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小学生でも分かる問題に挑戦!「615−297」→暗算できる?

  • 2025.6.5
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引き算は小学校で学習するので、簡単だと考えている方は多いかもしれません。

しかし、普段電卓を使ってばかりいると、意外と計算ミスをしてしまうかもしれません。

そこで今回は、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。

やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
615−297

「三桁−三桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、自分自身で答えを出してみてくださいね!

解説

今回の問題の答えは「318」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)615から300を引く(615−300=315)
(2)315に3を足す(315+3=318)

元の計算は、「297を引く」という計算でしたが、「300を引く」「3を足す」という計算に分けて考えました。

同じ引き算でも「300」というキリのいい数にしたことで、暗算でも計算ができそうですね。

その後の「3を足す」というのは、本来297を引くところ、300を引いているので、引きすぎた3を戻しています。

このように、引く数が100の倍数のようにキリのいい数に近いとき、その数で引き、その後引きすぎた分を足して調整すれば、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることが可能です。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式変形を行なっていることになります。

  615−297
=615−(300−3)
=615−300+3
=315+3
=318

まず、「297」を「300−3」と分解しています。

その後、カッコを外して「300を引き、3を足す」としました。

カッコを外す前は「−(300−3)」ですが、カッコを外したことによって「−300+3」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

この計算方法は、日常生活でも利用できるはずです。

ぜひ繰り返し練習をして活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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