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意外に間違える大人が多いかも!「5−2×2+4」→正しく計算できる?

  • 2025.4.14

今回は一桁の計算問題に挑戦しましょう。

計算自体の難易度は低いですが、油断は禁物です。特に、しばらく自力で計算をしていないという人は、慎重に計算を進めてください。

問題

次の計算をしなさい。
5−2×2+4

解答

正解は、「5」です。

10と答えてしまった人は、残念ながらこの問題の落とし穴にはまってしまったようですね。

次の「ポイント」で、どのように計算するのが正解だったのかを確認してみてください。

ポイント

正解するためのポイントは、「掛け算から計算すること」です。

問題を見たとき、次のように左から順に計算してしまうのは間違いです。

  5−2×2+4  ←左の引き算から計算すると…
=3×2+4
=6+4
=10  ←誤答!

今回の問題のように、引き算、掛け算、足し算等の複数の演算が含まれている式を計算するときには、計算の順序に注意を払う必要があります。

計算の順序については、次のようなルールがあるからです。

<計算順序のルール>
次の順序で計算します。

1.( )の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。

このルールに従えば、今回の問題で最も先に計算するのは「2×2」の掛け算だと分かります。

  5−2×2+4  ←掛け算から計算する
=5−4+4

残りの引き算と足し算は、計算順序のルール上、優先順位が同じになります。このような場合は、左から順番に引き算→足し算と計算すればよいのです。

  5−4+4
=1+4
=5

これで答えを出せましたね。

まとめ

今回の問題では、計算順序のルールを忘れていないかどうかがポイントになりました。

複数の演算が含まれている式では、( )の中→掛け算・割り算→足し算・引き算の順序を守って計算を進めていきましょう。ほとんどの場合、このルールが守れていないと答えを間違えてしまいます。

一つひとつの計算自体は合っているのに、計算の順序を間違えたことで不正解になるのは悲しいものです。ぜひ、このルールを覚えてから、次の問題に挑戦してくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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