計算スピードがUPする方法わかる？「80−23−17」→暗算できる？

今回の計算問題は二回連続した引き算です。

筆算をして丁寧に計算したら解けそうですが、今回はあえて暗算で解けるようにしてみましょう。

そのためには、計算式に少し工夫を加えてみることが重要です。カッコをうまく使いながら式を整理して解きやすくしてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
80−23−17

繰り下がりがあるので、暗算では解きにくそうですね。

この問題の答えは「40」です。

この計算は、80というかたまりから、23を引いてさらにそこから17を引くという計算を表しています。

この二回の引き算をどうにか一回にまとめられないか試してみます。

数学で「まとめる」といえば、カッコを利用した方法ですね。カッコを利用して、23−17をまとめたいのですが23の前にはマイナス符号があるので注意が必要です。

そこで、カッコと符号の関係を整理しておきましょう。

＜カッコの前にマイナスがある場合＞
カッコの前にマイナス符号がある場合は、カッコの中の符号を逆にする。
例：−(a+b)=−a−b

今回は式をカッコでまとめたいので、例の右辺の式の形から左辺の式の形を目指します。

aとbにそれぞれ23と17が当てはまると考えれば、−23−17=−(23+17)と変形できることが分かります。

80−23−17
=80−(23+17)
=80−40
=40

引く数をまとめることで、足し算の計算となりました。さらに計算を進めることで「23+17」が40になるので、より計算が楽にできますね。

カッコを使って計算式を整理することでスマートに計算することができました。

ただし、カッコを使うと符号に注意しなければいけなくなることを忘れないようにしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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