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石橋陽彩、映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』に太鼓判「何度観ても味がする作品」玉木宏は「生涯現役」を誓う

  • 2026.10.10

阿部暁子による人気青春小説をアニメーション映画化した『どこよりも遠い場所にいる君へ』の公開記念舞台挨拶が10月10日に丸の内ピカデリーで行われ、石橋陽彩、永瀬アンナ、土屋神葉、玉木宏、和田純一監督が出席した。

【写真を見る】『どこよりも遠い場所にいる君へ』の公開記念舞台挨拶の様子

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トムス・エンタテインメントがアニメーション制作を担当、「HIGH CARD」シリーズの和田純一が監督を務めた本作。豊かな自然にあふれた離島を舞台に、ある秘密を抱える男子高校生の月ヶ瀬和希(石橋)と、1974年からきたという謎の少女・七緒(永瀬)の出逢いから始まる物語を紡ぐ。

月ヶ瀬和希役の石橋陽彩
月ヶ瀬和希役の石橋陽彩

月ヶ瀬和希役の石橋は、完成作を観た時には「何度も台本を読んでいるはずなのに、涙が止まらなくなってしまった」と告白。隣で鑑賞していたという和田監督が「石橋さんの涙に泣きました」と目尻を下げるなか、石橋は「それくらいステキな作品。こんなにもたくさんのお客さんに来ていただけること、うれしく思います」と上映後の会場を見渡して感無量の面持ちを見せていた。

秋鹿七緒役の永瀬アンナ
秋鹿七緒役の永瀬アンナ

役柄との共通点を尋ねられると、石橋は「役に似ているところはあまりないんですが」と前置きしつつも、「唯一似ているのは、自分もそんなに自分の感情を表に出さないところ。あと優しいところは、似ているのかなと思ったりする」と照れ笑いを浮かべた。和希の中学時代からの友人・尾崎幹也役を演じた土屋は「僕らが親友役を演じるのは2回目。僕らは知った仲」と関係性について語りながら、「めっちゃ優しいよ」と石橋の人柄に太鼓判を押していた。

和希の中学時代からの友人・尾崎幹也役の土屋神葉
和希の中学時代からの友人・尾崎幹也役の土屋神葉

秋鹿七緒役の永瀬も、完成作を観て「最前列のど真ん中で、ポロポロ涙が出てきてしまった」とにっこり。「すごくいい作品に出演させていただけて、本当にうれしかった」としみじみと話した。収録では「石橋さんと土屋さんがツーカーの仲なので、私はどういうお芝居の距離感で近づいていけばいいかなと。自分が異邦人になったような感じでした」と続けると、石橋と土屋は「七緒みたい!ぴったり」と永瀬のチョイスしたワードに楽しそうに反応していた。

七緒を保護する高津役の玉木宏
七緒を保護する高津役の玉木宏

土屋は、演じた幹也について「強い男の子」と分析しながら、「幹也は親友を守ることを貫くために、なにも言わなかった。その選択は僕だったらできないかなと思う」と幹也の生き方に惚れ惚れ。七緒を保護する高津役を担った玉木は「僕は普段、できる限り、温厚に生きようかなと思っている」と心掛けていることを口にしつつ、高津について「わかりやすい優しさではなく、ちょっと遠目から見守っているような、俯瞰したようなところがある。すべてを知っているんだけれど、見守るような感じ」と紹介。「直接的な優しさを見せないところは、普段の僕にちょっと似ているのかなと思います」と自身との共通点を語った。

監督の和田純一
監督の和田純一

「自分が考えるキャラクター性に近い地声や佇まい、オーラを持った方を選びたいと思っていた」とキャスティングのこだわりについて語った和田監督は、「玉木さんは、“なんとかお願いします”という自分からのオーダーです。絵コンテは玉木さんに寄せる形で描いています。アフレコが終わってからフィルムを確認しても、本当によかったなと思っています」と裏話を披露していた。

「いまの自分から未来の自分に一通だけ手紙を送るなら?」
「いまの自分から未来の自分に一通だけ手紙を送るなら?」

未来の七緒から現代の和希に手紙が届くという感動のシーンにちなみ、「いまの自分から未来の自分に一通だけ手紙を送るなら、何歳の自分になにを伝えるか?」という質問に答える場面もあった。

石橋は、「30歳の自分へ。健康ですか?楽しく仕事できていますか?僕はいま、とても楽しいです。未来の僕も健康に気をつけて、楽しく生きてください。追伸、病院嫌いだと思うけど行ってね」と書いたフリップを掲げた。さらに「仕事は健康が大事」と力を込めた石橋は、「ラーメンが大好きなんですが、高校を卒業してから、ラーメンを毎日食べると体調が悪くなることに気づいた。仕事の大事さにも気づいて、最近は健康生活をしています」と食生活を見直し始めているという。永瀬は「60歳の自分へ。旅していますか?」と問いかけ、「旅にするか、旅館を経営していますか?にしようと思ったんです。温泉が好きで、自分が理想とする温泉宿を作りたい。60歳になった自分が見る景色は、いまとは違う見え方をしているかもしれない。もっと大人になっていろいろなものを目にしてから、たくさんの物事を吸収して、宿を作ってみたりしてみたい」と野望を口にしていた。

はるか先の未来の自分に思いをはせた玉木宏
はるか先の未来の自分に思いをはせた玉木宏

「35歳の神葉へ。いまもフリーですか。30歳の神葉より」とメッセージを送った土屋は、「4年くらいフリーでやっていて。声優業界のいいところは、声やお芝居がキャラクターに合っていれば、事務所に入っていなくても、『このキャラクターは土屋神葉で』と言ってもらえる」と吐露。スケジュール管理など大変なことがありつつも、「生きているという感じがします」と充実の表情を見せた。「一人だけぶっ飛んだ年齢」と笑った玉木は「102歳の自分へ。俳優やっていますか?柔術やっていますか?」とはるか先の未来の自分に思いをはせ、これには周囲も「おー!」とびっくり。玉木は「やっているわけはないんですが、それくらいやっていればギネスに載れるかなと。102歳にも理由があって、隠岐で祖父が生まれ育ち、102歳で亡くなった。ひいじいちゃんは、108歳で亡くなっている。100歳は超えるかなと勝手に思っている。いろいろと生涯現役で頑張りたい」と胸の内を明かすと、石橋や永瀬、土屋は「ステキ!」と羨望の眼差しを向けていた。

ツーカーの仲という2人!
ツーカーの仲という2人!

最後には「何度観てもおもしろい、何度観ても味がする作品」と改めて、完成作に自信をのぞかせた石橋。「メインストーリーはもちろん、一人ひとりのキャラクターにフォーカスが当てられていたり、景色や美術もきれい。伏線がいろいろと張られていたり、観れば観るほど、深すぎる、おもしろい!と言ってもらえるような作品です」とロングランを願い、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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