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『ワイルド・スピード』の車一覧|ワイスピ全作品・キャラ別の登場車

  • 2026.11.5

『ワイルド・スピード』(ワイスピ)シリーズのもう1つの主役が、劇中を走る車だ。1作目の日本製スポーツカーから、マッスルカー、数億円のハイパーカーまで、作品を重ねるごとに車のスケールも大きくなってきた。この記事では、本編10作とスピンオフ1作の主な登場車を作品別の表で一覧にし、ドム、ブライアン、ハンらキャラクター別の愛車、シリーズを象徴する日本車までをまとめて紹介する。(フロントロウ編集部)

ワイスピを象徴する車は?

シリーズの顔と言える1台は、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット(ドム)の愛車ダッジ・チャージャーだ。1作目で登場したチャージャー R/Tは、もともとドムの父親の車という設定で、その後もシリーズのほとんどの作品で、形や仕様を変えながらドムの相棒として走ってきた。

もう一方の主人公、ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーを象徴するのが日本車だ。1作目のオレンジのトヨタ・スープラ(A80型)と、2作目『ワイルド・スピードX2』の日産・スカイラインGT-R(R34)は、ブライアンの代名詞になった。3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でハンが乗った、オレンジと黒のマツダ・RX-7も欠かせない。

作品別の主な登場車一覧

作品ごとに、主要キャラクターが乗った車と、物語の見せ場になった車を表にした。映画の劇中車の年式は資料によって違うことが多いため、この表には年式を入れていない。車種名のリンク先は、中古車情報サイト「カーセンサー」の検索結果(その車種の中古車の一覧)だ。作品の並びと時系列は全11作品の見る順番を参照してほしい。

『ワイルド・スピード』(2001年)

ロサンゼルスのストリートレースが舞台。改造した日本製のスポーツカーやセダンが主役で、ドムの仲間たちの車には派手なボディキットが付いている。

車種乗った人物・場面
三菱・エクリプスブライアン。潜入捜査で最初のレースに使い、のちにジョニー・トランの一味に破壊される
トヨタ・スープラ(A80型)ブライアン。廃車寸前の車をドムの仲間と改造した
マツダ・RX-7ドム。ブライアンとの最初のレースで乗る
ダッジ・チャージャー R/Tドム。父親の形見で、クライマックスのレースに使う
ホンダ・シビック(3台)冒頭のトラック強盗に使われた改造車
フォルクスワーゲン・ジェッタ(MK3)ジェシー。父親の車を賭けたレースに負ける
ホンダ S2000ジョニー・トラン。ジェシーとのレースで乗る
日産・240SX(S14)劇中に登場(ホットウィールで再現された5台の1つ)
日産・スカイラインGT-R(R33)劇中に登場(同上)
フォード・F-150 SVT ライトニングブライアン
シボレー・シェベル SSドム。エンドクレジット後、メキシコを走る

ラストでブライアンは、ドムを逮捕せずにスープラのキーを渡し、借りになっていた「10秒で走る車」だと告げる。1作目の車のうち5台は、マテルのミニカー「ホットウィール」でも劇中の色で再現された。

『ワイルド・スピードX2』(2003年)

舞台はマイアミ。ブライアンとローマンが麻薬組織への潜入捜査で使う車が中心だ。

車種乗った人物・場面
日産・スカイラインGT-R(R34)ブライアン。冒頭のストリートレース
三菱・ランサーエボリューションVIIブライアン。捜査用に用意された車
三菱・エクリプス スパイダー(GTS)ローマン。捜査用に用意された車
ホンダ S2000(ピンク)スーキー(デヴォン・アオキ)
マツダ・RX-7(オレンジ)レーサーのオレンジ・ジュリアス
トヨタ・スープラ(ゴールド)レーサーのスラップ・ジャック。1作目でブライアンが乗った車が使われた
シボレー・カマロ イェンコ SYCブライアン。レースで勝ち取り、終盤に岸壁から船へ飛び込む
ダッジ・チャレンジャー R/Tローマン。同じくレースで手に入れた

スーキー役のデヴォン・アオキは撮影前は運転免許を持っておらず、撮影中に運転を習いながら、ピンクのS2000を走らせた。

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)

東京が舞台で、ドリフトが主役。ハンのRX-7やD.K.のフェアレディZなど、日本車のチューニングカーが並ぶ。

車種乗った人物・場面
シボレー・モンテカルロショーン。アメリカでのレースで大破させる
ダッジ・バイパー SRT-10ショーンの同級生クレイ
日産・シルビア(S15)ハンがショーンに貸し、初レースで壊される
日産・フェアレディZ(Z33)VeilSide仕様D.K.(タカシ)
三菱・ランサーエボリューションVIIIショーン。ドリフトの練習に使う
マツダ・RX-7 VeilSide「フォーチュン」ハン。カーチェイスの末に事故で炎上する
メルセデス・ベンツ W140ハンの車に衝突する車。のちの作品で運転者が明かされる
フォード・マスタング ファストバックショーン。父が手に入れた車に、壊れたS15のエンジンなどを移して峠の決戦に使う
プリムス・ロードランナードム。ラストで登場し、ショーンにレースを挑む

