1. トップ
  2. 芸術の秋到来! 今季見逃せないアートイベント5選

芸術の秋到来! 今季見逃せないアートイベント5選

  • 2026.10.29

1 TOKYO JAZZ CLUB

元DJという経歴を持つエスベン・ヴァイレ・キアーによるパフォーマンス作品。Hardcore Freedom at Copenhagen Contemporary. 2020. Esben Weile Kjær

旧カプセルホテルを舞台にしたアートと音楽の社交場

神保町のかつてのカプセルホテルが、この秋だけ新たな“クラブ”になる。仕掛けるのは、2022年にスイスのバーゼルで誕生した独立型プラットフォーム「Basel Social Club」の創設メンバー。これまで世界の都市で工場や空きオフィスなどを舞台にしてきた彼らが、東京ならではの文化的背景から新たな表現の場を構想した。アーティストやキュレーター、ギャラリストらによるコレクティブを軸に、現代アートの展示やパフォーマンスをはじめ、食やバーまでを展開する。共同創設者のヤエル・サロモノウィッツが「視覚的なスペクタクルよりも、そこで生まれる体験を重視する」と語るように、その時その場所で生まれる予定調和のないアート体験が見どころ。「アートウィーク東京」と連携。

ブラックネス(黒人であること)を問うアーサー・ジャファ。Exhibition view of “Helter Skelter: Arthur Jafa and Richard Prince” Andrea Rossetti Courtesy Fondazione Prada
リサ・ジョーが描く、物事が崩れ落ちる直前の、危ういイメージ。Lisa Jo, The Un-Bonding, 2025 Lisa Jo and Molitor, Berlin. © Lisa Jo.

テーマの「ジャズ」は、単なる音楽ジャンルではない。互いの音を聴き、瞬時にセッションが生み出されるようなジャズの即興性を大切にしながら、多彩なプログラムを展開する予定。

11月1日〜8日
東京・神保町の旧カプセルホテル
公式サイト/https://tokyojazzclub.jp/

2 アートウィーク東京

「AWT FOCUS」出展作品イメージ。エリカ・ヴェルズッティ《Sculptures Last Night》2025年 the artist and Fortes D’Aloia & Gabriel, São Paulo/Rio de Janeiro

過去最多、56の美術館とギャラリーを横断する5日間

都内のアートシーンを無料バスで巡る「アートウィーク東京」が今年も開催。映像プログラム「AWT VIDEO」は、上海ロックバンド美術館の X・ジュー=ノウェルが監修。キュレーターであり、金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子のオンライントークなども。アーティストコラボカクテルが楽しい「AWT BAR」では、建築家の伊東加恵が空間を担当。南青山のカフェ「LA & LE」監修のフードが提供される。

11月4日〜8日
都内の参加美術館・ギャラリーほか
公式サイト/www.artweektokyo.com/

3 国際美術展 TOKYO ATLAS

ユーモアと不穏さを交差させながら、愛や家族を描く笹岡由梨子の作品。 2 イケムラレイコの約6メートルの彫刻を、レインボーブリッジのふもとに展示。イケムラレイコ《ムーンラビット・ランディング》コンセプト・ドローイング 2026 Hearst Owned

湾岸エリアの日常風景をアートへと描き替える

初開催の国際美術展「TOKYO ATLAS」が掲げるのは、美術館などの専用施設に作品を囲い込まず、日常の都市空間にアートを差し込むという試み。会場となるのは東京湾沿岸の公園や現在は休止中の地下駐車場など。屋外に展示される作品は光や天候、人の往来とともに表情を変えるのもおもしろい。タイトルの「ATLAS」は、神話的存在であるアトラスに由来し、地図帳という意味も。作品を目印に臨海エリアを巡れば、東京の地図に新しい線が引かれていく。国際的なアーティストの視点と、都市に積み重なった歴史、市民のいつもの生活が交差し、東京が、まだ知らない場所へと変わるはず。

イケムラレイコの約6メートルの彫刻を、レインボーブリッジのふもとに展示。基本的に入場無料(一部プログラムを除く)なので、散歩感覚で巡ることができる。知っているようで知らなかった東京の歴史やインフラそのものが作品と出会う舞台に。笹岡由梨子《タイマツ》2026. 麥生田兵吾

~12月20日
台場公園、お台場海浜公園、テレコムセンタービルほか
公式サイト/https://tokyoatlas.jp/

4 ARTE TOKYO(アルテ・トーキョー)東京国際文化芸術祭

永山祐子設計。廃棄された漁網をリサイクルした素材から作られたハンモックとタープ。《うみのハンモック》永山祐子建築設計 ©Nobutada Omote

アートで街をつなぐ!東京都主催の文化芸術祭

日本を代表するアーティストやクリエーター、文化施設が一体となって、アートフェスや展覧会、演劇、音楽、イルミネーションまで、秋から冬にかけての多彩なコンテンツをまとめ、東京の文化体験として盛り上げる取り組み。都内3エリア(臨海、日比谷・丸の内、代々木・渋谷)を中心に、エンタメ盛りだくさんの東京の今を体感して。

エキソニモ〈Kiss, or Dual Monitors 2026〉展示イメージ Hearst Owned

東京というとてつもなく密度が高く多層的な都市で、アートを核とするこれまでにない試み。都内に点在する個性あるひとつひとつの活動が結び合わさる、相乗効果に期待。

〜12月31日

臨海、日比谷・丸の内、代々木・渋谷ほか都内各地
公式サイト/https://artetokyo.jp/ja/

5 アートコラボレーション京都

MIYANAGA Aiko, night voyage -clock-, 2010 MIYAJIMA Kei ⒸMIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

京都発のアートフェアが今年も開催!

「Art Collaboration Kyoto」最大の特徴は、国内ギャラリーが海外ギャラリーを迎え、ひとつのブースを共有する「ギャラリーコラボレーション」。2026年は18の国・地域、24都市から63ギャラリーが参加。京都にゆかりのある作家や作品を紹介する「キョウトミーティング」もこの土地ならでは。若手アーティスト支援や、SGCのサポートでかなった宮永愛子による「金」の記憶と時間を巡るインスタレーションといった、スペシャルプログラムも満載。

11月7日〜9日 国立京都国際会館ほか
公式サイト/https://a-c-k.jp/

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