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「行くなよ、私が先に並んでるのよ」レジごとに並ぶスーパーで私を怒鳴った女性に、店員さんが返した一言

  • 2026.10.11

隣のレジから聞こえてきた怒鳴り声

夕方、幼い子どもの手を引いてスーパーで買い物をしていたときのことです。

この店は、レジごとに列を作って並ぶ方式でした。1番と2番のレジの間にはお菓子の棚があり、列に入ると隣の様子はほとんど見えません。

私は長く伸びた1番の列を避け、人の少なかった2番のレジに並びました。

しばらくして前の人の会計が終わり、ようやく私の番に。かごを持ってレジへ進もうとした、そのときです。

「行くなよ、私が先に並んでるのよ!」

突然、棚の向こうから大きな声が聞こえてきました。

驚いて一瞬足を止めましたが、まさか自分に言われているとは思いません。そのまま2番のレジ台にかごを置きました。

会計をしていると、隣の1番のレジにも、子どもを連れた30代くらいの女性が進んできました。

その女性が、棚の隙間からこちらをじっとにらんでいるのです。

もしかして、さっきの声は私に向けたものだったのでしょうか。

気になりながらも会計を済ませ、おつりを受け取りました。

「横から入ったでしょう」と詰め寄る女性

レジの先にある袋詰めの台で、子どもと一緒に買ったものを詰めていたときです。

先ほどの女性が会計を終え、かごを持ってこちらへ近づいてきました。

「ねえ、さっき横から入ったでしょう?」

「えっ? 私、2番のレジに並んでいましたけど……」

そう答えると、女性は不満そうな顔をして声を大きくしました。

「でも、私のほうが先に並んでたのよ! 空いたレジには順番に行くものでしょう?」

どうやら女性は、レジの列が一つだと思っているようでした。

「いえ、ここはレジごとに並ぶようになっていて……」

私が説明しようとしても、女性は納得してくれません。

さらに女性は、私が使っている台の前に割り込もうとして、持っていたかごで子どもの肩を押しのけたのです。

「あっ……!」

子どもはよろけて、私の足にしがみつきました。

「ちょっと、子どもが……!」

私が思わず声を上げても、女性は怒ったままです。

「店長を呼んで! こういう人にはちゃんと注意してもらわないと!」

周りのお客さんも手を止め、こちらを見ています。

横入りなんてしていないのに、なぜこんなことに。子どものことも心配で、私はすぐに言葉を返せませんでした。

すると、近くの売り場で品出しをしていた50代くらいの女性店員さんがやってきました。

「お客様、私が店長です。こちらの様子は見ていました」

女性は驚いたように店長を見ました。

店長は天井から下がっている案内の札を指さし、落ち着いた声で説明しました。

「当店はレジごとにお並びいただく決まりです。こちらのお客様は最初から2番の列に並んでいらっしゃいましたよ」

そして、私の子どもに目を向けました。

「それから、お子さんをかごで押されたところも見ていました」

女性は何も言わず、案内の札を見上げました。そして、棚で分かれている2本の列に目を向けます。

そのとき、隣で袋詰めをしていた年配の女性客も口を開きました。

「さっきから、こちらにも聞こえていましたよ」

女性は周囲を見回し、みるみる顔を赤くしました。

それ以上何も言わず、品物を急いで袋に詰めると、自分の子どもの手を引いて出口へ向かっていきました。

私はようやく、ほっと息をつきました。

すると店長が、私の子どもの前にしゃがみ、目線を合わせて優しく声をかけてくれました。

「びっくりしたね。もう大丈夫よ」

その穏やかな声を聞いて、私も少し落ち着くことができました。

自分が先に並んでいたからといって、別のレジに並んだ人を責めるのは違うはずです。

何より、子どもまで巻き込まれたことが怖く、店長がきちんと状況を説明してくれたことがありがたく感じられました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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