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憂鬱な雨の日こそ楽しむ。涼しげな和菓子と雫イヤリングで気分を上げるアイデア【書評】

  • 2026.10.16

【漫画】本編を読む

うつり変わる四季のなかで、旬の食材を使ったレシピなどを楽しむキコと、マダムこと節子さんの交流を描いた漫画『季節が好きなわたしとマダム』(にいざかにいこ/KADOKAWA)。そこには、何気ない日常を豊かにするための工夫がたくさん描かれている。

「第13回料理レシピ本大賞 in Japan」コミック賞を受賞した本作。読めば思わず今すぐ料理を始めたくなってしまうはずだ。気分が乗らない雨の日は、そんな天気模様をも楽しむキコたちのアイデアを一つひとつ試してみてはいかがだろうか。

本格的な夏が訪れる前にやってくる梅雨。しとしとと雨が降り続くこの時期、気分が沈むこともあるけれど、キコは梅雨の季節を知らせる紫陽花の開花や、「パッパッ」「ピチャンピチャン」と少し窓を開けたときに聞こえる雨の日だけの特別な音を楽しんでいるようだ。

この日は、季節を楽しむのが上手な近所の友人(マダム)に会いに行く日だという。キコが手土産に用意したのは、雨の日にぴったりの涼しげな和菓子。キラキラとした見た目になるように入れる材料も工夫して…。

「彼女はこういう小さなおしゃれに気づいてくれる」と想像しながら、雨の日をイメージした雫の形をしたイヤリングをつける場面も素敵だ。

ついつい晴天ばかりに目がいくが、雨の日が特別じゃないわけではない。この回には、雨の日をどう楽しむかという発想の転換によって生まれた、今すぐにでも真似できるアイデアがいっぱいだ。さらに、キコには雨の日のスペシャル感を共有できるマダムという大切な友だちがいる。気分が乗らない雨の日は、そんな天気模様をも楽しむキコたちのアイデアをひとつ試してみてはいかがだろうか。

文=吉田あき

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