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春ドラマ1番の“注目作” 主役レベルの輝きを魅せる、聡明な昭和の女性を演じる“美人女優”に賛辞「最強のサブカップルすぎる」

  • 2025.6.12

春ドラマイチと言ってもいいかもしれないほど、放送するたびに話題を集めている『波うららかに、めおと日和』。主人公・なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)のカップルだけでなく、いわゆるサブカップルである芳森芙美子(山本舞香)と深見龍之介(小関裕太)にも注目が集まっている。

昭和を舞台にした心温まるラブストーリー

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(C)SANKEI

『波うららかに、めおと日和』は、西香ハチがコミックDAYSで連載している同名漫画が原作の作品。結婚を機に出会った恋愛に不慣れな主人公・なつ美(芳根京子)と帝国海軍中尉・瀧昌(本田響矢)が、徐々に距離を縮めながら、穏やかな結婚生活を送っていく物語。昭和初期を舞台に、じれったくてかわいらしい夫婦の関係性が描かれている。

サブカップルである芳森芙美子は、なつ美が出席した海軍士官の奥様会「花筏の会」会長の姪っ子。なつ美がはじめて「花筏の会」に出席した際に、芙美子が自然になつ美をフォローしたことをきっかけに二人は友人になった。相手である深見龍之介は、帝国海軍での瀧昌の同僚だ。芙美子となつ美が「花筏の会」に出席した際に、芙美子が結婚から逃げるために深見の名前を出したことをきっかけに、なつ美のはからい(人の恋を見守るのを楽しんでいるとも言う)によって、二人は対面することに。

第6話では、芙美子と深見の喫茶店での初デートが描かれ、第7話でも子どもを助け、徐々に距離を縮めていく二人の姿が描かれている。

クールで聡明な女性が似合う山本舞香

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(C)SANKEI

芙美子は、原作漫画でもあまり表情を変えない女性だ。理路整然とした口調で、ピシッとした姿勢を保ち、クールで聡明な印象を与える。山本の口元だけを動かす表情変化の少なさや意思の大きな瞳からは、原作漫画通りの雰囲気を感じさせる。

そんな芙美子が、なつ美と瀧昌の微笑ましい様子を見て、柔らかな表情を見せた時の威力は絶大だ。なつ美の健気で純真なヒロイン像とは違った可愛らしさを見せている。芙美子のキャラクターを深く理解した落ち着いた声色や表情の作り方、口角のあげ方など、山本の演技力を堪能できる役柄だろう。

第6話で描かれた芙美子と深見のデートでは、深見に若干の壁を作りつつも、深見の結婚観に同意したり、深見の歯の浮くようなセリフを軽くいなしたりと、深見を振り回す姿を見せた。 掴めない性格をしている深見と好相性と言えるだろう。

SNSでは「ふかふみもかわいすぎる」「最強のサブカップルすぎる」など、なつ美と瀧昌とは違う雰囲気を持つ二人にもファンがついているようだ。終盤に差し掛かりつつある『波うららかに、めおと日和』。なつ美と瀧昌の進展だけでなく、芙美子と深見の行く末にも注目だ。


ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202