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「生活費のため」ATMで“5万円”を出金した70代女性→30分後、銀行から届いた“1本の電話”に「やってしまった…」【元銀行員は見た】

  • 2026.10.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

銀行の通帳や印鑑をまとめて保管するため、いわゆる“貴重品ポーチ”を用意している人も多いのではないでしょうか。銀行へ向かう際はポーチ1つで必要なものを持ち出せるため便利ですが、管理方法には注意が必要です。

今回は、生活費を下ろすためにATMを利用したものの、その後、銀行からの電話に青ざめることになった女性の事例を紹介します。

「生活費を下ろすため」銀行のATMへ訪れた女性

70代の女性・Aさん(仮名)は、生活費の出金のため、銀行のATMへ向かうことにしました。

通帳と印鑑をまとめて保管している“貴重品ポーチ”と、キャッシュカードが入った財布をカバンに入れて準備を進めるAさん。

銀行に到着し、ATMで5万円を出金します。

「現金とキャッシュカードを忘れないようにしないと…これでよし」

取り出した現金・キャッシュカードをしっかりと財布にしまったのを確認したあと、帰路につきました。

30分後、銀行からの電話に「やってしまった…」

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

帰宅から30分後、Aさんの携帯に1本の電話がありました。

画面を見ると、先ほどATMを利用した銀行からです。

「お世話になっております。Aさまのポーチが忘れ物として届けられております」

「…そういえば、現金をしまう時にATMの横にポーチを置いて、そのままにしていたかも…。今すぐ取りに行きます」

急いで銀行に戻り、窓口へと向かうAさん。

通帳と印鑑が入ったポーチを受け取り、ほっとしていると、行員からこんな言葉が。

「持ち主さまへのご連絡のため、ポーチの中身を確認させていただきましたが…。ATMのみの利用であれば、印鑑もあわせて持ち歩くのは、リスクが大きいかもしれません。特に、Aさまは通帳の表紙裏にご自身で“お届け印”を押していますよね?」

「ええ…。どの口座にどの印鑑を登録しているのか分からなくなってしまうので、忘れないようにと…」

「通帳と印鑑があれば、窓口で出金できてしまう可能性もあります。ご来店の際は、貴重品ポーチの中から必要なものだけをお持ちいただくのがもっとも安全かと思います」

Aさんの貴重品ポーチには、他の銀行の通帳や印鑑もまとめて保管してあったそうです。

行員の話を聞いて危機感を持ったAさんは、その後、ポーチごと持ち歩くことはなくなったといいます。

「“銀行にはこのポーチを持っていけば大丈夫”という感覚でいましたが、落としたり忘れていったりした時のことを考えると、やはり怖いですね…。これからは、そのときに使うものだけ鞄に入れようと思います」

そう話されていました。

通帳・印鑑の管理方法に注意

銀行員時代を振り返ると、Aさんのように、貴重品ポーチをそのまま持って来店される人は少なくありませんでした。

また、「印鑑を間違えないように」と、通帳に印鑑を押しているケースも複数見かけました。

しかし、通帳と印鑑をまとめて紛失してしまうと、不正利用や悪用につながるリスクがあります。

“不要なものは持ち歩かない”を徹底し、可能であれば、通帳と印鑑を別々の場所に保管するのが望ましいでしょう。

さらに、印鑑の管理・把握が難しい場合、不要な口座を解約したうえで、1つの印鑑にまとめてしまうのも手です。

大切な資産を守るためにも、通帳や印鑑の管理方法を見直してみてください。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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