“どうしようもなく、落ち込んでしまったら”…人生を変える【心のスッキリ術】

瞑想に重点を置いたヨーガクラスを展開している、Uttal yoga&healing school（ウタール ヨーガ・ヒーリングスクール）の椎名慶子さんに、ハッピーのヒントを教えていただく“ヨーガの教え”。

私たちは、落ち込むこと、苦しいことといつも隣り合わせです。自分がしてしまったことだったり、どうしようもできないことだったり、理不尽なことだったり。
最終回の今日は、どうしてもポジティブな気持ちになれないほどに落ち込んだときに思い出したい教え。気持ちを切り替えるためのヒントを伺いました。

まず、自分にかけてあげたい言葉「大丈夫」

落ち込んでいる時や苦しい時は、「これがずっと続くんじゃないか…」なんて気分になりませんか？希望が見えなくて、解決の糸口もなくて、「永遠に終わらないんじゃないか？」という気分になりますよね。

でも、大丈夫です。終わります。終わりはきます。
「大丈夫、絶対に終わる」と、自分でも自分にそう言ってあげてください。

“周りの人の幸せ”が正直辛い。でも、それは…

苦しい時というのは、自分以外の周りの人がみんな幸せに見えたりだとか、自分はダメなのに周りの人はうまくいってるように見えたりしてしまって、よけいに惨めになったり、落ち込んでしまったりしますよね。「なんで私だけこんな目にあわなきゃいけないの」なんて。

でも、そうなってしまうと、もう落ち込んでいく一方で、ポジティブに、浮上するような考え方のサイクルに入れなくなるものです。

ときに、周りとのコミュニケーションを断ちたくなることもあるでしょうし、笑顔でいる人のことを憎たらしく思って避けたくなってしまったり、無性に腹が立ってしまったり…。でも、そうしてしまうと、今度はそんな風に他人に腹を立てる自分に腹が立ってしまうことも。
自己嫌悪になり、よけいに苦しくなってしまいますよね。

今、苦しくても、未来のあなたは笑える

そんな苦しい状況に入った時に思い出してほしいのが、この教え。「物事はすべて移り変わる」ということ。そして、「誰にでも苦しいことはやってくる」。

この世界にいる、すべての人のところに、苦しいことっていうのは訪れる。特別にあなたが不幸に好かれているわけではありません。だから、いま目の前を通り過ぎた幸せそうに見える誰かより、あなたの方が不幸せであるわけでもないんです。

誰にでも「苦しいこと」というのは訪れる。そしていちばん心に留めてほしいのは、訪れた後には必ず去っていくということ。そう、苦しい時というのは、必ず去っていくんです。だから、「この状況は必ず変わる」ということを頭の中で理解して、忘れないでいてください。

苦しいときに無理に笑うことは難しいことだけれど、「大丈夫、苦しいときは必ず終わる、変わる」と、まずは心を穏やかにしてみて。

「今辛い状況でも乗り越えれば、笑える時もくるのかも」と、ほんのちょっとだけ前向きに気持ちを切り替えてみるだけでいいんです。

「人生すべて」じゃない、「今」が苦しいだけ

苦しい時に、「自分のところにだけ苦しいことがある」というふうに思わないようにすること。いちばん避けたいのは、「この人生はすべて苦しいものだ」と決めつけてしまうこと。

でも大丈夫、必ず状況は変わるんです。自分にそう教えてあげて、心を穏やかにしてあげてくださいね。

大人女子の心のモヤモヤをスッキリさせる“ヨーガの教え”は、今回が最終回。少しでも、毎日心穏やかにできるヒントを感じて頂けたら幸いです。
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協力：Uttal yoga&healing school

Edit:TRILL編集部