小学生でも分かる問題に挑戦！「0.2+4.5÷0.5」→正しく計算できる？

小数の計算問題に挑戦してみましょう。社会人になってからはあまり解く機会がない計算なので、学生以来という方もいるかもしれません。リラックスして解き方を復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
0.2+4.5÷0.5

小数どうしなのでとても難しく感じますね。

この問題の答えは「9.2」です。

小数の計算といえども、足し算と割り算であることに変わりはないので、計算順序を正しく整理することが重要です。

＜正しい計算順序＞
・まずは掛け算と割り算を計算する。
・次に足し算と引き算を計算する。

つまり、「4.5÷0.5」を先に計算して、その答えと0.2の足し算をした結果が最終的な答えになるということですね。では、「4.5÷0.5」を計算していきましょう。

＜小数どうしの割り算の計算方法＞
・「割る数と割られる数に同じ数を掛けても答えは変わらない」ことを利用して、割る数と割られる数がどちらとも整数になるまで10を掛ける。
・そのあとは、整数どうしの割り算として計算する。
※小数に10を掛けることで、小数点を一つ右に移動させることができる。

4.5と0.5はそれぞれ10を掛けて小数点を一つ右に移動させれば、45と5になるので簡単に計算できます。

4.5÷0.5
=45÷5
=9

あとは、足し算を計算するだけですね。

0.2+4.5÷0.5
=0.2+9
=9.2

これで計算完了です。

小数の計算問題でしたが、整数になるまで変形することで、整数の割り算として計算することができました。

数学ではいかに簡単な式に変形するか、自分の計算しやすいパターンに持っていくか、そのための過程を考える問題が多くあります。その過程をじっくり考えることで、数学力が身につきます。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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