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彼氏「いるだけで助かるでしょ」同棲8か月、気づけば全部私→家事を書き出して彼に見せた結果

  • 2026.10.23
SHUFUFU

「結婚を前提に、一緒に暮らそう」

彼がそう言ったとき、私は本当にうれしかった。

けれど同棲を始めて8か月。週末の夜、ひとりで浴室の排水口を掃除しながら、あの言葉をふと思い出すことがある。

一緒に暮らせるようになったうれしさは、今も嘘ではない。それでも、洗い物の残った台所やいっぱいになった洗濯かごを見るたび、胸が少し重くなる。

「家事は半分こ」って言ってたよね?

付き合い始めたころ、彼はよく言っていた。

「俺、家事は得意じゃないけど、ちゃんと分担したい。一人に押しつけるのは違うと思うから」

その言葉が好きだった。対等に暮らせる人なのだと思った。

同棲を始めた最初の週は、彼も食器を洗い、ゴミを出してくれた。

ところが2週目あたりから「今日は疲れたから、明日でいい?」が増え、気づけば料理も掃除も洗濯も、ほとんど私がやるようになっていた。

ゴミの日を覚えているのも、洗剤やトイレットペーパーが切れそうだと気づくのも私。彼は頼めばやってくれることもあるけれど、頼まなければそのままだった。

そんな生活が、もう8か月続いている。

「気づかなかった」のくり返し

「洗濯物、かなりたまってるよ」

そう伝えると、彼は申し訳なさそうに眉を下げる。

「あ、ごめん。気づかなかった」

最初の頃は、「言えばやってくれるならいいか」と思っていた。

けれど、洗濯の次はゴミ。その次は食器。その次は風呂掃除。同じ「気づかなかった」が、形を変えて何度も戻ってくる。

一度、少し踏み込んで話したこともある。

「毎回、私から言わないといけないのが、ちょっときついんだよね」

彼は黙り込み、しばらくして小さな声で言った。

「そんなに不満だったんだ……。俺、そんなにひどかった?」

傷ついたような顔をされると、今度は私のほうが慌ててしまった。

「ひどいとかじゃなくて、ただもう少し一緒にやってほしいっていうか……」

気づけば、私が言い方を取り繕っていた。

話し合いたかったはずなのに、最後にはなぜか私が悪いことを言ったような気分になっていた。

「俺も家賃半分出してるし」

先月の休日、彼は自分の部屋でオンラインゲームをしていた。

私はキッチンで、朝から置かれたままの食器を洗っていた。そこへ飲み物を取りに来た彼に、「あとで洗濯物だけ取り込んでもらえる?」と頼んだ。

すると彼は笑いながら言った。

「俺も家賃半分出してるんだし、それだけでも十分助かってるでしょ」

冗談のつもりだったのかもしれない。

でも、私はスポンジを握ったまま手を止めた。

家賃は折半。それは最初から二人で決めたことだ。

私も同じだけ家賃を出している。共働きで、勤務時間にも大きな差はない。それなのに、食事を作り、洗濯をし、掃除をし、日用品の残りまで気にするのはほとんど私だった。

「家賃を払っているから、それで自分の役割は十分」

もし本気でそう思っているのだとしたら、私たちが考えている「一緒に暮らす」は、ずいぶん違うのかもしれない。

私の言い方が悪いのかな

それでも、不思議とすぐには怒れなかった。

怒るより先に、「私の伝え方が悪いのかな」「もっと上手に頼めばやってくれるのかな」と考えてしまう。

話し合おうとすると、彼は眉を寄せて「そんなに不満?」と言う。その顔を見ると、私は「責めたいわけじゃないんだけど」と言葉を弱めてしまう。

そして数日たつと、また私が先に片づけている。

「これくらいなら私がやったほうが早い」

何度そう思ったか分からない。

でも、私が早く終わらせるたびに、彼にとっては「何もしなくても家が回る」ことになる。

そう気づいてから、その言葉を自分への言い訳にするのをやめようと思った。

家事を全部、紙に書いた

ある夜、私は家の中でやっていることをノートに書き出した。

料理、食器洗い、洗濯、風呂掃除、トイレ掃除、掃除機、ゴミ出し。さらに、洗剤や日用品の補充、ゴミの日の確認、冷蔵庫の中身を見て買い物をすること。

書いてみると、思っていた以上に多かった。

その横に、今どちらがやっているかを書いた。

ほとんどの項目に、自分の名前が並んだ。

以前なら、その紙を見ても「でも彼も仕事で疲れてるし」としまい込んでいたと思う。

今回は、テーブルに置いた。

ゲームを終えて部屋から出てきた彼に言った。

「これ、一回ちゃんと話したい」

彼は紙を見て、「何これ?」と聞いた。

「今、家で誰が何をやってるか書いたの。責めるためじゃなくて、このまま結婚するなら分担を決めたい」

彼の表情が少し固くなった。

「結婚するなら、って……そこまでの話?」

私はしばらく迷ってから、うなずいた。

「私にとっては、そこまでの話だよ」

「一緒に暮らす」の意味を考え直した

その日の話し合いだけで、すべてが解決したわけではない。

彼は「そんなに負担になってると思ってなかった」と言った。私は、「気づいてほしいと思って何も言わずにやるのも、もうやめる」と伝えた。

まずは、洗濯と風呂掃除、ゴミ出しを彼の担当にすることにした。できるかどうかは、これから見ていくしかない。

ただ、ひとつだけ自分の中ではっきりしたことがある。

私は、家事を完璧に半分ずつにしたいわけではない。

忙しい時期なら、どちらかが多くやることもあるだろう。体調が悪ければ、代わりにやるのも当然だと思う。

でも、一方が何もしなくても、もう一方が黙って全部回してくれる。それを「分担」と呼ぶ生活はしたくない。

結婚を前提に一緒に暮らし始めたからこそ、ここを見ないふりにしてはいけないのだと思った。

今も、ときどき彼の「気づかなかった」は出てくる。

そのたびに私も、「じゃあ次からどうする?」と聞くようにしている。

以前のように、私の言い方が悪かったのかと先に謝うことは減った。

「一緒に暮らす」という約束は、同じ家にいることだけではない。

私は今、その意味を二人で作り直している途中だ。

さいごに

「頼めばやってくれる」と「自分から家のことを担う」は、似ているようで少し違います。

一方が家事そのものだけでなく、「何をやる必要があるか考えて、相手に頼む役」まで引き受けていると、少しずつ負担が偏っていくこともあります。

結婚を考えている相手との家事分担に違和感を覚えたとき、あなたならどの段階で話し合いますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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