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【目白台】永青文庫 秋季展「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」

  • 2026.10.19

永青文庫と早稲田大学會津八一記念博物館の共同企画、白隠ワールド開幕!

秋季展 永青文庫・早稲田大学會津八一記念博物館共同企画「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」[2026年10月3日(土)〜11月29日(日)]が永青文庫で開催中です。 早速足を運んで来ました。

白隠慧鶴(はくいんえかく)は、「臨済宗中興の祖」とされる江戸時代中期の禅僧です。
太い墨線で描かれたギョロリとした大きな眼の「達磨図」など多くの禅書画を描いて禅の教えを分かりやすく伝えようとしました。

永青文庫の設立者・細川護立は、16歳の時に肋膜を患い療養中に白隠著の『夜船閑話(やせんかんな)』を読んだことがきっかけで、白隠の禅書画のコレクションを始めたそうです。
晩年、護立は白隠ともう一人の禅僧・仙崖の禅書画を自宅で掛け替えてながめるのを日課にしていたそうです。

本展は、永青文庫のよりすぐりの白隠コレクションの名品に出会える白隠ファンにも白隠初心者にも楽しみな展覧会です。

※館内は撮影禁止です。

永青文庫 秋季展「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-

白隠の禅書画の魅力

白隠は、貞享2年(1685)に駿河(静岡県)に生まれました。
15歳で松蔭寺の単嶺祖伝(たんれいそでん)について出家し、慧鶴(えかく)と名付けられました。諸国を行脚した後、34歳で松蔭寺の住職となった頃から白隠の道号を名乗るようになったそうです。
いつ頃から書画を描き始めたのかは明らかになっていませんが、釈迦や達磨などの仏教絵画だけでなく、七福神やお多福といった人々に親しみやすい画題を取り入れました。

白隠の「達磨図(だるまず)」

「達磨図」はよく描かれたモチーフの一つでした。
白隠83歳の作、《達磨図》(白隠慧鶴自画賛 明和4年(1767) 1幅 通期展示)。大きな頭に丸く見開かれた眼は白隠最晩年の達磨図に見られる特徴だそうです。

眼鏡を使用しないで描いたと署名があり、ご本人の誇らしげな様子が浮かびます。
「賛」とは、「自分の心の奥底を見つめ、本来備わる仏性(ぶっしょう、仏になることができる性質)をしっかりと自覚しなさい」という意味だそうです。

白隠の謎解きのような書

禅画だけでなく、書も数多く残した白隠。

《墨蹟 楽字》(白隠慧鶴筆 江戸時代・18世紀 1幅 通期展示)。「楽」の文字が紙面の下まで長~く伸びています。 右に「(楽)は苦のたね」、左に「苦は楽のたね」と揮毫しています。白隠独自の形式にユーモアを感じました。

白隠の弟子たちの作品や、《お灸お福図》(白隠慧鶴自画賛 江戸時代・18世紀 1幅 前期:10月3日(土)~11月3日(火・祝))など思わず笑ってしまうコミカルでほのぼのした作品もあり、白隠ワールドの魅力あふれる禅書画に出会うことが出来ました。

※文中記載のないものは永青文庫蔵

「白隠ワールド」展図録

白隠ワールドの魅力が満載の「白隠の禅書画 ―細川護立・富岡重憲コレクションの全貌―」(2,000円)を購入。

永青文庫と早稲田大学會津八一記念博物館が所蔵する白隠の書画をまとめた図録です。

図録「白隠の禅書画 ―細川護立・富岡重憲コレクションの全貌―」

秋の博物館美術館巡りで白隠ワールドにひたる

現在、永青文庫には護立が蒐集した300点を超える白隠の書画が所蔵されており、日本有数のコレクションとしての質と量を誇ります。
同館の白隠コレクションをはじめ関連する禅僧の書画を調査したところ、早稲田大学會津八一記念博物館の禅書画の中に、護立旧蔵品が含まれていることが分かったそうです。
同時開催となる、早稲田大学會津八一記念博物館では、護立と富岡重憲(日本重化学工業株式会社初代社長)の禅書画コレクションが展示されます。

永青文庫で開催中の秋季展 永青文庫・早稲田大学會津八一記念博物館共同企画「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」は11月29日(日)までです。
※早稲田大学會津八一記念博物館「白隠ワールド 富岡重憲と細川護立コレクションの邂逅」は12月8日(火)まで。
最新の情報は同館ウェブサイトで。

永青文庫と早稲田大学會津八一記念博物館は徒歩圏内にあります。秋のお出かけに両館の白隠ワールドを巡ってみてはいかがでしょう。

永青文庫 秋季展「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」

文京区立肥後細川庭園

肥後細川庭園は初秋の季節を迎えて落ち着いた雰囲気でした。
庭園の散策のあとは松聲閣で休憩も出来ます。

※肥後細川庭園と敷地内にある松聲閣は無料で入れます。

文京区立肥後細川庭園につながる石門

〇公益財団法人 永青文庫 
URL:https://www.eiseibunko.com/
住所:〒112-0015 東京都文京区目白台 1-1-1
TEL:03-3941-0850
交通:JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅出口3(「鬼子母神前」バス停)より、都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分 都電荒川線早稲田駅より徒歩10分。有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分。東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分
※駐車場なし 周辺の有料駐車場をご利用ください

〇秋季展 永青文庫・早稲田大学會津八一記念博物館共同企画「白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり-」 
会期:2026年10月3日(土)~11月29日(日)
前期:10月3日(土)~11月3日(火・祝)
後期:11月6日(金)~11月29日(日)
※前・後期で大幅な展示替えを行います。
開館時間:10:00~16:30 (入館は16:00まで)
休館日:月曜日、※ただし、11/23は開館、11/4(水)、11/5(木)、11/24(火)
※状況により臨時に休館や開館時間が短縮される場合があります。
最新の情報は公式X(旧Twitter)またはホームページにてご確認ください。
※来館時に事前予約は必要ありませんが、混雑時は待機時間が発生する場合があります。
入館料:一般:1,000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
※館内は撮影禁止です。
※画像の無断転載・転用は禁止です。

〇文京区立肥後細川庭園 
住所:〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-22
TEL:03-3941-2010
開園時間:2月から10月まで 午前9時から午後5時まで (但し、入園は午後4時30分まで)
11月から 1月まで 午前9時から午後4時30分まで(但し、入園は午後4時まで)
松聲閣(しょうせいかく):午前9時から午後9時まで(展望所は午後5時まで)

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