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「会社では水買わない、代わりに水道水」毎年4万ポイント稼ぐ“節約女王”が絶対にやらない3つの鉄則

  • 2025.5.22
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出典元:TRILL作成(画像はイメージです)

「1日100円の積み重ねで、年間24,000円の差が生まれる」

そう語るのは、都内勤務の20代後半OL・Aさん(仮名)。

2013年、まだ17歳だった高校生の頃、iPod touchで「アドラッテ」というお小遣い稼ぎアプリをダウンロードしてポイントを貯め、半年で2,883ポイントを獲得。初めてスターバックスカードと交換できた時の喜びが、12年間続くポイ活人生の原点だった。

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※Aさんが2013年当時に貯めた2883ポイント。(出典元:Aさん提供)

PayPayと楽天を駆使し、適宜ポイント利用しながらも年間で4万ポイント、現在は約10万ポイントを保有する彼女。しかし、楽天カードの期間限定ポイントを失効させてしまった悔しい経験から学んだのは「ポイ活に妥協しない」という姿勢だった。そんな彼女が絶対に譲らない3つの節約ルールがある。

「お金で水を買うなんて許せない」

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出典元:photoAC(画像はイメージです)

Aさんが最も徹底しているのが「水を買わない」こと。会社では緑茶のペットボトルを持参し、中身がなくなれば給水所で水道水を補充する。この緑茶のペットボトルも、もちろんふるさと納税で入手したものだ。

「小さい頃から家で水道水を飲んでいたから、それにお金を払うことが許せないんです」と語るAさん。毎日100円の水を買えば月に約2,000円、年間では24,000円にもなる。「24,000円あったらコンサートや美味しいものが食べられる」という彼女の価値観が、この習慣を支えている。

同僚からは「水道水なんて絶対飲みたくない」という反応もあるが、「面白がってくれる人もいるし、社内で同じように水を汲んでいる人を見つけた時は仲間意識が芽生えた」と笑う。節約した分は最近、NISAにフルベットしているという。

「タクシーは絶対NG。疲れてても1時間かけて歩く」

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出典元:photoAC(画像はイメージです)

Aさんのもう一つの鉄則が「タクシーを使わない」こと。人生で自分一人でタクシーに乗ったのは1〜2回のみで、1時間以内の距離なら必ず歩くという方針を貫いている。

印象的なエピソードがある。大学生の時、大雨でやむを得ずタクシーに乗ったが、途中で雨が小降りになると罪悪感に駆られ、運転手に頼んで途中で降ろしてもらい、残りの距離を歩いて帰ったという。

「帰りが遅い日や疲れている日も1時間かけて歩きます。本当に生命の危機を感じる時以外は乗らない」と話すAさん。親戚の集まりで従姉妹の家族がすぐにタクシーを使う姿を見て、家族間での価値観の格差を感じた経験もあるという。

健康にも良く節約にもなる「一石二鳥」の効果を重視する彼女の姿勢が表れている。

「フードデリバリー、定価以上なんて論外」

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出典元:photoAC(画像はイメージです)

3つ目の鉄則が「フードデリバリーを使わない」こと。Aさんは最初のリリース当初のキャンペーンこそ利用したが、それ以降は一切使っていない。

「節約ベースが主義だから、絶対に毎回クーポンを使って安くならないかを考える。でもフードデリバリーは配送料や定価以上の料金がかかるから、個人的にはありえない」と明快に語る。

ただし、他人の価値観は尊重する姿勢も見せる。「毎日フードデリバリーを使う人について、その人の自由だからリフレッシュできるならいいと思う」。

現在は「お弁当生活をやりたい」と考えているというAさん。一貫した節約ポリシーは、単なるケチではなく、自分なりの価値観に基づいた生き方なのだ。

まとめ

17歳からポイ活を続け、現在10万ポイントを保有するAさんの「絶対にやらない3つのこと」は、単なる節約術を超えた人生哲学だった。これらの選択の背景には、浮いたお金で本当に価値があると思うものに投資したいという明確な意志がある。

「人と一緒にいる時やお土産にはケチらない」というポリシーも持つ彼女。メリハリの効いた節約術は、多くの人にとって参考になる考え方かもしれない。年間数万円の節約が、長期的な資産形成や人生の豊かさにつながる。Aさんの生き方は、そんな可能性を示してくれている。