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災害時のモバイルバッテリーの使い方!スマホ充電だけじゃない意外な活用法

  • 2026.11.6

災害への備えとして、モバイルバッテリーを用意している家庭も多いのではないでしょうか。停電したときでもスマートフォンを充電できるため、連絡手段や情報収集手段を確保するという意味では、今や身近な防災アイテムのひとつです。

でも、ふと気になりました。「モバイルバッテリーって、スマホ以外にも使えるのでは?」

そこで今回は、私が普段から使っているモバイルバッテリーに、自宅にあるいろいろなUSB機器を実際につないでみました。すると、スマホの充電以外にも、停電時に役立ちそうな使い道が見えてきました。

わが家の「いつものモバイルバッテリー」を使って検証

今回使ったのは、普段からスマートフォンなどの充電に使っているモバイルバッテリーです。オンラインストアで購入したもので、容量は20800mAh。最大6台を同時に充電できる仕様になっています。

本体には4種類のケーブルが内蔵されていて、USB-A入力のほか、Type-C、Micro-B、Lightningの出力に対応。さらにType-CとMicro-Bの2つのポートも備えています。MagSafeによるワイヤレス充電にも対応しています。

電源ボタンを長押しするとライトが点くので、防災用としても便利です。これだけ端子の種類があると、スマートフォン以外にも充電できる機器があるのではないかと期待できます。

まずはスマホとタブレット。停電時の「情報源」を確保

最初に試したのは、もちろんスマートフォンです。モバイルバッテリー本来の使い方なので、問題なく充電できました。災害時、スマートフォンは家族との連絡だけでなく、気象情報や自治体からの情報、交通状況などを確認するためにも使います。

特に停電してしまうと、自宅のWi-Fiルーターなどが使えなくなる場合もあります。スマートフォンの通信機能を使って情報を得る場面も考えられるため、バッテリー残量を確保しておくことは重要です。

続いてタブレットも試してみました。こちらも充電できました。タブレットはスマートフォンより画面が大きいため、家族で情報を確認するときなどにも使いやすいです。

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USBブックライトは「スマホの電池を使わずに明かりを確保」

次に試したのが、クリップ式ブックライトです。普段は、子どもを寝かしつけながら読む絵本に取り付けて使っています。モバイルバッテリーにつないでみると、こちらも問題なく点灯しました。

「停電したらスマートフォンのライトを使えばいい」と思うかもしれません。でも、スマートフォンのライトを長時間使えば、その分バッテリーを消費します。そこで、USBで給電できるライトをモバイルバッテリーにつなげれば、スマートフォンの電池を温存しながら明かりを確保できます。

停電時には、部屋の中を移動したり、トイレに行ったり、必要なものを探したりと、照明が必要になる場面は意外と多いもの。専用の防災ライトを用意するのももちろん大切ですが、普段使っているUSBライトがあれば、「モバイルバッテリーと組み合わせて使える」と知っておくだけでも選択肢が増えます。

ブックライトなら、普段は読書などに使い、いざというときには照明として活用できます。こうした「普段使いと、もしもの兼用」は、収納場所を増やしたくない家庭にも取り入れやすそうです。

ハンディファンも使える!暑い時期の停電対策に

続いて試したのはハンディファンです。こちらもモバイルバッテリーにつないでみたところ、充電されて動かすことができました。ハンディファンは機種によって対応する端子が異なるため、複数の端子がついているモバイルバッテリーだと安心です。

災害というと冬の寒さ対策を考えがちですが、暑い時期の停電も心配です。エアコンや扇風機が使えなくなると、室内の暑さ対策が難しくなります。特に乳幼児や高齢者がいる家庭では、暑さへの備えも考えておきたいところです。

もちろん、ハンディファンだけで暑さを解決できるわけではありません。それでも、電源が確保できない状況で「風を送る手段がひとつある」というのは安心材料になります。

さらに、わが家にはベビーカー用のファン付きシートもあります。これは充電式ではなく、USBから給電して使うタイプ。ここで気づいたのが、「充電できるもの」だけでなく、「コンセントやUSBから電源を取って動かすもの」にもモバイルバッテリーが使えるということです。つまり、モバイルバッテリーは「充電器」というより、条件が合えば小さな「非常用電源」としても使えます。

ただし、ファン付きシートのようにUSBから給電して使う機器は、モバイルバッテリーの容量や出力によって使用できないこともあります。また、使用可能時間も大きく異なります。長時間使用できることを保証するものではないので、平常時に一度つないで確認しておくと安心だと思いました。

こんなものにも使える

今回、わが家にあるものだけでもいくつかの使い道を確認できましたが、USBで充電・給電できる生活用品はほかにもあります。

例えば、充電式カイロです。寒い時期に使う充電式カイロは、普段はコンセントやUSB経由で充電して使います。停電が長引いた場合でも、モバイルバッテリーから充電できる機種なら、暖を取るための選択肢になります。

また、USBブランケットもあります。電気毛布ほど大きなものではなくても、USBから給電できるタイプなら、モバイルバッテリーと組み合わせて防寒対策として使える可能性があります。

充電式ラジオも、そのひとつです。災害時には、スマートフォンだけでなく、ラジオから情報を得られるようにしておくと安心です。充電式タイプなら、対応するモバイルバッテリーから充電できる機種もあります。

ただし、すべての製品が同じように使えるわけではありません。手持ちのモバイルバッテリーの出力で使用できるか、対応する端子を備えているかなどを、あらかじめ確認するのが良さそうです。

防災のために買う前に「家にあるもの」を調べてみよう

今回、実際に試してみて感じたのは、モバイルバッテリーには、「スマートフォンの充電」以外の活用法があるということです。日頃使っている機器の中にも、充電・給電できるものがあることを知るのは、災害時の安心につながると思いました。

もちろん、モバイルバッテリー1台ですべての家電を動かせるわけではありません。消費電力の大きな機器には対応できない場合もありますし、容量を使い切れば、それ以上は使えません。だからこそ大切なのは、災害が起きてから「これ、使えるかな?」と考えるのではなく、普段のうちに一度試しておくこと。まずは家にあるモバイルバッテリーとUSB機器を実際につないでみてください。「これも停電時に使えるかも!」と気づくだけでも、もしものときの選択肢は増やせます。

普段の暮らしで使っているものを、災害時にも活用する。そんな「日常の延長線上にある防災」から、わが家の備えを見直してみるのもよさそうです。

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<執筆者プロフィル>
海老原葉月
ライター、整理収納アドバイザー1級

カインズ公認の「日本一のカインズマニア」、スリコマニアとしても知られる。

14歳、11歳、2歳の三兄弟を子育て中。東日本大震災、令和元年房総半島台風にて被災した経験から、防災に関する情報を発信。

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