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【MLB】今季もっとも幸運な打者、ジャッジの好成績に潜む“異常値”「BABIP.506」 復活期すトラウトは不運の連続

  • 2025.5.1
マイク・トラウト(左)とアーロン・ジャッジ(C)ロイター
SPREAD : マイク・トラウト(左)とアーロン・ジャッジ(C)ロイター

MLBは30日(日本時間5月1日)、ダブルヘッダーを含む16試合が行われ、全30球団が4月の日程を終えた。ア・リーグの打撃成績は、ヤンキースアーロン・ジャッジ外野手が打率.427、10本塁打、32打点で3部門トップに。開幕から鮮やかなスタートダッシュを見せている。
一方で、圧倒的な好成績に潜む「異常なデータ」が気になるところ。運の要素を数値化した指標に明らかな偏りが見られるようだ。

■今後「揺り戻し」の可能性も

今季のジャッジは開幕から31試合で117打数50安打、打率.427の好成績を誇るが、インプレー打率「BABIP(Batting Average on Balls in Play)」がメジャー全選手トップの「.506」となっている。
「BABIP」とは、本塁打を除くインプレーの打球が安打になった割合を示すもの。数年単位の長期スパンで見ると“3割前後に収束する”とされており、ジャッジの月別成績を見ても、今季4月はキャリア10年間で最大の幸運に恵まれていたことがわかる。
それに対し、120打席以上の打者でもっとも不運だったのがマイク・トラウト外野手(エンゼルス)の「BABIP.159」。ここまで9本塁打を放ちながら、打率.179と振るわなかったのは不運も影響したと見られる。
「BABIP」は、メジャーリーグ全体でも直近15年間で毎年.290から.300の間に収まっており、極端に逸脱した選手は、その後に揺り戻しがくるケースがほとんど。走力や打球速度が優れた選手の方が高い数値が出やすく、打者よりも投手にあてはまりやすい指標という点は付け加えておきたい。
ここまで過去最高の滑り出しを見せたジャッジと低打率だったトラウト、両者の成績に今後どのような変化が見られるか注目したい。

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