瞑想に重点を置いたヨーガクラスを展開している、Uttal yoga&healing school(ウタール ヨーガ・ヒーリングスクール)の椎名慶子さんに、ハッピーのヒントを教えていただく“ヨーガの教え”。
5回目となる今回は、あなたと、あなたの大事な人にとってのお話。愛する人、大事な人に対してだからこそ、気持ちが前のめりになってしまうことはありませんか? でも、この先もずっと良い関係でいたいなら、一度立ち止まって見つめ直すことも大切。相手にとって必要なことは何なのでしょうか?
「愛している人だからこそ気になる」は、相手にとっては束縛に
「愛する人との関係を、今よりもっと良くしていきたい」そう思うことはありますよね。この場合は、すでにパートナーシップを組んでいる相手…恋人や旦那さん、もしくはお子さんなどが当てはまります。
そういった相手と、良い関係を築くためには、大切な鍵として、あげるべきものがあるんです。それは何かというと…[自由]と、[スペース]。
人って、愛している人だからこそ、気になるし、全てを知っていたいと願ったり「自分の思い通りにして欲しい」という気持ちが自然に沸き上がってくるもの。ただ、それはされる相手にとっては束縛と感じることもあるんです。
だからこそ、本当に愛している人たちっていうのには、意図的にそれをしないっていうことがすごく重要なんです。
相手をがんじがらめにしてしまっていませんか?
あなたは、相手に対してこんなことを言ったことはありませんか?それも四六時中。
どこ行くの?、何を考えてるの?、どうするつもりなの?など。
どうしてLINEくれなかったの、どうしてこの時間に帰ってこなかったの、私こうしてって言ったじゃない…。
などと、相手の全部を、自分の思い通りにしようとしたことはありませんか。でも、そうしてしまうと、相手ってものすごい苦しいんですね。どんなに好きな相手でも、相手の願うこと全て、100%添っていくっていうのは、すごく辛いことなんです。
自分の全てを把握され、何もかもを監視されてしまうと、人は逃げたくなってしまうものなんですね。もちろん、愛し合う関係は崩れてしまう。
失いたくないなら、相手に時間と余裕を持たせてあげよう
愛していれば愛しているほど、全てを分かっておきたいとか、私の期待に添って動いてほしい、という欲求は必ず出てきます。
それは、すごく自然なことなんだけれど、愛し合い続けたいと願う相手ならば、失いたくないならば、とても重要なのは少し余裕を持たせてあげること。
「自由とスペース」を作ってあげる。そうして、はじめて「愛し合っていく」っていうことが可能になるんです。
たとえば連絡のタイミングも、LINEが既読になっているのに返事がこないと、気になってどんどん一方的に送ってしまったりしていませんか?そういうときは時間の余裕、時間のスペースをあけてあげることを意識してみてください。
想いを伝える時に大切なこととは?
「こうしてほしいな」と思うことがあっても、「絶対にこうして!」ではなくて、「こうしてほしい、でもそうじゃなくてもいいよ」と、必ず相手が自由に選べる状況を作りましょう。そうすることで、相手はプレッシャーに感じることもなくなるんです。
物理的なスペースではなく、大事なのは心にスペースを置いてあげることです。
そしてこれは、喧嘩したときだけだとか、一時的にだけでなく、一生続けてください。
たとえば結婚したら終わらせて良いものでもありません。最初はうずうずとするかもしれませんが、相手との関係がうまく行けば、きっとあなた自身、過ごしやすくなると思います。ぜひ気楽な気持ちで続けてみてください。
心がスッキリとする“ヨーガの教え”は毎週火曜日更新、次回は6月25日公開予定です。お楽しみに!
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協力:Uttal yoga&healing school
Edit:TRILL編集部