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日向坂46・正源司陽子、2年ぶりセンターで得た自信「2年間の活動を見て選んでいただけたのかな」。宮地すみれは小坂菜緒に手を握られ涙「私の気持ちを察してくれて」【インタビュー】

  • 2026.9.30

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18thシングル『イチャイチャ虫』を9月30日にリリースした日向坂46。約2年ぶりに四期生の正源司陽子が表題曲センターを務める。正源司と、12thシングルぶりに“ひなた坂46”として活動し、四期生楽曲『イントロ』でセンターを務める宮地すみれにインタビュー。本作を通して、2人それぞれに生まれた新たな決意、そして卒業を発表した三期生・森本茉莉への思いを聞いた。

センターとして意識するメンバーとの関係

――正源司さんは、約2年ぶりに表題曲のセンターを務めます。センターに決まったときには、どう思いましたか?

正源司陽子さん(以下、正源司):今回は、素直にうれしいと思えました。『君はハニーデュー』で初めてセンターを務めたときは、選抜制が導入されたタイミングで、四期生は初めて表題曲に参加したので、「実力ではなく、話題性で選んでいただいたのかな」と思ってしまっていたんです。

当時の私は経験も実力も足りなくて、自分がいるポジションとのギャップを強く感じていました。でも、それからいろいろなメンバーがセンターを務める姿を近くで見てきて、当時17歳だった自分にも、もっとできることがあったんじゃないかと思いました。そんなときに、もう一度センターを任せていただけることになって。

今度はもっとグループに貢献したいですし、今回は2年間の活動を見て選んでいただけたのかなと思うと、少し自信につながりました。

――前回と比べて、センターという立場への受け止め方に変化はありますか?

正源司:全然違います。2年前の私は本当に、生まれたての小鹿みたいに震えてて(笑)。フォーメーション発表のときにも、そんな私をメンバーのみんなが抱きしめてくれました。でも今回は、「頑張れ」という言葉をかけてくれて、その温度感がありがたかったですし、私自身も少しは成長して、落ち着いて受け止められるようになったのかなと思います。

――宮地さんは、同期として正源司さんが再びセンターを務めることをどう感じていますか?

宮地すみれさん(以下、宮地):すごくうれしいです。前回は「みんなで支えなきゃ」という気持ちもあったと思うんですけど、今は陽子に対する信頼がずっと大きくなっていて。「陽子なら大丈夫」と思えますし、陽子がセンターに立つことが、日向坂46にとってプラスになると、みんなが感じていると思います。

――今回、センターとして活動するなかで、特に意識していることはありますか?

正源司:メンバーとのコミュニケーションを大切にしたいです。私は普段、音楽を聴きながら自分の世界にいることが多いんです。

でも、先輩方がご卒業されて、これからは私たちが先輩の立場になっていくことを考えたときに、今のままではいけないと感じました。同期との仲は深くなっていると思います。でもこれからは、同期だけではなく、先輩や後輩と、活動に関すること以外でもお話ししたりして、もっと一人ひとりとの関係を深めていきたいです。

――実際に、これまでとは違う行動をするようになったこともありますか?

正源司:上村ひなのさんを初めて自分からご飯に誘いました。あとは、同期がご飯に行くときにも、積極的に参加するようになったり。

宮地:最近は確かに変わったよね。この前もみんなでご飯に行くことになったら、陽子が「私も行きたい!」って来てくれて。

正源司:その日、私は早く終わっていたんですけど、みんなとご飯に行きたくて、2時間くらい待っていました(笑)。あと、空き時間に四期生のみんなでプリクラを撮りに行ったこともあって。以前だったら一人でスマホを見ていたかもしれないんですけど、「私も行く!」って参加したんです。

宮地:時間があまりなかったので、みんなで急いで撮りに行ったよね(笑)。でも陽子が、そんなふうに考えていたことは、今初めて知りました。

――そうした意識の変化は、今回のシングルからですか?

正源司:本当に今回のシングルからです。センターを任せていただいたことで、グループのことやメンバーとの関係について、今まで以上に考えるようになりました。

小坂菜緒の優しさに涙「悔しさや悲しさが全部あふれて」

――宮地さんは、清水理央さんがセンターを務めるひなた坂46の楽曲『風にキンモクセイ』に参加。ひなた坂46としての活動は12thシングルぶりになります。

宮地:前回は突然、ひなた坂46のセンターというポジションをいただいて、まだ経験が少ないなかで、いろいろなプレッシャーを感じながら走って、嵐のように過ぎ去っていった期間でした。弱いところを見せちゃいけないという気持ちもあって、今振り返ると視野が狭くなっていた部分もあったと思います。

でも、今回は清水理央ちゃんがセンターで、私は2列目の真ん中のポジションです。みんなのことを見られる位置だと思うので、自分に何ができるのかを考えながら支えていきたいです。

――選抜発表を受けたときは、どんな心境でしたか? ブログでは、涙したことも明かしていましたが…。

宮地:選抜発表はいつも時間にしてみれば一瞬ですけど、自分の名前が呼ばれるまでの時間は、ものすごく長く感じるんです。選抜メンバーとして呼ばれなかったときには、自分がそこにいないことへの悲しさがありました。

でも、最初は泣かなかったんです。自分の強がりな部分が出ちゃって。そんなとき、隣にいた小坂菜緒さんが私の気持ちを察してくれたのか、手を握ってくださって。その瞬間に、「やっぱりダメだ」って悔しさや悲しさが全部あふれて、涙が出ました。

――小坂さんは、何か言葉も掛けてくれましたか?

