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34歳まで恋愛経験ゼロで何が悪い?「彼氏いないの?」が気まずかった…“世の中の普通”への違和感

  • 2026.10.5
友達からも「恋すること」を急かされる。
友達からも「恋すること」を急かされる。

SNSでソロ活や体調不良など、30代のリアルな日常を漫画で描いているみくるべさん(mikurube_manga)。なかでも34歳で初めてできた恋人との突然の別れと、そこから立ち直るまでの日々を描いた作品は、多くの読者から反響を集めた。コミックエッセイ「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」では、彼との出会いやこじらせた片思い、そして今だからこそ思うことまで、当時の心境を振り返っている。今回は、30代まで恋愛経験がなかったからこそ感じていたモヤモヤにフォーカス。友人との会話でも職場でも恋愛の話題がついて回り、みくるべさんは次第に「恋愛していない自分は、世の中の普通ではないのかもしれない」と感じるようになっていた。

「彼氏いないの?」が気まずい

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-1
「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-1
「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-2
「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-2
「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-3
「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第2話-3

34歳まで恋愛経験がなかったみくるべさんにとって、日常の中にある恋愛トークは、次第に居心地の悪いものになっていった。友人との会話では恋の悩みが話題になり、職場でも「彼氏いないの?」と聞かれる。恋愛をしている人にとっては何気ない会話でも、恋愛経験がなかったみくるべさんにとっては、聞かれるたびに気まずさを感じる質問だったという。

今回のエピソードを描くなかでも、特に「ウッ…!」となったのは、職場の人から彼氏の有無を聞かれた場面。「恋愛したことがない=性交渉の経験がないと言っているようで、気まずかったです」と振り返る。

仕事をするうえでは関係のない恋愛事情。それでも、あいさつ代わりのように恋愛について尋ねられる環境にいるうちに、みくるべさんは自分の側に問題があるような感覚を抱くようになっていった。

「恋愛していない自分は普通じゃない?」

恋愛事情を聞かれることへの気まずさだけではなく、そもそも人の恋愛話にも興味を持てず、居心地の悪さを感じていたというみくるべさん。会社に入ってから、恋愛トークが好きな人が多いことを実感した。そして、恋人がいないことが少数派だった職場環境のなかで、「恋愛していない自分は『世の中の普通』ではないのだ」と徐々に思うようになったそうだ。

みくるべさんは、中学・高校・大学と女子校だったこともあり、男性とどう話せばいいのかわからず、会話そのものに緊張していたという。「『男性だ!』と変に意識してしまって、緊張していました」と当時を振り返る。周囲が性別に関係なくどんどん仲良くなっていく一方で、自分には共通の話題も、仲良くなる方法もわからなかった。

ただ、男性相手に限らず、人と話すときはどんな場面でも緊張してしまうそうだ。「何を話そう?」と事前に考えすぎてしまい、会話が終わったあとにはどっと疲れることも。本人いわく、「考えなくてもいいことをずっと考えて自滅するタイプです(笑)」なのだという。

「人生恋愛だけじゃない!」趣味に没頭していた先に出会った人

恋愛に縁のない自分を気にしながらも、みくるべさんは「人生恋愛だけじゃない!」と趣味に没頭していた。そんなある日、SNSに届いた一通のリプライが、その後の人生を変えることになる。それが、のちに付き合うことになり、そして別れることになる彼との出会いだった。

34歳にして初めてできた恋人との恋愛は、決して順調なものではなかった。だからこそ、出会えたときの喜びも、別れたときの悲しみも、当時の自分だからこそ感じた感情も、みくるべさんは漫画に残している。「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」では、恋愛経験がなかった自分を「普通ではない」と感じてしまった日々から、初めて恋をし、失恋を経験するまでの心の動きが描かれている。

当時の気持ちを思い出しながら描くからこそ、「ウッ…!」となる瞬間もあるというみくるべさん。その一方で、過去の自分を振り返りながら、一つひとつの出来事を漫画にすることで見えてくるものもあるのかもしれない。恋愛だけが人生ではない。そう思っていた彼女のもとに届いた一通のリプライから始まった物語は、どんな結末を迎えたのか。今後の連載にも注目したい。

■取材協力:みくるべ(@mikurube_manga)

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