1. トップ
  2. おでかけ
  3. 東京・虎ノ門でバスケタリー作家・関島寿子氏の個展開催!約100点の作品を通して“編む”を考える美術展

東京・虎ノ門でバスケタリー作家・関島寿子氏の個展開催!約100点の作品を通して“編む”を考える美術展

  • 2026.10.30

菊池寛実記念 智美術館(きくちかんじつきねん ともびじゅつかん)では、11月14日(土)~2027年3月22日(月・休)の期間、植物素材でバスケタリー作品を制作する関島寿子(せきじま・ひさこ)氏の個展「関島寿子 かごについてのかご」展を開催する。

同展では、素材保護のために、会期を11月14日(土)~2027年1月11日(月・祝)の前期と、2027年1月19日(火)~3月22日(月・休)の後期に分け、約100点を展示。観覧料は、一般1,500円、大学生1,000円、高校生以下無料だ。

展覧会の見どころ

[caption id="attachment_1749040" align="aligncenter" width="562"]

『なわの記録Ⅱ/Re-cord Ⅱ』2007年 h29.0㎝[/caption]

[caption id="attachment_1749039" align="aligncenter" width="562"]

『束の間 Ⅱ/Bound to Continue Ⅱ』2008年 h20.0㎝[/caption]

バスケタリーとは籠を編む方法、またはその方法で作られたものを指す。しかし「かご」はかごでも、関島氏の作品は物を入れるための籠ではない。

素材を編む方法を編組(へんそ)ともいうが、同氏はその編組の原理に着目し、「絡める」「結ぶ」「組む」「織る」などの基本的な構築法と、植物素材が持つ多様な特性、その組み合わせによってできる造形についての思考をかたちにする。

疑問や仮説、そこからの発見を起点に展開する同氏の思考そのものが作品であり、それを造形に変換するところに技術と見どころがある。分析的な同氏の作品には、考えることの愉しさや発見に伴う感動が満ちている。

同展では、1980年代から最新作までを通し、同氏の編組造形における思考と実践を追う。

関島寿子氏について

関島寿子氏は、1944年に台湾の台南市で生まれる。1966年に津田塾大学英文科を卒業後、籐家具作家にかご作りを学ぶ。

1970年代後半に約4年間滞在したニューヨークでアメリカの工芸に出合い、そこで古来の手法を現代の表現に変える制作を目の当たりにし、テキスタイルアートとしてかごを捉える視点を得た。

そして帰国後、日本の民具を入り口に洋の東西を問わず編組による古い道具を見直し、先行する研究に学びながら、普遍的な観点で編組を捉えて思考を展開する制作スタイルを確立していく。

現在は、神奈川県横浜市にて作品を制作。多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル客員教授、金沢美術工芸大学非常勤講師も務めている。

1991年には、NHKテレビ『工房探訪・つくる「かご製作家・関島寿子」-素材が生み出すかたち-』が放送された。著書は『BASKETRY』(講談社インターナショナル)、『バスケタリーの定式』(住まいの図書館出版局)などだ。

パブリックコレクションは、石川県の国立工芸館、和歌山県立近代美術館、横浜美術館、米・ペンシルバニアのエリー美術館、英・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などで展開している。

菊池寛実記念 智美術館について

菊池寛実記念 智美術館は、現代陶芸のコレクターであった同館設立者・菊池智(とも、1923-2016)氏のコレクションを母体として、2003年に東京都港区・虎ノ門に開館した。

開館以来、陶芸の振興を目的に、現代の陶芸界に足跡を残した物故作家や現在活躍中の陶芸家の個展やグループ展を企画開催。陶芸の公募展「菊池ビエンナーレ」は、同館の主軸となる事業として2004年より隔年で開催している。

近年は、木竹工、金属、テキスタイルなど工芸全般を対象に展覧会を企画し、陶芸の枠にとどまらず現代工芸の発信に努めている。

また、建築や、工芸作品を鑑賞するために設計された展示空間も見どころだ。

工芸と現代美術の重なる領域!“編む”を考える美術展「関島寿子 かごについてのかご」を鑑賞してみては。

■関島寿子 かごについてのかご 会場:菊池寛実記念 智美術館 住所:東京都港区虎ノ門4-1-35 会期:前期 11月14日(土)~2027年1月11日(月・祝)/後期 2027年1月19日(火)~3月22日(月・休) 開館時間:11:00~18:00(入館は17:30まで) 休館日:月曜日(ただし11月23日、2027年1月11日、3月22日は開館)、11月24日(火)、12月28日(月)~1月1日(金・祝)の年末年始、1月12日(火)~18日(月)の展示替期間 詳細:https://www.musee-tomo.or.jp/assets/pdf/journal/HisakoSekijima_PressRelease02.pdf

菊池寛実記念 智美術館 HP:https://www.musee-tomo.or.jp

(Higuchi)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