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意外に間違える人が多いかも…?「55−5×10+10」→正しく計算できる?

  • 2025.5.26
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日常の中で足し算や割り算などちょっとした計算をする機会はそれなりにあります。

しかし、「掛け算と足し算」、「引き算と割り算」などいくつかの演算を一つの式の中で行うことはあまりないのではないでしょうか。

複数の演算が混じった式では、「あること」に注意して計算する必要がありますよ。

問題

次の計算をしなさい。
55−5×10+10

解答

正解は、「15」です。

間違えてしまった人は、計算上注意しなければならない「計算順序」を無視してしまった可能性が高いです。

次の「ポイント」で、正解のポイントとなる計算順序のルールについて、詳しく見ていきましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「掛け算から先に計算すること」です。

55−5×10+10

なぜなら、計算順序のルールは次のように決まっているからです。

<計算順序のルール>
次の順序で計算します。

1.( )の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。

今回の問題の式に含まれているのは、引き算、掛け算、足し算です。( )は含まれていないので、一番最初に計算するのは掛け算部分になりますね。

  55−5×10+10
=55−50+10

残りの計算は、引き算と足し算です。

ルール上、二つの計算の優先順序は同じに見えますが、足し算から計算するのはNG。「同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算」するというルールもあるので、引き算→足し算の順に計算するのが正解です。

<NG例>
55−50+10  ←足し算から先に計算すると…
=55−60
=−5 ←誤答になる

<正しい計算過程>
  55−50+10  ←式の左(引き算)から計算する
=5+10
=15

まとめ

今回の問題では、「計算順序」に注意して計算することがポイントになりました。

<今回のポイント>
掛け算は、足し算と引き算より先に計算する。
一つの式に足し算と引き算があるときは、左にあるものから順番に計算する。

計算順序のルールは、演算が一つの式であれば使う機会はありません。そのため、大人になると忘れてしまっていたという人も多いのではないでしょうか。

今回の問題が、昔習った計算順序のルールを思い出すきっかけになればうれしいです。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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