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10年かけて集めた、手仕事のフランス陶器が並ぶ食器棚。「WARD OFFICE」代表・TEAアドバイザー、ウォード美奈子さんの器の楽しみ方。

  • 2026.10.25
食器棚に並ぶ白い器たち。中段と、下段の左側に〈アスティエ・ド・ヴィラット〉の器が収められている。下段の右側は1900年代のフランスのアンティーク皿やカップ&ソーサーなど。これらは主にフランスの蚤の市で見つけた。

お茶の時間は〈アスティエ・ド・ヴィラット〉で。

パグを飼っているウォード美奈子さんが即購入を決めた〈アスティエ・ド・ヴィラット〉の犬のプレートとマグ。
ポット、花を飾ったタンブラー、プレートがアスティエ。1900年代初頭のフランスのカップ&ソーサーと。
抹茶碗にはフランスのアーティスト、オレリー・マチゴとコラボレーションしたボウルを。葉っぱ形の皿は画家・バルテュスの妻、節子夫人とのコラボレーション。
中国茶道具も見立てで。茶海(ちゃかい)と湯呑みもアスティエのものを使用。

学生時代から器集めに熱心だった、ウォード美奈子さん。10年ほど前からコレクションしているのが、フランスのイヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットによるライフスタイルブランド〈アスティエ・ド・ヴィラット〉の器だ。

「ヨーロッパに出張に行くことが多く、そこで食器に対する文化を感じました。みんな、お気に入りの器を一枚一枚、丁寧に買っていくんです」

それは、食への楽しみや美しさを大事にする、心持ちのようなもの。

「だから、私も一度に揃えるのではなく、パリやロンドンに行くたび、少しずつ買い集めてきました。10年かけてだいぶ充実したと思います」

イヴァンとブノワが産業革命以前の器作りの手法を蘇らせ、一つ一つ手仕事で製作。歪みや釉薬のムラすらも〝美〞に昇華させた。

「でも見た目通り、それほど頑丈な器ではありません。ちょっとぶつけるとすぐに欠けてしまう。そのはかなさもいいし、ムラや不揃いな形など完璧でないところに惹かれるのだと思います。それほど丁寧な暮らしはできないけれど、この白い器には、ふさわしいお菓子や料理を盛り付けたくなります。アスティエを軸にしていろいろな組み合わせを考えるのが楽しいんです。おままごとに近いのかもしれませんね」

また、見立てることでも、大きく魅力が変わる。例えば、美奈子さんは茶道具としても愛用。抹茶碗や茶巾筒をアスティエに。他の道具も貴婦人がパウダー入れにしていたガラス瓶や黒檀の小物入れなど、イギリスのアンティーク品などで擬ぎする。これらを茶箱に入れて、近所の公園で野点をするのが、最近の楽しみだという。中国茶も同様で、オノエコウタの陶板と合わせたボウルは、茶盤として使っている。

「見立てるのが得意なんです。海外の蚤の市で古い器や道具を探すのも好きなのですが、アスティエはアンティークとの相性がいい。自分の感性でしつらえられるのが魅力です」

家にいることが多くなり、ほぼ一日中お茶を楽しんでいるという美奈子さん。カップ&ソーサーの出番もひんぱんに。
自身で作ってペンキを塗った壁の前に置いたボウルには、キャンドルと季節の植物を入れて。花器としてもよく使う。
スティック型インセンスやインセンスホルダー、キャンドルもアスティエ。インセンスはフランスではなく、淡路島で製
バルテュス節子夫人×アスティエのプラッターの上には、この佇まいに合う色を考えて美奈子さんが自作したチョコレートを。
出典 andpremium.jp
ウォード美奈子WARD OFFICE代表・TEAアドバイザー

展示会や販売会のディスプレイや撮影の他、作家、ミュージシャンなどのPRも行っている。

photo : Masanori Kaneshita edit & text : Wakako Miyake

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