今回は一桁の計算問題に挑戦しましょう。
計算自体の難易度は低いですが、油断は禁物です。特に、しばらく自力で計算をしていないという人は、慎重に計算を進めてください。
問題
次の計算をしなさい。
5−2×2+4
解答
正解は、「5」です。
10と答えてしまった人は、残念ながらこの問題の落とし穴にはまってしまったようですね。
次の「ポイント」で、どのように計算するのが正解だったのかを確認してみてください。
ポイント
正解するためのポイントは、「掛け算から計算すること」です。
問題を見たとき、次のように左から順に計算してしまうのは間違いです。
5−2×2+4 ←左の引き算から計算すると…
=3×2+4
=6+4
=10 ←誤答!
今回の問題のように、引き算、掛け算、足し算等の複数の演算が含まれている式を計算するときには、計算の順序に注意を払う必要があります。
計算の順序については、次のようなルールがあるからです。
<計算順序のルール>
次の順序で計算します。
1.( )の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算
※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。
このルールに従えば、今回の問題で最も先に計算するのは「2×2」の掛け算だと分かります。
5−2×2+4 ←掛け算から計算する
=5−4+4
残りの引き算と足し算は、計算順序のルール上、優先順位が同じになります。このような場合は、左から順番に引き算→足し算と計算すればよいのです。
5−4+4
=1+4
=5
これで答えを出せましたね。
まとめ
今回の問題では、計算順序のルールを忘れていないかどうかがポイントになりました。
複数の演算が含まれている式では、( )の中→掛け算・割り算→足し算・引き算の順序を守って計算を進めていきましょう。ほとんどの場合、このルールが守れていないと答えを間違えてしまいます。
一つひとつの計算自体は合っているのに、計算の順序を間違えたことで不正解になるのは悲しいものです。ぜひ、このルールを覚えてから、次の問題に挑戦してくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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