新幹線で「座席倒そうとしたけど、諦めた」リクライニングが阻止された“意外なワケ”に物議

2025.4.3

しばしば、SNSで「新幹線に乗車していたら、後ろの人の荷物が多すぎて・大きすぎてシートを倒すことができなかった」という趣旨の投稿が話題になっています。

それらの投稿を見て、乗務員に伝えて注意してもらうべきであるという趣旨の意見も多数。一方で、場合によってはそこに荷物を置かざるを得ない人もいるという内容のコメントも寄せられているようです。

はたして、世の中の人は新幹線で後ろの人の荷物が多すぎて・大きすぎてシートを倒すことができない場合、どうするべきと考えているのでしょうか？詳しくご紹介します。

荷物の持込に関する規定

JR東海は「東海道・山陽・九州・西九州新幹線への特大荷物のお持ち込みについて」で、「3辺合計160cm超の大きな荷物の持込には専用座席のご予約が必要です」としています。「特大荷物」とは「３辺の合計（A＋B＋C）が、160cm超250cm以内のお荷物」で、もし事前予約せずに持ち込んだ場合、「持込手数料」として1,000円（税込）が徴収されるそうです。

なお、250cm以上の荷物に関しては持込禁止。一方で、「スポーツ用品・楽器・車いす・ベビーカー等については、そのサイズに関わらず事前のご予約は不要です」としています。

ただ、この規定よりも小さな荷物であっても、足元に積んでいたり、大きめのスーツケースだったりすると、前の座席の人がシートを倒しづらくなってしまうようです。

荷物を置けるスペースのある座席を予約するべきというコメントも多数

新幹線に乗車する際に、スーツケースなどをはじめ、ある程度大きさのある荷物を持ち込む方は少なくないでしょう。そのため、荷物を持ち込むこと自体を否定している方はほとんどいないようです。

しかしながら、他の乗客に迷惑をかけるくらい大きな荷物を持込むことに対しては、批判的な内容の意見が少なくありませんでした。

荷物を置く場所がないからって、他人に迷惑をかけちゃダメだよね。
前の席の人がかわいそう…。

他人に荷物に遮られ、シートを倒すことができなかった乗客に同情する趣旨のコメントもありました。また、ご自身も同様の被害に遭い、気分を害したという内容の意見も。

私もやられたことがあります。本当に気分が悪かったです。

そのほか、もし他の乗客の荷物のせいで迷惑を被る場合、車掌や乗務員に伝えて注意してもらうべきという趣旨の意見もありました。

車掌に伝えて注意してもらいましょう。
乗務員さんに指摘してもらいたいですね。

自分も同じような荷物の置き方をしたことがあるという人も

荷物は頭上の棚に入れるものですが、棚に上げるということが難しい人もいるため、自分の体の前に置かざるを得ない場合もあるだろう、と理解を示す意見もありました。

身長が低かったり、何か事情があったり。常識がないわけではなくて、そうせざるを得ない人もいます。
150cm以下くらいの人だと、スーツケースを棚の上に乗せるのは厳しい。
荷物が重すぎて、同じようなことをしてしまったことがあります。幸い、ほかの人に迷惑をかけずに済んだけれど…。

身長が低かったり高齢で力がなかったりという理由から荷物を上の棚に置くことができない人もいる、という意見もありました。また、荷物が重すぎるなどの事情から、結果として周囲の乗客に迷惑をかける置き方になってしまったという人も。

「乗務員さんにお願いして、棚にのせてもらうべき」という意見もありましたが、常に近くに乗務員さんがいるわけでもなく、降車する際のことを考えると、タイミングが合わないこともあるかもしれません。

みなさんはどう考えますか？

今回は、世の中の人は新幹線で後ろの人の荷物が多すぎてシートを倒すことができない場合、どうするべきと考えているかについてご紹介しました。

自分の都合で他人に迷惑をかけるような行為に対し、批判的な内容の意見を述べている方も多数。また、そのような被害に遭った場合、車掌や乗務員に伝えて注意してもらうべきという趣旨のコメントもありました。

一方で、さまざまな事情から自分も同じような荷物の置き方をしたことがあるという人も。しかし、他の乗客に迷惑をかけるくらい大きい荷物を持込む場合、あらかじめ適切な座席を予約するべきであるという内容の意見も少なくありませんでした。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか？

参考：JR東海「東海道・山陽・九州・西九州新幹線への特大荷物のお持ち込みについて」（https://railway.jr-central.co.jp/oversized-baggage/index.html）