宮地:「すみれがひなた坂46でパフォーマンスする姿をまた見られるのもうれしい」と言ってくださって。私自身、ライブという場所をすごく大切にしてきたので、この気持ちをライブにぶつけたいです。「もっと上を目指したい」という反骨心もあって、今はすごく燃えています。

――心機一転、髪色も変えたそうですね。ブログには「今作を意味ある期間にしたい」「新しく変わりたい」という思いから決断したと書いていました。

宮地:ずっと髪色を変えてみたい気持ちはあったんですけど、これまでは「変わらないこと」に価値があると思っていて、変わらない自分を選んでいたんです。だから私にとって髪色を変えることは、単純なイメージチェンジではなくて、価値観が変わるくらい大きな決断でした。新しい自分を見せたいという思いが、皆さんにも伝わったらうれしいです。

――そして宮地さんは、四期生楽曲『イントロ』ではセンターを務めます。決まったときは、どんな気持ちでしたか?

宮地:大好きな同期のみんなと歌える、四期生曲でセンターを務めたいという気持ちは以前からあったので、すごくうれしかったです。ファンの皆さんも以前から願ってくださっていたので、一緒に見てきた夢が一つかなったような気持ちです。

――正源司さんは、宮地さんのセンターに対してどう感じていますか?

正源司:すみれの声は、かわいらしくて、純粋な乙女のような雰囲気があるんです。でも、同時に芯の強さもあって。今回の曲も、そういうすみれの魅力が出ていると思います。四期生曲をいただけることは当たり前ではないですが、私はいつか、四期生の全員がセンターを務める姿を見てみたいです。

森本茉莉の卒業を知ったのは発表直前

――今作は、卒業を発表した三期生の森本茉莉さんが参加する最後のシングルでもあります。卒業については、いつ頃聞いたのでしょうか?

宮地:卒業の発表はシングルの制作が始まるタイミングで、ご本人から卒業のお話があることが多いんですけど、今回は全く知らなくて。『ひなたフェス 2026』が中止になった後の生配信が終わってからお聞きしました。

――メンバーの皆さんも公式に発表になる直前に聞いたんですね。

宮地:そうなんです。『三期生LIVE』や(山口)陽世さんのご卒業があったり、『ひなたフェス 2026』も控えていたので、私たちの気持ちを考えてくださり、すべて終わってから伝えてくださったんだと思います。

――森本さんの卒業を知ったときは、どう思いましたか?

正源司:本当にびっくりしました。『イチャイチャ虫』のMVもすでに公開されていたので、「今回は卒業される方がいないシングルなんだ」と安心していたんです。大好きな先輩にはずっといてほしいので、やっぱり寂しいです。

でも、茉莉さんがたくさん考えて決められたことだと思うので、その決断を受け入れることも、私たちにできる恩返しの一つだと思います。だからこそ、残りの時間を大切にしたいです。

宮地:私も「まさか茉莉さんが」と驚きました。茉莉さんって、いつも明るくて、メンバーを笑わせてくださるイメージが強いと思うんです。でも、見えないところでは、後輩のことを何度も救ってくださっていて。

茉莉さん自身、研修生のときからいろいろな経験をされてきたからこそ、加入したばかりのメンバーがグループになじむ難しさを理解して、後輩をご飯に誘ってくれたり、先輩と後輩や、選抜とひなた坂46をつないでくださったりと、本当にいろいろなところで橋渡しをしてくださっていました。

私自身もたくさん支えていただいたので、卒業されるとき、茉莉さんに、日向坂46を任せられると思っていただけるように、残りの時間で少しでも恩返しをしたいです。

――卒業までに、森本さんとやっておきたいことはありますか?

正源司:茉莉さんは、私が初めて2人きりでお出かけした先輩なんです。そのときに上野動物園へパンダを見に行ったんですけど、結局見られなくて(笑)。だから、もう一度一緒にお出かけしたいです!

宮地:私は、茉莉さんにご飯をごちそうしたいです。茉莉さんとご飯に行くと、いつも絶対に払ってくださるんですよ。私がお店を予約してお会計まで済ませても、あとから絶対に返してくださったりして(笑)。

だから次こそは絶対に私がごちそうしたいです。それから、卒業までにもう一度一緒にお出かけして、思い出を作れたらいいなと思います。

取材・文=堀タツヤ、写真=干川修

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