題
身内のいない高齢者が亡くなった場合、その方が所有していた物件が放置される問題。今後このような空き家が増えていく可能性が高く、問題視されている。

解説してくれたのは 高山一恵先生

ファイナンシャルプランナー。中央大学客員講師。女性向けWebメディア「Mocha」を運営。講演、執筆、相談業務にも注力。明るくわかりやすい解説が好評を得ている。

ライターYが聞き込み!

本企画の担当ライター。マネー企画の執筆経験はあるが経済用語に疎い。今回は、基本的な部分から取材を試みる。

監修/高山一恵 イラスト/moeko 構成・文/弓削桃代

※2025年2月取材時の情報です。状況によって制度などが変更になる可能性があります。ご了承ください。
※InRed2025年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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