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大人げなく喧嘩してしまった【ママ友と私】仲直りできずにいたら → 子どもたちに『教えられたこと』

  • 2025.3.28

子育てをしていると、子ども同士の喧嘩はよくあることですが、親としてどう対応すればいいのか悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか? 今回は、子ども同士の喧嘩を通して学んだことを友人が聞かせてくれました。

画像: 大人げなく喧嘩してしまった【ママ友と私】仲直りできずにいたら → 子どもたちに『教えられたこと』

親子ともに仲良し

私の息子とBさんの娘は同い年の4歳。近所に住んでいることもあり、毎日のように公園で一緒に遊んでいました。

お互いの家を行き来することもあり、私とBさんも子育ての悩みを相談し合える親しい仲でした。
しかし、些細なことがきっかけで気まずい関係になってしまったのです。

きっかけは子ども同士の喧嘩

ある時、息子とBさんの娘が、おもちゃの取り合いで喧嘩になりました。
そしてBさんの娘が、公園の一角にある1メートルほどの高さの砂山から、息子を突き飛ばしてしまったのです。

幸いコロコロと下まで転がっただけで小さな擦り傷のみで済んだものの、私はギョッとして思わずBさんを責めてしまいました。
「ちゃんと見ててくれないと困るわよ!」と。

Bさんもその言葉にムッとして「突き飛ばしたのは悪かったけど、そんな言い方しなくても……うちの子だって砂かけられたのよ!」と言い返してきたため、険悪なムードになってしまいました。

気まずい日々

その後、子どもたちは口をきかなくなり、私たち親もギクシャクした関係が続きました。なんとなく気まずく、次第に会うのを避けるようになってしまったのです。

自分が言いすぎたのは分かっていましたが、変に意地を張ってしまい、謝ることができずにいました。

そんなある日、息子と行ったスーパーで、Bさん親子とバッタリ会いました。
その場に気まずい沈黙が流れます……。

子どもたちに教えられたこと

しかしその時、Bさんの後ろから、いつのまにか私から離れていた息子がBさんの娘と手を繋いで現れたのでびっくり!

「ママ! 僕たち仲直りしたよ! これから公園一緒に行こ!」と満面の笑みで息子が言いました。Bさんの娘も嬉しそうに笑っています。

子どもたちの無邪気な笑顔を見て、ハッとした私。
自分がどれだけ子どもじみたことをしていたのか、やっと思い知ったのです。

私はBさんに「この間はごめんなさい、言いすぎました!」と謝罪しました。
Bさんも「こちらこそ、怪我をさせてしまって……私の監督不行き届きよね」と頭を下げてくれました。

子どもたちの喧嘩が私たち親を成長させてくれたのでした。今ではまたBさんと仲良くなり、何でも話せる良い関係を築いています。

案外子どものほうが、しっかり相手と向き合うということを知っているのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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