『ワイルド・スピード MAX』(2009年)

ドムとブライアンが再びそろう4作目。ニトロ(ニトロメタン)を使う車が、レティを殺した犯人を追う手がかりになる。

車種乗った人物・場面
シボレー・シェベル SSドム。後半でレース用に改造される
日産・スカイラインGT-R(R34)ブライアン。押収車置き場から選んだ車
フォード・グラン・トリノ・スポーツドムが行方を追う緑の車。地域でニトロを使う唯一の車だった
スバル・インプレッサ WRX STI(ハッチバック)ブライアン。押収車置き場から持ち出し、メキシコへの追跡に使う
ダッジ・チャージャー R/Tドム。修復したチャージャーで麻薬王ブラガを追う

『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011年)

舞台はブラジルのリオデジャネイロ。シリーズがレースから大強盗へと舵を切った作品で、列車から高級車を盗む場面から始まる。

車種乗った人物・場面
フォード・GT40ミア。列車から盗み出す
シボレー・コルベット列車から盗み出す車の1台
デ・トマソ・パンテーラ列車から盗み出す車の1台
日産・スカイラインGT-R(KPGC10)ブライアン
ポルシェ・911 GT3 RS(996)ブライアン
日産・GT-R(R35)ブライアン
ダッジ・チャージャー(警察車両)ドムとブライアン。4台を盗み、2台で巨大な金庫を引きずって街を走る
ダッジ・チャレンジャー SRT-8ドム。ラストのブライアンとのレース
ケーニグセグ・CCXRテズとローマン。大金を手にしてそれぞれが購入する

『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)

ロンドンとスペインが舞台。戦車や、相手の車をはねあげる特製の「フリップカー」まで登場する。

車種乗った人物・場面
フェラーリ・FXXテズ。前作で得た金で買った車
ジェンセン・インターセプターレティ。記憶を失った状態で再登場する場面
ダッジ・チャージャー デイトナ(深紅)ドム。レティとの1対1のレース
フォード・エスコート MK I RS1600ブライアン。戦車との高速道路のチェイス。ローマンがルーフに飛び移る
日産・GT-R(R35)・BMW M5(E60)・アルファロメオ・ジュリエッタブライアン
フリップカーオーウェン・ショウ一味。正面から車に突っ込んで宙にはねとばす
ダッジ・チャージャードム。炎上する輸送機から飛び出す

『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)

空から車を投下する作戦や、高層ビルの間を飛ぶ場面など、車のアクションが一気に空へ広がった。撮影では340台の車が使われ、そのうち230台以上が撮影で壊された。

車種乗った人物・場面
ジャガー・Fタイプ(白)デッカード・ショウ。冒頭で病院を破壊して立ち去る
プリムス・バラクーダドム。レティとレース・ウォーズへ向かう
シボレー・カマロ Z28ローマン。空から降りて乗り込む
スバル・インプレッサ WRX STI・日産・GT-R(R35)ブライアン
W モーターズ・ライカン ハイパースポーツドムとブライアン。高層ビルからビルへ飛び移る
アストンマーティン・DB9デッカード。ドムのチャージャーと正面から激突する
ダッジ・チャージャードム。終盤でヘリコプターに激突させる
クライスラー・タウン&カントリーブライアン。息子の送り迎えに使うミニバン
トヨタ・スープラ(A80型)ブライアン

『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017年)

キューバ、ニューヨーク、そしてロシアの氷原が舞台。氷の上で潜水艦とカーチェイスを繰り広げる。

車種乗った人物・場面
シボレー・フリートラインドム。キューバで、フェルナンドの車を借りてレースに出る
フォード・フェアレーンキューバのレースの相手ラルド
シボレー・インパラドム。レースに賭けた自分の車
プリムス・GTXドム。ニューヨークで核の発射装置を奪う
ベントレーローマン。ニューヨークの街を走る
シボレー・コルベット スティングレイ(赤)レティ。ニューヨークでドムを追う
ランボルギーニ(オレンジ)ローマン。氷上の運転に悪戦苦闘する
ダッジ・チャージャードム。氷原で潜水艦からのミサイルを誘導する

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)

車種乗った人物・場面
マクラーレン・720Sデッカード・ショウ。ロンドンの街中を走る

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年)

車種乗った人物・場面
ダッジ・チャージャー(マットブラック)ドム
トヨタ・GR スープラハン。シリーズに復帰したハンの車
ダッジ・チャージャードム。過去の場面で、弟ジェイコブとのレースに使う
フォード・マスタングジェイコブ。過去の場面で、兄ドムとのレースに使う
ノーブル・M600(紫)クイーニー。ロンドンでドムとストリートレース

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023年)

