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こたけ正義感が「桃太郎」をリーガルチェック。川を流れる巨大な桃を持ち帰ったお婆さんは遺失物等横領罪で1年以下の拘禁?【インタビュー】

  • 2026.10.19

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親に読み聞かせしてもらったり、自分で絵本を読んだりと、誰もが幼い頃から親しんできた昔話。昔から脈々と読み継がれてきたそんな昔話をよくよく見ると、実は違法行為だらけだったとしたら……?

本記事では、お笑い芸人兼弁護士のこたけ正義感さんに、弁護士の目線で「桃太郎」をリーガルチェックしてもらいました。こたけさんが時空を超えて登場するマンガを通して、昔話の違法性を暴き出します。作画を担当したのは、イベント体当たり体験レポマンガでお馴染みの山本科学さんです。

――登場人物全員が何らかの犯罪者なんじゃないかといった勢いの昔話を、合法的な話に調整していくという「イリーガル昔話」が始まりました。実際にこたけさんが昔話の中に登場して淡々と違法性を摘発していくという内容ですが、マンガになった感想を教えてください。

こたけ正義感さん(以下、こたけ正義感):非常に嬉しいです。子供のころから聞いていたこのお話が弁護士になってから見るとあまりにイリーガルな内容だらけだったので正しい内容にできてよかったです。家に7歳になる息子がいますので息子にはこちらの桃太郎を読み聞かせたいと思います。

――第1話は誰もが知る勧善懲悪話の「桃太郎」です。川で洗濯しながらでかい桃を拾い上げたお婆さんがしょっぱなから違法でした。もしこたけさんが違法行為をやめさせず、警察に見つかってしまった場合、どのような処罰が下りますか?

こたけ正義感:遺失物横領罪が適用されるので罰則としては1年以下の拘禁または10万円以下の罰金若しくは科料となります。しかし、仮におばあさんが初犯だとすると起訴まではされることなく釈放されることになると思いますが数日間は身柄が拘束されることになるため、年老いたおばあさんには大変な経験になると思います。

――野生のキジをきびだんごで手懐けると、鳥獣保護管理法に違反する恐れがあると指摘していました。行政に許可をとるにしても、「鬼退治のため」という理由だと受理される可能性がかなり低そうな気がします。どういった態度で交渉に臨むのが理想でしょうか?

こたけ正義感:鬼退治に動物を用いるというのは動物愛護法の点からも非常に問題がある行為ですし、当然行政にその旨を伝えるわけにはいきません。今回は許可を取るのは難しいと思いますのでキジは諦めるほうがよいでしょう。

――最終的な解決策として、鬼が財宝を盗んだとして、被害者たちに呼びかけを行い、裁判所に被害届を申告してもらい、裁判で争うことになりました。ただし、この場合、桃太郎一行は事件とは無関係なので傍観者という立場になっています。桃太郎一行が、一銭のお金も受け取れず、名声もないままとぼとぼ帰宅する様子が切ないのですが、何とか彼らが利益を得る方法はないのでしょうか?

こたけ正義感:ありません。仮に桃太郎が弁護士であれば被害者側の代理人となり費用をもらった上で鬼たちに損害賠償を求めていくこともあり得ますが、桃太郎は無資格のただの青年なのでそれもできません。そもそも善意の人助けをして利益を得ようという発想を改めた方がいいと思います。

以上、リーガルチェックをありがとうございました!

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