1. トップ
  2. 見た目はヤバいが推し活には全力! ゆるキャラの危機をピュアな心で救う男【書評】

見た目はヤバいが推し活には全力! ゆるキャラの危機をピュアな心で救う男【書評】

  • 2026.10.16

【漫画】本編を読む

イカつい見た目のせいで、いい人なのに誤解を受けがちな長髪とモヒカンのふたり。彼らに時々事件が起きる日常をシュール&コミカルに描いたのが『見るからに怪しい二人』(鬼澤馬勇/KADOKAWA)だ。いつも主に公園にいるふたりだが、今回はとあるイベントへ。そこでもちょっとした事件が発生する。

ふたりが訪れたのは市の当地キャラ・モリーくんが登場するイベントだ。おばけコウモリのモリーくんは大人気。大人から子どもまで、イベントには多くの人が集まっていた。自らしゃべらず、通訳の人(観光課の名護さん)を介してコミュニケーションをとるモリーくん。「なぜしゃべれないのか?」という疑問を持った長髪の方の男が「おばけだから?」と問うと、モヒカンの男はそこにすかさず、むしろ食い気味に「おばけコウモリ」と返す。モヒカンの方が誘ってこのイベントに来たことは間違いないだろう。

「お待ちかねのハグタイムに移りましょうか」という名護さんの声掛けで階段を降りようとするモリーくん。しかしそこで、足を踏み外してしまう。顔面を地面に打ち付け、すっころんだモリーくんの中から「ブツッ」という音が。同時にモリーくんはしおしおとしぼみ始めてしまうのだ。

実は中に送風機を仕込み、風で膨らんでいたモリーくん。通訳の名護さんはすぐに送風機のコードが外れたことに気づくが、そんなことは知らない子どもたちは萎んでいくモリーくんに動揺し、まさに阿鼻叫喚。そこを救うのが、我らがモヒカンというわけだ。

今回は怪しい見た目ではなく、モヒカンのガチオタ感が伝わってくるエピソード。もはやふたりの見た目だけではなく、キャラクターそのものが愛おしくなってくる。

文=原智香

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