車種乗った人物・場面
ダッジ・チャージャードム。クラシックモデルのほか、4ドアの現行モデルも登場する
ダッジ・チャージャー デイトナ SRT バンシーEVのコンセプトカー
シボレー・インパラ SSダンテ。メタリックパープルの車で、父が死んだ因縁の橋での場面
ハーレーダビッドソン・パンアメリカ 1250ダンテ。ローマでの場面
アルファロメオ・GTVハン。ローマで、オレンジと黒に塗った車
ダットサン・240Zハン
ランボルギーニ・ガヤルド(金色)ローマン
デロリアン・アルファ5サイファー。ガルウィングドアのEVのコンセプトカー
日産・フェアレディZテス
マクラーレン・セナ(赤)デッカード・ショウ
フォード・マスタングジェイコブ。カセットデッキで音楽を聴く

キャラクター別の愛車

ドム(ヴィン・ディーゼル)の車

ドムといえばダッジ・チャージャーだ。1作目で父の形見として登場したR/Tは、『MAX』で大破したあとも修復され、作品ごとに形を変えて戻ってきた。それ以外でもプリムス・ロードランナー、バラクーダ、GTX、シボレー・シェベル SSと、アメリカ製のマッスルカーを選ぶのがドムの好みだ。1作目だけは、ブライアンとの最初のレースでマツダ・RX-7にも乗っている。じつは、ドムの愛車は当初、チャージャーではない車になる予定だったという。

ブライアン(ポール・ウォーカー)の車

ブライアンは日本車との結びつきがもっとも強いキャラクターだ。エクリプス、スープラ、スカイラインGT-R(R34)、ランサーエボリューションVII、インプレッサ WRX STI、GT-R(R35)と、日本製のスポーツカーを乗り継いだ。そのいっぽうで、『X2』のイェンコ カマロや『EURO MISSION』のフォード・エスコートのような旧車も乗りこなしている。シリーズの企画段階では、ブライアンの愛車が別の車種になる予定だったことも明かされている。『X2』でブライアンが乗ったR34の劇中車は、2026年11月から12月にかけて日本各地を回っている(ブライアンのR34が初来日)。

ハン(サン・カン)の車

ハンの車として有名なのが、『X3』のマツダ・RX-7だ。VeilSideが2005年の東京オートサロンのために作った「フォーチュン」というボディキットの車で、ユニバーサルが買い取り、濃い赤からオレンジと黒に塗り直して撮影に使った。この配色はハンのテーマカラーとして定着し、『ファイヤーブースト』のアルファロメオ・GTVもオレンジと黒に塗られている。『ジェットブレイク』ではトヨタ・GR スープラ、『ファイヤーブースト』ではダットサン・240Zにも乗った。

ローマン(タイリース・ギブソン)とテズ(リュダクリス)の車

派手好きなローマンは、『X2』のエクリプス スパイダーとダッジ・チャレンジャー、『SKY MISSION』のカマロ Z28、『ICE BREAK』のベントレーとオレンジのランボルギーニ、『ファイヤーブースト』の金色のランボルギーニ・ガヤルドと、目立つ車を選び続けてきた。『MEGA MAX』のラストでは、テズとローマンがそれぞれケーニグセグ・CCXRを手に入れている。

デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の車

イギリス出身のデッカードは、ジャガー・Fタイプ、アストンマーティン、マクラーレン・720S、マクラーレン・セナと、英国ブランドのスポーツカーに乗ることが多い。なお、『X3』でハンの車に衝突したメルセデス・ベンツの運転者は、のちの作品でデッカードだったことが明かされた。

レティ(ミシェル・ロドリゲス)、ジェイコブ(ジョン・シナ)、ダンテ(ジェイソン・モモア)の車

レティは『EURO MISSION』のジェンセン・インターセプター、『ICE BREAK』の赤いコルベット スティングレイと、登場シーンごとに印象的な車を走らせてきた。ドムの弟ジェイコブの車はフォード・マスタングで、『ジェットブレイク』の過去の場面と『ファイヤーブースト』の両方に登場する。『ファイヤーブースト』の敵ダンテは、メタリックパープルのシボレー・インパラ SSで現れた。

日本車が多いのはなぜ?

シリーズは、ロサンゼルスで輸入車を改造して走らせるストリートレースの世界から始まった。1作目で物語の山場になる「レース・ウォーズ」の撮影には、1,500人を超える輸入車のオーナーや愛好家が集まったという。スープラ、RX-7、エクリプス、S2000といった日本車が主役級で並んだのは、こうした改造車文化を舞台にしたからだ。『X3 TOKYO DRIFT』では、日本のドリフトそのものが物語の中心になっている。

日本車だけを集めた紹介と、手に入れやすい価格の目安は、ワイスピに登場する日本車の記事でまとめている。作品が進むとハイパーカーやスーパーカーの比重が増え、『SKY MISSION』のライカン ハイパースポーツのように、撮影で壊すために作った別の車を使った例もある。

まとめ:ワイスピの車の要点

  • シリーズを象徴するのは、ドムのダッジ・チャージャー R/T
  • ブライアンの代表車は、1作目のスープラ(A80型)と『X2』のスカイラインGT-R(R34)
  • ハンのオレンジと黒のRX-7は、VeilSideのボディキット「フォーチュン」の車
  • ドムはアメリカ製のマッスルカー、ブライアンは日本製のスポーツカー、デッカードは英国車
  • 『ファイヤーブースト』では、ダンテのインパラ SSやサイファーのデロリアン・アルファ5が登場した
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