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「あと少しで終わる、残りは10万円くらいだから」借金を隠していた夫。3年分の通帳で私が気づいたこと

  • 2026.10.11

夫あてに届いた窓つきの封筒

結婚して3年ほどたったころ、夫あてに一通の封筒が届きました。

差出人は金融会社。「督促状」という文字が見えています。

私は思わず封筒を二度見しました。

結婚前、夫に借金がないか聞いたことがあります。そのとき夫は「ないよ」と笑って答えていました。

その夜、食卓で夫に封筒を差し出しました。

「ねえ、これ何?借金してるの?」

夫は一瞬目をそらし、首の後ろに手をやりました。

「あと少しで終わる、残りは10万円くらいだから」

「えっ……借金があったの?どうして黙ってたの?」

「心配かけたくなかったんだよ。もういいだろ、いちいち聞くなよ」

夫は面倒くさそうにため息をつき、テレビのほうを向きました。

でも、私には簡単に済ませられる話ではありません。

「待って。本当に残り10万円なの?」

すると夫は、いら立った声で言いました。

「独身のときに借りた120万だよ!お前には関係ないだろ」

120万円。

想像していたよりも大きな金額に、私は言葉を失いました。

夫はそこで口を閉じましたが、私は納得できませんでした。

独身時代に借りたお金だとしても、結婚してからずっと黙っていたことが引っかかったのです。

3年分の通帳に残っていた記録

翌日、私は生活費の口座の通帳を記帳し、古い通帳も引っ張り出しました。

夫の給料が振り込まれる口座で、通帳は結婚してからずっと私が預かっています。

ところが、これまで引き落としの内容をきちんと確認できていませんでした。

通帳をさかのぼると、毎月同じ日に3万円が引き落とされています。

記録は結婚した月から続いていました。

先月だけは引き落としがなく、口座の残高も足りていません。

今回の督促状は、その支払いができなかったためではないかと思いました。

その夜、私は引き落としの行に印をつけた通帳のコピーを食卓に並べました。

「これ、見て。結婚してからずっと、毎月3万円引かれてるよね」

夫は紙をのぞき込み、顔をしかめました。

「だから、独身のときの借金だって言ってるだろ」

「それは聞いたよ。でも、この3万円は生活費の口座から出てるんだよ?」

「……だから何?」

「関係ないって言ったよね。でも、私たちのお金から返してるんだから、関係なくないでしょ」

夫は黙って通帳のコピーを見つめました。

「それに、残り10万円って本当なの?もう何を信じたらいいか分からないよ」

私がそう言うと、夫は何か言いかけて、また口を閉じました。

私は用意していた家計の表を夫の前に置きました。

「これからは私が家計を管理するね。お小遣いはこの金額。返済の明細も毎月ちゃんと見せてほしい」

しばらく沈黙が続いたあと、夫は小さく頭を下げました。

「……ごめん。隠してて悪かった」

「生活費の口座のカードも渡して」

夫は財布からキャッシュカードを取り出し、食卓に置きました。

私はカードと明細をクリアファイルにしまいました。

謝ってもらったからといって、すぐに信用を取り戻せるわけではありません。

借金そのものもショックでしたが、何年も黙って返済していたことが、何よりつらかったのです。

これからは家計の数字も、お金についての話も、曖昧にしたままにしない。

そう心に決めた夜でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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